どうでもいいや

夕食どきになった。その頃から既に大腸にうごめいているものの
気配を感じていた。私は夕食を暖めて、食べ始めた。

食べ物をあるていど腹に入れると、上から押し出されるように
直腸あたりがパンパンになってきて、もよおしてきた。
これはもう行くしかないと、トイレへ向かった。

トイレに入り、便座に座って、脱力したところで気づいた。
(こいつはデカい!!しかも硬い!!)
ここ数日このようなデカさのブツが続いていたが、
今日はその中でも特大級である。そして、そのでかさゆえの
危機にさしかかった。なんと、肛門よりもデカいのだ。

肛門付近で顔だけ出し、うごめくそれの大きさは
常軌を逸していた。明らかに出口よりも広いその肩幅が
わきにつっかえており、身動き取れない様子である。
(こういうのはイッキに行った方が痛くないんだよな・・・)
私は決心した。肛門が裂ける覚悟である。

勇気を振り絞って、力んだ。汗と涙と、そして血とともに
少しずつ押し出されていくブツ、サイズがサイズだけに
イッキに行くと言ってもなかなか終わってくれない。
腹の中から、ひとつの、役目を終えた臓器が出てくるように
それはゆっくりと、しかし確実に、終わりを遂げようとしていた。

私はケツを拭いた。紙は初めのうちは、血のにじんだカレー色
汚れが落ちていくと次第に、裂け口からにじむ鮮血に染まった。
役目を終え、私は立ち上がった。すこぶる心地よさだった。

水を流そうとした私の目の前にいたソレは、今まで見たことの
無いような大きさで、直立不動のままたたずんでいた。
恐れを感じたのか、私は思わず水を流した。勢いのある水で、
便器の中は渦と化し、そして水は流れ去っていった。
しかし、奴は猛然と立ちすくんでいた!!なんだこの強さは!?
言うならばゼウスか!!繰り返し水を流すが、奴は
一向に倒れる気配はない!!
(こうなったら奥の手だ・・・)
私は多量のトイレットペーパーを手に巻き取った。

マジめんどくさくてこんな時間から寝ることにしました。
おやすみ!