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facebookやcreepは届かない想いを持ち続けた結果の産物

映画「ソーシャルネットワーク」は、冒頭で主人公マーク・ザッカーバーグが彼女に振られるところからスタートする。そして最後、映画を見た人なら知っていると思うが、別れた元彼女のfacebookをチェックして友だち申請を送ろうとするがやめたところで終わる。その頃facebookはもう5億人のユーザーを獲得しておりザックは20代にして億万長者で、まさに彼が作ったシステムを別れた彼女が利用しているぐらい、彼には手に入らないものは無い。にもかかわらず、このわびしい感じの終わり方だ。

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振られた幕開け、途中彼女との関係を修復しようと試みるが上手くいかず、一方facebookは数々の困難を乗り越え順調に世界の企業へと成長する。しかし彼自身はそのまま振られっぱなしで終わる。実際の創業物語は別の本で読みこんな感じではなかったが、この映画だけを見て考えればザックは彼女に振られ、彼女とやり直そうとしたが上手くいかずfacebookだけが残ってしまったという風に見える。そして成長したfacebookも元彼女との距離を縮めることができないまま映画は終わった。

余談だが元彼女役をしているルーニー・マーラという女優はドラゴン・タトゥーの女という映画で主演しており、全く違う役柄を演じていて驚いた。僕はそっちの映画も好きだ。原作も読んだ。映画も続編が出るという噂で待ち遠しい。

I'm a creep(僕は変人なんだ)

Radioheadのcreepという曲を知っているだろうか。日本人に人気のある曲で、音もそうだが歌詞が特に有名だ。この歌は、とても素敵な、特別な女性を前にして心ときめくが、

「but, I’m a creep(でも僕は変人だ)」

と続く歌だ。輝くばかりに素晴らしいその人と、クソである自分を対比してとてもつり合わない自分を嘆いている。

「I wish I was special, you so fucking special(僕も特別だったらいいのに。君はこんなにも素晴らしいのにね。)」

この曲が作られた経緯は知らないが、Radioheadトム・ヨークによって作詞作曲され、あとバンドのメンバーも加わっているみたいだが、Radioheadはこの曲でブレイクして世界中にその名を知らしめた。この曲がただの創作かどうかは知らないけれど、バンドとして有名になってもこの劣等感や届かない想いというのは残り続けたと思う。

こうやって見ると、双方とも全く違う分野でそれぞれ成功しているものの、本当は二人とも自分の想いを寄せていた女性に振り向いて欲しかっただけなんじゃないかと思う。想いが届かない人に対して、その距離をどうにか縮めようと必死だっただけなんじゃないか。生きていればそういうことは多々ある。どんなにモテる人で絶好調の時であっても、自分から想いを寄せる人にはなかなか振り向いてもらえないということがあるだろう。そういう気持ちが結晶となって形になったがfacebookであり、creepなのかもしれない。

パブロ・ハニー

パブロ・ハニー