お酒の話

お酒と体質

僕はお酒に強くない。ビール1杯でも顔が真っ赤になる。3杯で吐いたこともある。特に、食事しながらの飲酒がよくない。食べるか飲むか、どちらかしかできない。それでも僕はお酒が好きな方だと思う。ただ酔うのが好きなだけで、味はそんなにわからない。ワインなんかは滅多に飲まない。日本酒も自分で買って飲んだことがない。よく飲んでいるのはビール、ウイスキー、焼酎など。ジンやウォッカも体に合わない。ジンは1日経っても体から抜けない。ウォッカはどうもあの燃料のような味が好きになれない。一時期カクテルを作って飲んでいたけれど、そんな理由でやめた。

ビールを飲む

ビールは結構飲む。どこにいても飲む。チェコに行った時のクルショヴィッツェというビールがおいしかった。ピルスナーウルケルよりも。ベトナムでは333というビールが安かった。インドのキングフィッシャービールはまずかった。ヨルダンではオランダのアムステルビールが出回っていた。タイではチャーンというビールが安かったけれどシンハビールを飲んでいた。カリフォルニアで飲んだキーストーンというビールは牛乳の味がした。こっちに来てからはなぜかコロナをよく飲むようになった。ブルーというビールが安いので、メインはそっち。日本にいた頃もクリアアサヒばかり飲んでいた。

ウイスキーも飲む

ウイスキーも基本的に安いのしか飲まない。よく余市をボトルで買っていた。他は普通の、ジャックダニエルとか、白州とかラフロイグとか。バーボンも安いからよく買っていた。ハーパーやアーリータイムズ。ブッカーズを一度だけ買ったことがあった。それでも5,000円ぐらいだからそんなに高くはない。こっちではカナディアンクラブしか飲んだことがない。こっちにはあまり安いお酒が売っていない。

焼酎

焼酎はよく飲んでいた。麦が好きで、神の河やいいちこは学生時代に本当によく飲んだ。実家で暮らしていた頃は、父親が4Lぐらいのペットボトルで焼酎を買っていたので、よくもらっていた。社会人になってからは店でも焼酎を頼むようになり、兼八とか佐藤とかも飲んだ。でもやはり、神の河やいいちこを買って自宅で飲んでいた。

お酒の場

よく、お酒を飲む場が好きと言う人がいるが、僕はそうではない。だからもっぱら家で飲む。正直なところ、酒の席はあまり好きじゃない。基本的に外食が苦手なので、落ち着かない。一人で静かに飲みたい。あと、甘いお酒も飲めない。お酒好きの人というのは、その二種類に分かれるのだろう。お酒を飲むことが好きない人と、お酒を飲む場が好きな人。もしくは両方。僕は前者。だから余程でなければバーで飲んだりしない。飲むためにわざわざ店に行く意味がわからない。僕のように、ただお酒を飲むだけが好きな人というのは結構少ないのではないかと思う。だいたいみんな飲みに行くこと、酔っ払うことが好きみたいだ。だから彼らは一人で飲まない。僕は一人で飲むほうが多い。

本とお酒

僕はお酒に弱いから、お酒を飲みながら本を読むことは難しい。本にはよくお酒が出てくる。ライ麦畑でつかまえてには、ハイボールやスコッチアンドソーダ、マティーニなんかが出てきていたような気がする。ティファニーで朝食をにもマティーニが出てきていたり、そのあたりは当時のアメリカで一般的な飲み物だったのだろう。今もそうなのかな。村上春樹の本にはギムレットやソルティドッグなどのカクテル、ビールも当然でてきた。ジェイズ・バーかどっかで。魔の山では黒ビールが薬として飲まれていた。レイモンドカーヴァーはアル中の話が多かった。ドストエフスキーも。本から入ったお酒、実は多い。

ライ麦畑でつかまえて (白水Uブックス)

ライ麦畑でつかまえて (白水Uブックス)