3年以上前の日記を読んでたら

1時になっていた。

当時の僕はよく考えていた。
人を求めなかった僕は、何もかも系統立てて自ら考え抜いて答えを捻り出していた。それを信じきっていた。
性欲を持ち合わせていなかった僕は、女性に酷く無関心でおっかないとさえ思っていた。
生活規則のなかった僕は、好き勝手に寝て起きて歩いていた。歩き慣れた情景の変化にも心動かされていた。
時間を持て余していた僕は、偶然本屋に立ち寄るだけで読みたいと思える物が5冊は見つかった。
金のなかった僕は、如何に金を費やさずに不快感を和らげるかに試行錯誤していた。金を稼ごうというのは最後の手段だった。
着飾ることを知らなかった僕は、思うことを思うままぶちまけていた。

今はもう何も浮かびません。