僕は2010年にヨルダンへ旅行している。その予習として中東関連の映画をいくつか見ていた。それを何かのきっかけで思い出したから、見た映画をまとめてみる。
ハート・ロッカー
この映画は確かヨルダンで撮影されていた。イラクの爆弾処理班の映画で、ひたすら爆弾処理班が爆破に巻き込まれたりしている。イラクには行かなかったが「あと何キロでイラク」みたいな道路標示は見た。
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シリアナ
これを見たのはもう少し前で、内容をあまり覚えていない。中東の石油利権に絡んだ多国間の争いの話みたいだ。僕がこの映画で印象的だったのは、2005年の映画なんだけどマット・デイモンがスマートフォンを使っていたことだった。iPhoneがアメリカで登場したのが2007年。そのずっと前からスマートフォンは一般的だった。
アルゴ
これを見たのは去年だ。これは昔の話だから、最近の中東情勢を直接描いているような映画ではない。この映画はよく出来ているなあと思った。肝心のシーンは本当に最期の最後で、そこまでの導入が長いけれど面白かった。アルマゲドンの人とは思えない。
ワールド・オブ・ライズ
これはどちらかというとハリウッドアクション映画だ。舞台が中東というだけ。これも撮影であったり内容にもヨルダンが出てきた。主演がディカプリオとラッセル・クロウ。
この映画でよく覚えているのがディカプリオが現地のアラブ人の女の子に声をかけて「あなた本当にアラビア語うまいのね」って言われているシーンだった。アラビア語うまいってかっこいいと思い、Podcastでちょっと聞いたりもした。
僕は死ぬまでに中東を見ておきたかった
ヨルダンへ行こうと思ったのは、中東で一番安全だったからだ。中東という場所はあまりにも遠すぎて、日本ともヨーロッパほど付き合いが長くないため、ほとんど知らない。知っているのは、イスラエルとアラブ諸国の間で中東戦争が続いていたこと、PLO、イスラム教国同士の間で、アラブの盟主をかけて争っていること。イラクが2度アメリカに落とされていること。911を始め、国家ではなくテロ組織が新たに力を持っていること。一体どんな場所だろう?中東と一口に言っても様々だろうが、一目見てみたい。その片鱗でも。そういう思いから僕はアラブの春が始まる1ヶ月前にアンマンからペトラ、死海を訪れていた。対岸に見えるイスラエルを見て。死海に浮かんでいると流されてイスラエルに入国してしまうことがあるという話を聞いて、このイスラムとユダヤの境界がそんな簡単に侵されることはないだろうと、そんなことを思いながら(実際にかなり距離があるから)。
ディカプリオの映画とか
僕はディカプリオのファンでは全然ないけれど、以前に書いたザ・ビーチにも主演で出ており、偶然ながら何かとディカプリオの映画を見ることがあった。ワールド・オブ・ライズ近辺の映画であれば、ブラッド・ダイヤモンドやディパーテッドなども見ている。
ブラッド・ダイヤモンドはアフリカのシエラレオネという国のダイヤ発掘をテーマにした話で中東とは全然関係ない。"TIA (This is Africa)"というフレーズを聞いてアフリカ行きてーと思った。ジャイモン・フンスーという俳優も出ており、僕はこの俳優はアミスタッドやグラディエーターでも見ているけれど、実にアフリカ顔で怒る演技などが良い。正直この映画のラストシーンであったり、映画っぽいところはあまり好きじゃない。少年兵のあたりはよかった。アフリカっぽさをもっと押して欲しかった。
ディパーテッドはディカプリオがマット・デイモン、ジャック・ニコルソンと共演しているマフィアと警察の映画。これも中東どころか全然関係ない。ただ映画の時期的に近かった。見たのもかなり前で内容もあまり覚えていないからもう一度見たい。「インファナル・アフェア」という香港映画のリメイクであり、原作も一度見てみたい。
当時はよく映画を見ていた。大学生ぐらいの頃になるのか、同じ時期にマット・デイモンの映画もよく見ていた。レインメーカーとか、ジェイソンボーンシリーズとか。グッド・ウィル・ハンティングが好きで、ロビン・ウィリアムズは惜しい。