Twitterで誰をフォローするか

ブログについて今まで何度も書いてきたけれど、最近はてブfacebookについての意見を残した。ついでにTwitterに関しても、今の時点で思うことを書いてみようと思う。

7年もTwitterやってるのか

恒例の自己紹介から。僕はTwitter暦7年目になるらしい。長いこと使ってはいるものの、facebook同様Twitterを全然使い切れていない。既に2万ツイートを超えているが、フォロワーは先日やっと300を超えた。2年ぐらい250を行ったり来たりしていた。

フォロワーのほとんどは全く知らない人で、9割9分の人と全く絡みがない。リプライしない、DMしない、ブログ見ない。それは僕が一方的にそうしているわけではなく、双方向でそういった具合だ。むしろ僕からリプライを送ったりリツイートすることは多い。自発的にしている。だからこの、フォロー・フォロワー関係の意味というのは僕にとって全く無いと言っていい。タイムラインに流れてきたものをただ読むだけで、そのためのフォロー、それはどちらかというとフィードに近い。フォローしている人が血の通った人間であり、まさにそのツイートを手書きしているという認識、印象というのが非常に希薄だ。
僕は実社会だけでなくweb上においてもコミュ障なためオンラインゲームはソロだし、ブロガーと絡むということも数年に1度あるかないかだ。それと同じことをTwitter上でもやっているだけ。Twitterは僕にとって全くコミュニケーションツールでもSNSでもない。

そんなわけで僕のツイートはまさに独り言をさえずるだけとなっている。気になったツイートがあればファボったりリツイートする。はてブを追加したりブログ更新したら連動してツイートされるようになっている。それ以外はただの独り言、全くの独り言。よくいる頭のおかしい人が何言ってるのかを可視化した感じ。中身がない上に対象がいない。
中途半端に長くなりましたが、ここまでがTwitter上の自己紹介となります。

タイムラインの中身

そんなTwitter上コミュニケーションがゼロな僕でも、ツイートを書いて発信するより他人のツイート及びリツイートを見ている時間のほうが長い。Twitterを利用していて思うのが、新しい情報の取得に関してはTwitterが何よりも早いということだ。もちろん、そのツイートした本人が現場で目撃した情報以外にもwebやテレビのように一次情報がある場合も多い。しかしそれらが自分に届く経路として、やはりTwitterが一番早いのだ。新しいwebの概念であった「欲しい情報が向こうからやってくる時代」を、Twitterほど体現したサービスは無いと思う。

使い始めて何年目からか自分の知りたい情報が、どこよりもまず一番最初にタイムラインに集まってくるようになった。これはひとえにそういうフォローを構成した結果だ。僕のフォローというのは何もニュースアカウントや情報発信アカウント、企業にて構成されているわけではない。ほぼ個人だ。それもほぼ無名の個人だ。これはほとんどのTwitter利用者がそうだと思う。むしろ知人やニュースや企業、有名人だけで構成されているタイムラインなんてのは、最近Twitterを知ってわけもわからず始めた子供か年寄りだろう。

フォローはどうやって増やしたか

どういう経緯で今のフォロー構成になったかは7年も経てば覚えていない。Twitterが日本で流行り出した7、8年前、当時はみんなTwitterをどう扱っていいのか、何が面白いサービスなのか全くわからなかった。そしてもっと前から使っていた先見の明のある人が、当時よく言っていた。

「フォローが100越えたぐらいから面白くなるから、とにかく100フォローしろ」

日本語圏において、当時はまだ利用者も限られており宣伝用ツイートなんかも少なかったため、フォローする相手をそれほど厳選する必要がなかった。その意見通りに100フォローをしたら、いくらかはフォロワーとして返ってきたりもした。その後のフォロー・フォロワーがどのように推移したかは覚えていない。しかし自分の中でフォローする相手、フォローしない相手というのを決めるルールのようなものが少しずつできあがってきた。

フォローする相手の基準

フォローする相手として一番多かったのは、やはりフォロワーだった。僕はフォローする相手をどこで探せばいいのかわからなかったため、初めははてなついったー部というグループに参加していた。そこでフォローしてくれる人や、他にもどんな経緯かわからずフォローしてくる人がいた。当初フォロワーは片っ端からフォローを返していた。そのうち明らかに邪魔というか、不快なツイートを連発する人もいたため、その方針は見直しとなった。そしてそれらのフォローは外した。

2009年より「おすすめユーザー」という機能が公式Twitterに表示されるようになった(正確には日本語版が2009年から)。おすすめユーザーが始まると、そこからフォローを開始した。フォローする前にアカウントの中身、フォロー数フォロワー数、ツイート内容などを確認し、フォローを増やしていった。この当時から今に至るまで、僕がフォローするアカウントの基準というのは変わっていない。全部が全部該当するわけではないが、

  • フォロー数、フォロワー数:100〜500前後
  • プロフィール書きがあること
  • プロフィールがアピールではないこと
  • ツイート数が極端に少なかったり多くないこと
  • ツイートの頻度が高すぎず低すぎないこと
  • ツイート内容が宣伝ばかりではないこと
  • ツイート内容がアピールではないこと
  • リツイートで埋め尽くされてないこと
  • リンク共有で埋め尽くされてないこと

そんな対象をフォローしていた。攻撃的なツイートが多い人やリプライの頻度が激しい人も対象から外していた。内容を言い出せばきりがない。そのへんは正直なんとなくだ。

フォロワーではなくフォロイー

フォロワーを増やす方法というのは僕には全くわからない。僕がフォロワーを増やすためにやったことといえば、ブログにアカウントを貼ることぐらいだ。事実全然増えていない。フォロワーに関しては自分がどうこうできるものではなく、相手が決めることだから僕はあきらめている。それよりも僕はフォローを増やしたかった。タイムラインを構成するのはフォロワーではなくフォロイーだ。そのフォローする相手をどこでどうやって見つけるか、これがいまだに解決されていない課題だ。おすすめユーザーはその後有名人ばかり表示されるようになり使い物にならなくなった。

しかも数年前からバカッターと呼ばれる人たちや、炎上対象となるような中高生やその他一般層、いわゆるレイトマジョリティっていうやつですか、その人達が身内同士のやりとりをするためにTwitterを使い出したようで、より一層フォローしたいアカウントを見つけるのが困難になってきている。誰かいい方法を知っていれば教えてください。

iPhoneと切っても切れなかったTwitter

Tweetbot 3 for Twitter (iPhone & iPod touch)

Tweetbot 3 for Twitter (iPhone & iPod touch)

  • Tapbots
  • ソーシャルネットワーキング
  • ¥500

iPhoneを持たなければこれほどTwitterを使うことにはならなかった。それほどiPhone、今となってはiPhoneを含むスマートフォンとTwitterとの親和性は高かった。

TwitterのアカウントはiPhoneを持つ前から持っていたが、iPhoneのTwitterアプリを使い始めてから利用頻度は激増した。今その瞬間に思いついたことをツイートする、というのはiPhoneとかなり相性が良かったのだ。今でもiPhoneアプリからのツイートというのがほとんどで、Macからツイートすることはかなり少ない。いつもMacにかじりついていられないし、ツイートするためにTwitterのページなりアプリケーションを待機させておくということもしない。しかしiPhoneはそうではなかった。

それを見越してか、iPhoneのTwitterアプリというのはかなり早い段階からいろんな企業や個人によってあらゆる種類のものが開発され、そのうちの一つが公式に採用されたりした。そして今なおTwitterアプリは公式よりもtweetbotやついっぷるといった他の会社が作ったものが売れ、広く利用されている。

日本においてはfacebookが、スマートフォンアプリによってケータイ層を拾い上げることによりようやく浸透した。Twitterのそれはfacebookよりもかなり前の段階から行われていた。facebookアプリに関してはその内容の複雑さ故か、他社製アプリが開発できるような環境にはなっていない。また自社アプリの開発にも相当難儀していたようで、アプリがリリースされてもすぐに広がるということはなかった。

どちらかというとfacebookはやはりラップトップ向けのサービスであり、アプリが快適になった今でもラップトップで見たほうが利用しやすい。しかしTwitterは逆だ。ツイートできる文字数も少なく作りも単純である。わざわざラップトップでブラウザを開いて見るような内容ではない。iPhoneあってのTwitterであり、TwitterあってのiPhone(スマートフォン)というのは今後も変わらないだろう。

Twitter創業物語

今回はあまり触れないが、Twitterもやはり創業物語が面白くないはずはない。Twitterが登場した当時「140文字以内でつぶやくだけ」というサービスがここまで大きくなると誰が予想しただろう。
Twitter、「史上最悪にくだらない」から上場へと駆け上がったスタートアップ - TechCrunch

ジャック・ドーシーの創業物語は読みたい。そしてジャック・ドーシーと言えば今やスクウェアリーダーの人だ。

ツイッター創業物語 金と権力、友情、そして裏切り

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