今思えば

そういえば俺は面接落ちまくった経験がある。
バイトの面接でだ。当時土日入れなくて、それが落ちまくった主な
理由だったんだろうけど、それで気づいたのが、今のバイト人口は
溢れていて、人が余っている。雇われるためには人よりも秀でて
なければならないし、人と競争して勝ち抜かなければならない、
という現実であった。

人件費削減に切磋琢磨している企業は
無能な人間を雇う余裕はないし、バイトで多い接客業などにおいては
私のような暗く声が小さく表情の無い無機質な人間が
面接で軽く猫を被ってみても、同時期に受けている地で明るいやつに
もってかれるというわけだ。それはバイトに限らず、雇用の場では
常に向き合わなければならない厳しい現実であろう。

コンビニでさえ、2度落ちたことがある。
1度目は、面接に行くと、ひどく太ったおっさんが座っていて、
彼が店長であった。面接と言っても業務の説明をされて、
あとは入れる時間帯とか曜日とか、ほんとそれだけで、
これは受かったと思った。が、落ちた。

2度目は、駅と大学と繁華街の近くのコンビニで、時給が高かった。
そこの店長は、「ここは他の店と違う」ということを強調し、
かなり厳しくするといった風のことを言った。「根性あるか?」
などと聞かれて答えられなく、撃沈。

他に、カラオケに応募したときは、
「50人ぐらい応募がきてまして、新規に10人も雇えないんです」
などと、初めから諦めさせるようなことを言われた。
その中で勝ち抜けるほどの印象を持ってるわけでもなく、
普通に面接を終え、撃沈。

カラオケには他にも一件言ったことがあるが、
「履歴書使い回しでもいいですか?」などと聞いてしまって
「この店用を用意してください」と言われて即座に帰った。
まあそこは店員が走り回っていたし、ちょっと嫌だったけど。

これは全て2年ほど前の話です。我が街は学生の街でバイト激戦区、
そのうえ店は少ないということもあって、悲惨な結果を残してます。
俺自身の落ち度も多々ありですが。
っていうかだーめにーんげーんじゃーん

今日面接だったんだけど、いろいろ聞かれて、
今思えばあれはどういうことを知ろうとしてたのかと考えつくけど
時既に遅し、私は間違った答え方をしてしまった。落ちたな。

まず、お金に関して、安くてもいいとか、金額を重視していない
といった答えをしてしまったけど、あれはおそらく、
バイトしなくても困らないという風に捉えられたのではないだろうか。
つまり、もっと困っている人がいたら優先するだろうし、
仮に雇っても、簡単にやめてしまうと思われたかもしれない。
被害妄想的なあれではなく、そういうことが今までの面接であった。

そして、採用されたらいつから入れますか?という欄に、
わけもわからずあとは10日以上先を書いてしまった。
早く入れるほうが採用されるだろうそりゃあ。

あとは、流れの中でネガティブな話を挟んでしまった。
他の面接で落ちた話なんかをしてしまってアホや、わいはアホやで。

他にもあったけど忘れた。今回は応募8人で採用3人らしいから
半分以上が落ちるし、人と競って勝てる気はしないから
また次を考えておこう。

初めてのバイトでもないのに、
こんな面接一つ一つでこれだけ気を揉んでたらもちませんなあ。