ジューザー

もう2日連続ですよ、連休でもないのに連休ペースが続いてしまって、いや、世間は確かに連休であって、私自身がその波に飲まれて泡ぶくぶく吹きながらいまだに岸にたどり着けず溺れている状況であります。しかし世の中の連休はもう終わっている。では私が飲まれている波ってなんだ、それは妄想というか幻に近い。蜃気楼。わあ置いてかれてるよ。

そんなわけで、「キミ、今頃何しに来たの?」的な態度を取られて汗かきながら寝ちゃって結局何もせずにぶらぶら雑誌なんか立ち読みして、「ああ、有線が無料のネット映像放送始めたんだ」「企業は経験から何かを学んだ人を採用するんだ」「ニートは家庭環境も問題視されているんだ」などと思いも余らなった、しかしどうでもいい情報にたいして心も乱されずに、ただいまーっ!!と帰ってきたらイソジンのカバが「おかえり」と挨拶してくれました。

しかし鞄を置き忘れていることに気づいて、中国人にパクられないか心配しつつも財布と免許証とシャッフルは手元にあるからパクられて困るのは俺じゃないもんばかり鞄には詰められててそのツケは結局俺に回ってくるんだけど、あまり取りに行く気にもなれなくて、今日そろそろ行って来よう。無かったら最悪、そう考えると憂鬱、たかだだ1日ぐらい放置して置けよな!!たいしたもんなんか入ってねえんだからよぉ!!本と、携帯と、なんか書類と、ティッシュとリップとガムぐらい。

マジ眠い。そう、若者を見ていると、私よりちょっと若いぐらいの若者を見ていると、実に楽しそうなんですよね、それが本心か虚飾かは別として、虚飾なんて言葉あったんだそれはいいとして、私にもそういった若者らしい楽しみを享受する権利はあるんじゃないかな、なんて、それを受け付けない体がちょっと悲しくなって、一人で夜の道を歩いていて途方も無く虚無感に襲われたりしましたとさ、めでたしめでたし。

外界を見下ろす羨望の眼差しなんて言ってしまえばまるで達観した神の視点を持っているかのようですが、私にはそんな高尚な立場や義務や志は無く、というか何も無く、明日も無く、過去も無いに等しく、今、今?今も無いんじゃね?今?俺今何やってんの?意識がはっきりしていない。生まれてからずっと頭の中だけで生きてきた人間としては、私の世界といえば頭の中だけで構成されており、外界というのは、それは別次元ではあるが、確実に干渉してくる、私の存在を脅かす敵に等しく、命を脅かす死神のような存在で、ベビーシッターさえ暴力で迎えてくれるんです。「ハローベイビー!!」

おお、もう15分たった、そう15分で書きました。おしまい。