メモ帳

この時期が来た。振幅。来るや来ないや来た。
渇いた汗んなか足引きずって淡々、べたつき不快ぬめり不快
あっきまへー空気空気くぐもった人と生活の臭いが、
もうあー夏だなあ。そのうち咳き込みそうで怖い。
虫とか死んでるし。ズボン濡れてるし。頭は寒いし。
風邪ひいたっぽい咳き込んだら痛い。水溢れる。
手つかず、憑いてるけれど歩かずランニングマシーンの如く
箱ん中で走り回る時間もありゃしねえ。時間、時間かあ
小刻みに鼓動したいですね。神のみぞ。遠い遠い、
いやあもう別世界っすよ、時代が違う時代が、
呑まれていくので干ばつしよう。行者になろう。
流そう、砂を流そう、辿り着きたい木陰に、競歩
飛ばず、飛ばさず、寝ず、顧みず、黙々、淡々、
水、飛び込みたーいがっさがっさ腕掻いて、
ただし砂、我慢もせず、痛がりもせず、ああなるほど、
間近を見過ぎていた。捕らえず、囚われず、逆らわず、
流されず、真上から真下から、全身で指先まで、
吸って吐いて、踏みしめよう。めり込むまで。
太鼓と裏声にすがろうか。虐げられし者たち。
肉体とは心であり、精神は身体である。あう。欲す、
欲しているのか、生物、遠い。何やつ。
無智も雨も勘弁。清浄で洗い流しとー筋も、菌も、濾過、
近投した頭ん中で、棚は倒れる。ぶら下がる。
一種、一糸、目覚ましの、湿気、りゅうりゅう、
見えそうで、忘れる。構えを、揺さぶられる。
後ろから脅かされる。事前に予測。予測もない。
通り抜け。迷い、痴、無意識、放出。匍匐。
うねるように寝るように踊るように決まっているように
決まりがないように駆けるように頭は難しい。
行列は、仕事である。最中にも後にも残らない。
それ自体が義務である。事務である。安価、
安全、安楽、手に入りやすい恐怖、おもむくままに、
あぐらかいて、一切を、多少の無理を頼む。
手前でやめない程度の無理を、本日、明日、後日、小動物、
津軽。岬にぶら下がる。在らず。非ず。おらず。無し。
恥、産まれる。