昔の飛行機

僕が初めて飛行機に乗ったのは今から20年以上前の事になる。僕はまだ小学校に入る前だった。当時の飛行機は本当によく揺れた。Gがすごかったのだろう。僕は子供の頃から乗り物酔いが激しく、飛行機に乗るといつも吐いていた。当時の飛行機にはそれを見越したかのように、前のシートの後ろのスペースに必ずゲロ用袋が用意されていた。

座席についている画面

20年前だから当然前の座席に液晶なんてついていない。当時の技術では、座席ごとにモニタをつけるなんて不可能だった。代わりに何があったかというと、ラジオのような音楽を聞く装置だけ。座席に液晶がないから、緊急時の説明は全てCAが実演で見本を見せていたのだ。今でも短距離用の小さい飛行機では同じようなことをしている。
ちなみに当時はスチュワーデスと言った。トロントではフライトアテンダントしか通じなかった。キャビンアテンダントなんて言葉は無いと言われた。

座席の進化

飛行機に液晶が付きだしたのはいつ頃からだろう。パソコンで液晶が主流になりだしたのが僕が高校生の時だから、その頃はおそらくまだだと思う。大学生の頃は飛行機になんて乗る機会がなかったため、実は大人になって旅行するようになって初めて気づいたのかもしれない。いづれにせよ、技術の進化は早いもんだ。今のビジネスクラスはもうほとんど寝る体制のようなシートになっている。それは関係ないか。

当たり前のような技術の進化

オフィスなんかを思い浮かべて欲しい。働いている人ならわかると思うけれど、パソコンが無かった時代、もしくはモニタが液晶じゃなかった時代、どうやって仕事をしていたんだろう?って思わないですか。思わない業種なんてあるのか、少なくともデスクワークには無いと思う。そんなこんなで今後の20年でも世の中は大きく変わると思います。この飛行機だけをとってみても。

飛行機に乗るのがおもしろくなる本 (扶桑社文庫)

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