iPhone6の発表について思うこと

今北米圏に滞在しているため、アップルの発表が昼間に確認できるというのは非常に新鮮なことだ。日本にいた頃は深夜にネットにかじりついていた。そんな僕はいまだにiPhone4sを使っている。

iPhone4S

4sは思い出深い機種で、発表後すぐにスティーブ・ジョブズが亡くなった。その文字が4「for」s「Steve」(スティーブに捧げる)なんて言われたことも懐かしい。
4sでの革新、もといiOSではあるが、当時話題を読んだのはsiriだった。音声認識で案内及び補助をする秘書のようなシステムで、そのパターンの多彩さと認識精度の良さから「人工知能みたい」と言われた。スティーブがsiriに向かって「おまえは男か?女か?」と質問したところ、「性別は割り当てられておりません」と返ってきたエピソードがある。
日本では変な質問をしたり一時話題になっただけで今どうなってるかわからないけれど、こっちの人は結構みんな普通に使っている。カナダ人は車に乗った時や歩行中、明らかに電話ではなくiPhoneに話しかけている人を見るのも珍しくない。「手で入力するより速い」と思われるぐらいその精度が信用され利用されている。

iPhone5、5s、c

5に関しては液晶が長くなりホーム画面のアイコンが1列増えた。本体はスチールのフレームがなくなりアルミの筐体となって薄く、かなり軽くなった。またアップル直営のMapが搭載され、これが酷評だった。いまだに誰も使っていないんじゃないかと思う。Passbookが出来たのは5の時期だっただろうか。これも日本では全然使われていない印象。日本ではクーポン利用なども独自アプリでやっていたりする。僕はそのどちらも全く使っていなかったんだけど、こっちの人はPassbookを結構使っている。

5c、5sに関しては廉価版であるはずのcが思いの外高かったこと、それ以上に5sが高すぎて、5と同等スペックの5cが実質的に後継機なんじゃないかと思わされたぐらいだ。指紋認証が搭載され、大昔からあった富士通のモノとは出来が違った。また、AppleIDの認証にも指紋認証を使えるということでiTunesストア等も含めた周辺環境も全く違った。この機能は結構当たり前に使われていると思う。

ios7のフラットデザインなども話題を読んだ。先にWindowsPhoneのフラットが出ていたこともあり、時流に乗った猿マネみたいなことも言われていたが、マイクロソフトWindows8のフラットデザインで見事に失敗してしまったため、今やそのios7のフラットがどうとかいう文句はあまり聞かなくなった。フラットデザインはwebサイトにおいても既に流行だったため、それらに合わせたという見方をしている。デザインに関してはやはり機能という側面よりも、流行の側面のほうが強い。僕の4sも今年やっとios7にした。

iPhone6ってどうよ

僕はまだ3GSの電源を入れることもあるが、今の環境では遅すぎて使えない。対応していないアプリも多く、さすがに過去の遺物となってしまった。4sもそうなる日が近い。
そして6、6plusについての発表を見た。噂通りでかくなっていた。この5インチ前後液晶スマートフォンというのはAndroid機種では結構前から珍しくなく、僕はあまり良い印象を持っていなかった。iPhoneは従来の携帯と同様に片手で操作できるのが魅力だった。5のサイズでさえ片手で操作が難儀になると感じていたから、今回の6は尚更そそらない。

僕は5以降の機種を使ったことがないから、使いだせば慣れるのかもしれない。使ってみる前の印象が使ってから変わることはよくあるため、実際使い心地がどうなんて何も言えないが、携帯を、スマートフォンを両手で操作するってことは、さすがにちょっと、今の僕には考えられない。
しかし、それは僕の手がでかい、指が長いから思うことであって、逆に手が小さい女性なんかはiPhone4のサイズの頃から両手で使っていた。それらの人にとっては関係ない話だ。ジョブズの初代iPhoneプレゼンだって彼は両手で使用している。

残念だったのは、iPadを発表してタブレット市場を創りだしたり、siriみたいなのを最初にやったAppleが、こういった形で後追いをしていることだ。フラットデザインやでかいサイズの液晶なんて革新的でもなんでもない。後追いというか、市場に合わせることは多少仕方ないのかもしれないけれど、それらはおまけであって欲しい。前回5で指紋認証が革新だったのかどうかはわからないけれど、今回はおそらくApplePayが注目されているのだろう。これが日本のおサイフケータイとどのぐらい違うのか、今後見ものだ。
Apple - iPhone 6