映画観

今年見た映画(2018)

本に引き続き、映画も今年は前半しか見れなかった。後半は気持ちの余裕がなくて。今年からFilmarksで記録してたおかげで、ふりかえりは楽になっている。今年見た映画は41作品。去年の48作品からそこまで減ってはいないが、本と同様感想を書くことは減った。…

Netflixで何見ていいかわからない人へ【2018冬】

急に思い立ってNetflixばかり立て続けに見ていた。最近の作品から少し前のものまで、気軽に見れるようなものを。今外国にいるため、日本にいたときよりも見られる番組が限られている。 映画 アメイジング・スパイダーマン メン・イン・ブラック3 バスターの…

冒険物語が好きだ

今に始まったことではないが、マンガ『スプリガン』を読み返していて「そうだよこれだよ俺が好きなやつは…」と改めて実感した。中でも御神苗優の父親である御神苗隆が冒険家として登場し、アメリカインディアンに混ざって儀式を守ったりしているのは理想的な…

Netflixに追加された作品で見たいやつ

気のせいか、最近やたらと番組が追加されている気がする。特に近年見逃した映画がNetflixで見れるようになるのはありがたい。まだ見てないやつから見たやつまで紹介していこう。 サウルの息子 夜明け告げるルーのうた ダンケルク 聲の形 バキ 死刑囚編 クィ…

インドはやはりカレーなのか?「バーフバリ」ネタバレ・感想・評価

どんな流れだったか忘れたけれど、「エンドレス・ポエトリー」を見た3人で映画を見に行こうということになった。いくつかの候補の中からインド映画「バーフバリ」に決まった。正確には「バーフバリ 伝説誕生」と「バーフバリ 王の凱旋」の二本立て。連続上映…

「エンドレス・ポエトリー」見てきた #サイコマジックBOMB

チリの映画監督アレハンドロ・ホドロフスキーの「エンドレス・ポエトリー」を見てきた。京都で上映しているのは3月閉館予定の京都みなみ会館。初めて行った。すごいレトロな映画館でスクリーンは一つだけ、男子トイレと女子トイレはパーテーションで区切られ…

映画Podcast「二九歳までの地図」の話

今年の夏頃にジョギングをやろうと思って、走っている最中に持て余す暇を解消する手段をいくつか探していたところ、一つのPodcastに行き当たった。 ジョギングは続かなかったが(ネタが途切れがちなのと胃に食物が残った状態で走るのがつらかったため)、そ…

奇跡の彩りで描いた「ムーンライト」感想・評価

いつかは見たいと思っていたが、やっと見た。同年にアカデミー賞6部門受賞となったララランドとは対照的で、シンプルな彩りを結晶化したような作品だった。 ムーンライトがよかったのは、何よりもその画のきれいさ。「二九歳までの地図」でたけきさんが「ど…

相変わらず映画ばかり見ている

なにもかもほったらかして、とりあえず映画見ている。今年はあと3本ぐらい見る予定。また、年明けにホドロフスキーのエンドレスポエトリー見に行くことになった。本当に行くんだろうか。人と映画見に行くなんて今年の2月以来で、大したことじゃないんだけど…

今年見た映画(2017)

今年見た映画を数えてみたら、思ったより多かった。48作(初見以外も含む)。今年こんなに映画見ることになったのは「二九歳までの地図」の影響ですね。露骨に影響受けて見た映画は「攻殻機動隊」「リップヴァンウィンクルの花嫁」「リンダリンダリンダ」「…

連日見ていた映画など

ブレードランナー2049を見て以降、連日映画ばかり見ていた。忘れてしまいそうなので記録がてらに軽く紹介。 フランシス・ハ ダウン・バイ・ロー ギフテッド ゴッドファーザー2

現代人はなぜ、レプリカント"K"に共感するのか

※ブレードランナー2049のネタバレを含んでいます 底辺文化系トークラジオ「二十九歳までの地図」のブレードランナー2049回を聞いていて、「Kに共感する」というようなことが言われていた。ライアン・ゴズリング演じる、ブレードランナー2049の主人公K。デッ…

「ブレードランナー2049」を無料で見てきた。感想・考察

やっと見てきたブレードランナー2049。直前までどの日のどの時間に行くか決めあぐねていた。上映スケジュールを確認すると13:15と21:00の2つしかない。なんじゃこの選択肢の少なさ。上映期間が終わりつつあるということで、回数が減っているみたいだ。しかも…

映画「ライオン」を見て、子供について考える

この映画は幼い兄弟が列車から石炭を盗むところから始まる。インド郊外にある小さな町、兄弟は盗んだ石炭を店で牛乳と交換してもらい、家族へ持ち帰ってみんなで分けて飲む。父親はどうやらいないようだ。母親は石を運ぶ仕事場へ行き、兄弟は一番下の妹を寝…

「オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ」感想・評価

ジム・ジャームッシュの『オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ』を見た。この映画を知ったきっかけは現在タンジェにいらっしゃる、まなつさんの旅行記。 www.dokodeneru.com ジム・ジャームッシュといえば『ストレンジャー・ザン・パラダイス』しか見た…

「イット・フォローズ」「ライフ」「6才のボクが、大人になるまで。」感想・紹介

引き続き映画三昧の日々を送っている。わりと新しめで評価の高かった映画を、SFスリラー、ホラー、ヒューマンドラマとジャンルを問わず漁っているような見方。オチは含めず序盤のネタバレを混じえながら感想を書いていきたいと思います。 イット・フォローズ…

夏、最近映画漬け。紹介や感想を4つ

夏は暑い。しかし映画館は涼しい。映画館で映画を見る人は最近また増えている気がする。映画見ようと思ったら基本1,800円ぐらいだが、割引サービスも多い。 毎月1日 1,100円 毎月14日 1,100円(TOHOシネマズ) 毎月20日 1,100円(MOVIX) レイトショー 1,300…

「GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊(1995)」ネタバレ・感想・評価

『攻殻機動隊』を初めて見たのは、映画『マトリックス』が公開された頃だから1999年になる。当時マトリックスはめちゃくちゃ騒がれていた。そんなマトリックスが、日本のアニメに影響を受けて作られたと知る。オープニングシーンなんかはまるまるパクリとい…

映画「リンダリンダリンダ」で見たブルーハーツの力

底辺文化系トークラジオ「29歳までの地図」を聞いて、映画『リンダリンダリンダ』を見た。 映画の内容をネタバレしているため、映画を見る人はあとから聞いたほうがいい 軽音部が高校の文化祭でブルーハーツの「リンダリンダ」を歌うだけ、というシンプルな…

「君の名は。」DVDが来週出る。買うでしょ?

7月26日発売だそうだ。コレクターズ・エディションが12,000円というとんでもない値段だけど、そこに手を出す人は限られているだろう。映画館でもグッズとかあまり売れなかったって言うし。普通のDVDは3,800円、ブルーレイは4,800円だからそっちで十分かと思…

今まで見たベトナム戦争関連映画

現代を生きる人にとってソ連とか冷戦は、もうナチス・ドイツ並に歴史上の項目だろう。だからベトナム戦争にも馴染みがないと思う。僕自身もベトナム戦争の時代には生まれていなかったし、そもそも日本人だから戦争の実感はない。 狭義のベトナム戦争は1964年…

「20センチュリーウーマン」感想・評価

「20センチュリーウーマン」というタイトル どうでもいいことなんだけど、このタイトル「20センチュリーウーマン」はなんて発音されるのだろう。原題"20th century women"はトウェニィス・センチュリー・ウィミンとでも発音されるのだろうが、やっぱりこの邦…

映画「メッセージ」ネタバレ・感想・評価

岡田斗司夫による映画「メッセージ」のネタバレ配信を見て思った。これジョジョだ。 #180表 岡田斗司夫ゼミ『メッセージ』ネタバレ大解説(4.18) - ニコニコ動画 未来のことを思い出す あらかじめ決まっている運命 メイド・イン・ヘブンとの類似性 現実的に…

ラ・ラ・ランドのパロディ合戦は楽しかった

昨日ララランドを見て落ち込んでいた。YouTubeでメイキングビデオなどを見ながら傷をえぐっていたら、パロディ動画がたくさんあった。おもしろかった。ネタバレ要素も多分にあるため、本編を見ていない人は先に映画館へ足を運ぼう。 ラ・ラ・ランド in ニュ…

「ラ・ラ・ランド」ネタバレ・感想・評価

ある意味で期待を裏切られた。あれを楽しんで見れる人はなかなか強靭な精神をお持ちで、僕はああいうの堪えるし苦手だ。最初から最後までクラシックな映画だったように思う。最近あーいう古典的な映画にお目にかかる機会がめったになくて、現代映画としては…

映画「エヴァ破」ネタバレ・感想・評価

最近シンゴジラを見たこともあり、アオイホノオを読んでいたら庵野ウルトラが見たくなって、その後の勢いでエヴァ「破」を再び見返していた。エヴァ「破」を初めて見たのは、DVDになったときだから2010年。「破」を僕は肯定的に見たが、新劇エヴァの評価はだ…

「ブンミおじさんの森」感想・評価

2010年に公開されたタイの映画。エンターテインメントではなくアート要素が強かったように思う。ストーリーやメッセージなどはよくわからない抽象的なものとなっている。映画評では「驚きがある」と言われていたが、本当に驚いた。前フリがあるんだけど「あ…

恋愛映画?「この世界の片隅に」感想・評価

「君の名は。」がオカルトではなく恋愛映画だと言うなら「この世界の片隅に」こそ恋愛映画だと思った。もちろん中身は全然違う。「君の名は。」は恋愛が成就し、恋愛関係が始まるまでのオカルトであり「この世界の片隅に」は時代的に結婚から始まる恋愛だっ…

「素晴らしき日曜日」感想・評価

先日、黒澤明の映画について書いた日記にコメントが有り、「素晴らしき日曜日」という映画をおすすめしてもらった。黒澤明の映画はサムライ映画だったりシリアスな映画ばかり見ていたが、今回見た「素晴らしき日曜日」は言わば日常系だった。 どんな映画か全…

日本人だったら黒澤明ぐらい見ておこうぜ

「世界のクロサワ」です。今年の夏、京都に遊びにきたオーストリア人と映画の話をしたときも、スタンリー・キューブリックと黒澤明で盛り上がった(赤ひげと乱が好きだと言ってた)。黒澤明の映画を見ていれば、映画好きの外国人とも話題に事欠かない。しか…