ひとことの中に隠れる体温がこのひとときを記憶に残す 雨音が生き物の足つかまえて風が冷たく穏やかになる 呼ぶ声が日付を埋めて目を覚ます。そういう日々が始まりました 足元も見上げた空も真っ暗で浮かんだ身体風に流れる 水分を含みこすれて血がにじむ。…
遠い昔のことを思い出していた。遠い昔と言っても、10年も前ではない。それ以上昔のことは、もう覚えていない。記憶が、ごっそりと抜け落ちている。「こういう事実があった」という事は覚えているけれど、実体験としての記憶が無い。それは歴史のように客観…
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