苦手な人たち

改めて書くほどのことでもないかもしれないが、人には話しやすい人、付き合いやすい人と、また反対に苦手なタイプがある。僕が苦手だなあと感じるタイプの人をまとめてみると、以下のようになった。

  • 気の利く人
  • 優しい人
  • よく喋る人
  • よく寝る人
  • 買い物が好きな人
  • 頭の悪い人

気の利く人

自分は気が利かない。気を利かせること自体を良しとしない。むしろわかっていても動きたくない。希望があるならば頼めばいいのだ。察してくれとか言う人は殿様にでもなったつもりだろうか。それがいかに相手の人格を踏みにじった態度であるか気づいているのだろうか。だから気が利く人は苦手だ。それを乗り越えた先の意図を感じる。その先にある利潤を求めているのが目に見える。

優しい人

これも同じだ。優しくされて喜んでいる人が意味わからない。その人が何故優しくするのか、考えたことがあるのだろうか。わかっている人もいると思う。わかりやすいシチュエーションだってある。中には相手のたくらみを理解した上で、それでも他人の優しさを受け入れる人もいるが、僕にはその神経が理解できない。僕はそういった、内面の願望のために外面を繕う駆け引きみたいなのが苦手だ。吐き気がする。

よく喋る人

ただ単によく喋る人が苦手だ。面白い話をするのだったらいいけれど、面白い話というのはダラダラと喋って出てくるものではなく、初めから終わりまでの流れがあり一つの話として完結したものだ。よく喋る人の話はほとんどが面白くない。話している本人が楽しいだけなのだろう。それはただのノイズだ。僕は普段全然話さないし、無音の状況に慣れているから余計にノイズが癇に障る。

よく寝る人

寝る人が苦手、というわけではない。単にいつでもどこでも寝ている人が好きじゃない。例えば、映画を見ると寝ている人。映画館やDVDで映画を見だした瞬間に寝ている人がよくいる。じゃあ見るなよ。車に乗った瞬間から寝ている人。自由か。運転手の気持ちを考えろとは言わないが、そのすぐに寝る態度には引いてしまう。いつでもどこでも寝ている人たち。僕が睡眠障害並に寝付きが悪いことからくるやっかみだろうか。

買い物が好きな人

欲しいものがあったり、それを手にする喜びというのはわからないでもないが、それは欲しい物、買う物が決まっているケースに限定される。買い物自体は好きではない。めんどくさいし、お金と物を交換する貨幣経済のシステムがあまり得意ではない。物は欲しくても、できれば何も買いたくない。ウィンドウショッピングなんかは出来ない。店で商品を見ても何がいいのかさっぱりわからず、早く立ち去りたい。だから、ダラダラと買い物を自体を楽しめる人というのは合わない。苦手である。

頭の悪い人

僕は決して頭が良くない。だから自己嫌悪というよりむしろ自己憎悪の感情に渦巻いている。自分が許せない、認められない、受けつけない。それはさておき、僕は他人に対して頭の良さは求めていない。自分の頭が良くない身で、他人に頭の良さを求めるなんてできるわけがない。そうではなく、考えない人、考えられない人が苦手だ。考えずにセンスだけで結果を出す人はもはや頭の悪い人ではない。しかし考えもせず、結果も出ない、たいていはそっちだ。動物は考えず、本能で結論を導く。人はそうではない。

僕は彼らが苦手なだけであって、彼らを名指しで批判したり批難したり罵倒したりはしない。彼らの自由な態度を尊重する。