朝だ

なんだったっけな、とても大事なことを忘れた。もう期限切れてしまった的なことだ。夢ん中でよくバイクに乗ったり車に乗ったりするのは、現実に体験できない楽しみを謳歌するといった意味合いではなく、教習のトラウマ、および、自信のなさ。たいてい上手く運転できない。

ある日俺は強制移住が行われた。大学生ぐらいの年齢だったはずだが、全寮制みたいな場所に放り込まれた。そこは天井が低くて、自分の部屋から学校のプールが見えた。マンモス校である。自分の行くべき所も全然わからなくて、中学が同じだった同級生、俺より先に入学していた同級生に案内を頼む。彼はここに来てとても良かったらしい。しかしここはありとあらゆる不可解ななしきたり、校則に溢れている。

地下では学生と教師が儀式を行っていた。足を踏み入れてしまってどう動いていいかわからずにいると、前を通る儀式の最中の先生らしき人ににらまれた。何かを唱えながら踊っている風だった。新入生ということで、先輩方からここでの生き方について、注意をいくつか与えられた。それがなんだったかは覚えていないが、とても不条理を感じさせるような内容だった。