ブログを見ている人と会うことになった。トロントで。

こんなことは今まで無かったし、これからも無いと思っていた。僕はtwitterなどを公開しているものの、ブログを見て僕に会おうとしてくる人などはいない。ましてや僕はカナダのトロントにいる。「ちょっと軽く飲みに行こうぜ」と言って気軽にオフに参加できる場所ではない。こっちにも日本人はたくさんおり、僕はトロントについてもよく書いているから、トロントの情報を日本語で検索して僕のブログに辿り着くことはできなくもないが、まあ超レアだろう。そんな中で今回の話だった。

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経緯としては、まず以前住んでいた家のシェアメイトからfacebookメッセンジャーでメッセージが来た。

ロハン:Hi! How are you?
僕:It's been a while.
ロハン:yes
僕:What's up?
ロハン:nothing much.

みたいなメッセージで挨拶のやりとりがあったあと、

ロハン: i want to invite u, and also there is a person who wants to meet you(うちに招待したいんだ。しかもお前に会いたいってやつがいてさ。)

会いたい人?なんだそれは。なんで俺なんだ。ロハンはその人が日本人の女だという事しか言わなかった。僕はてっきり、こっちに来たばかりで日本人の友だちが少ない人が、日本人の友だちを作りたくてアテを辿っているんだろうという程度にしか思ってなかった。

その当日、僕は遅れた。雨が降っていて外に出たくないなあと思っていたら30分遅れた。2ヶ月ぶりぐらいに(引っ越してからも何度か遊びに行ってた)前に住んでいた家を訪れたら、誰もいねえし。ロハンはその直前に仕事が入ったとかいうメッセージが来ていた。それでも家に来てくれと言われたから行ったが、リビングには人一人いない。

住んでいた頃によく一緒に行動していた日本人の住人に電話してみたら、部屋で寝ていた。彼とも2ヶ月ぐらい会っていなかったから懐かしみながらもリビングで1時間ぐらい話し、その日は帰った。その会いたいという謎の人物が誰かわからないまま。

そして今日電話がかかってきた。最初バイト先からかなと思ってトンチンカンなことを言っていたらロハンだった。そしてその会いたいと言っていた人と電話が代わられた。

「こんな事言っていいのかわからないけれど、実はブログを見ていて…」
「ええ!なんで俺ってわかったの?」

僕は当然ながらブログの話など他の住人にはしていなかった。

「家の写真が同じだったから…」

そうだ。以前住んでいた家の中や外の写真をブログに何度も載っけていた。

「私日本でライター業をやっていて、ブログ面白かったから是非一度会ってみたくて」

うわあ驚いた。こんなことってあるんだ。この人とはtwitter等で絡んだこともない。面識どころか全く知らない。僕のブログを知ったのも最近だそうだ。
僕は電車に乗って前の家まで行くのもめんどくさかったし、前回僕は30分遅れたものの、家に行って誰も居なかったこともあり「会いたいならお前が来いよ」ぐらいに思っていた。そしてブログの話なんかは、僕はかなりプライベートな事や愚痴なんかもさらけ出してしまっているため、他の人がいる前でしたくなかった。

というわけで来週の都合が良い日に、うちの近所で会うことになった。何を話せばいいやら。でも相手は日本人だし同じトロントに住んでいて、ブログを見ているならいくらでも話すことはあるだろう。そういうレアな出来事でした。