深夜特急を読み始めた

深夜特急〈1〉香港・マカオ (新潮文庫)

深夜特急〈1〉香港・マカオ (新潮文庫)

 

日本人バックパッカーのバイブルと呼ばれている深夜特急。僕はバックパッカーではないので、今まで読まずに遠ざけていた。

しかし、旅行界隈の書籍を探していたら、あまりに目にするこの深夜特急、さすがにバイブルといわれるだけあり、どこでも話題にされている。

ブックオフで旅行の本を買いあさってきた

最近買った本

 

本関連の話題で上の2つを取り上げた時に、その参考リンク先には両方とも出てきていた。そんなか、そんなにか、そんなに話題にしているならやはり、避けては通れない。そう思って、ついに深夜特急に手を出したのだ。

 

前にもどこかに書いた気がするけど、ガイドブックというのは時間がたつと、情勢が変わり、載っている内容に価値は無くなる。少なくとも、ガイドという役割においては。

しかしながら、旅行記については、時間が経ち、情勢が変わったとしても、その価値が薄れることはない。情報源としてではなく、純粋に本として面白く読むならば、その書かれている内容が何年も前のことで、現在と状況が変わっていてもあまり関係ない。

そしてこの深夜特急です。おもしろい。今3巻まで読んだけれど、この面白さというのはロールプレイのようだ。未知の領域に僕らを連れて行ってくれる。それも、とても身近でリアルな未知の領域へ。

 

この深夜特急の面白いところは、バックパッカーにありがちな暗い面、汚い面、ゲスい面を全面に描いたりすることなく、また、極端で非現実的な冒険活劇を描いているわけでもなく、身近で、惹きつけられるような熱情を表現している部分にあると思う。これは体験談なので、著者自身が感じたその熱情を、うまく表しているのだろう。

確かに面白い。万人受けするおもしろさ。蔵前仁一さんの明るくやわらかい感じの旅行記も好きだけど、こうやって熱情と弛緩のバランスが取れた旅行記も面白い。

 

余談だけど、この深夜特急については、僕は誰でも知っている本だと思っていた。しかし会社で話題にした時、学生時代に旅行者だった人以外は誰も知らなかった。旅行者にとっては常識でも、世間では非常識なのかもしれない。

 

深夜特急を読み終えた