写真に関する映画というのは、あまりないんじゃないかと思う。特にメインテーマとして扱っている映画は一つしか知らない。もっと写真に関する映画を見たいと思う。
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欲望
原題はBLOW UPという写真の拡大を意味するタイトルだが、なぜ邦題が「欲望」になったのだろう。この映画は正直なところ全体的によくわからない。イギリスの映画で、人気のファッションフォトグラファーが主人公であり、金も女も好き勝手に生きている。そんな様子を描いているとしか言えない。ちょい役で若き日のジェーン・バーキンも出演している。音楽はハービー・ハンコックだ。有名な映画だから、見たことはなくてもパッケージはどこかで目にしているだろう。
エレファント
これも有名な映画だ。コロンバイン高校銃乱射事件をテーマにした映画で、登場人物の一人が写真部の高校生だ。写真に触れるシーンはほとんど無い。しかしこの映画の僅かなシーン、写真を撮るシーンというのが今でも記憶に残っている。街を歩くカップルにいきなり「写真を撮らせてくれ」と話しかけ、「キスしてくれ」とカップル同士のキスを収めようとする。日本では有り得ないが、アメリカの感覚なのか、カップルは気軽に了承する。そういう雰囲気、ストリートスナップを撮る手順というのが面白かった。
存在の耐えられない軽さ
これは同名小説を映画化したものであり、主人公の女性が写真家だ。チェコの映画であり、プラハの春が出てくる。動乱のプラハを写真に収め、外国の報道機関へ送るが検閲に引っかかるシーンがある。ただし、この映画も写真をメインとした映画ではない。さらにプラハの春がメインというわけでもなさそうだ。この映画も一部では有名だから知っている人もいると思う。僕はチェコへ行く前にこの映画を見た。ブックオフに売っているのを偶然見かけた。映画としてどうだったかと言うと、やはりよくわからない。
シティ・オブ・ゴッド
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ブラジルのスラム街をかなりリアルに再現した映画だが、主人公の男の子ブスカペは写真が趣味だ。そのうち彼は新聞社でアルバイトするようになる。彼自身は暴力的ではないものの、スラムで生まれ育ったためスラムに簡単に出入りできる。ギャングのボスであるリトル・ゼという少年を幼い頃から知っており、記念撮影を撮らせてもらえた。それは新聞社の人間では怖くて立ち入れない場所だったため、彼はスラムのカメラマンとして重宝された。この映画も写真に関する話はあまり出てこない。
地雷を踏んだらサヨウナラ
時はベトナム戦争当時、カンボジアで死んだ報道写真家、一ノ瀬泰造を描いた映画だ。浅野忠信が主演で有名になった。実は僕はこの映画をまだ見ていない。どこのレンタル店にも置いていなかったのだ。youtubeで見かけたこともあるが、何を喋っているのか言葉がわからなくて断念した。僕は報道写真に興味があり(実際に撮ることはない)、ベトナム戦争やカンボジアにも興味があるから、これはいつか、なんとかして見てみたい。
写真をテーマにした映画っていうのは、やはりあまり無い。これが面白いというのがあれば教えて下さい。