苦手なオタクについて

関根勤が昔、言われて嬉しい言葉として「マニアックですね〜」を挙げていた。僕は関根勤も大槻ケンヂも好きな方だ。苦手なオタクではない。岡田斗司夫はよく知らない。

僕自身はどちらかというと、何にでも手を出す方だと思う。基本的に金がかかることはあまりしないけれど、どれも中途半端に手を出す。ドハマりすることはない。株も持っていたし外貨も持っている。不動産はない。大学生の頃外国文学にハマっていたけれどラノベも読んだことはある。戦争の本や宗教に関する本はいくつか読んだ。バイクに乗ってツーリングとかする。低い山だったら一人で登ったりもする。格闘技は好きだ。旅行をする。写真を撮る。アニメもたまに見る。ゲームもたまにする(iPhoneとかで)。映画は見る。音楽は聞くだけ。僕が手を出さないのは、ギターとかスケートとかボードとかサーフィンとか、そういうモテそうなもの。これは偶然興味が無いから。

見る人から見れば僕は十分オタクで、オタクから見れば全然らしい。それはただの多趣味だとか、中途半端であるとか、普通の人からすればマニアックだけど、オタクから見れば常識しか知らないとか、でも趣味のチョイスはオタクっぽいとか、何かと理由があるのだろう。

話は突然本題に入る。僕が苦手なオタクは、いわゆる「萌豚」と呼ばれる人たちの事を指す。対象はアニメでも音楽でも映画でも本でもスポーツでもアイドルでもゲームでもなんでもいいんだけど、それらを趣味の対象として扱っている分について、僕は何とも思わない。しかし、性欲を全力でぶつけている人たち。これが苦手です。僕自身はそのあたり対象としてはっきり分かれている。むしろ趣味の対象を性欲の対象として見ることはできない。同時に性欲の対象を趣味の対象として見ることもできない。AVで泣いたりしない。

それはなんだろう、例えば同級生や、同僚、同じバイト先の人と付き合ったりできないのに似ているのかもしれない。友達にはなれるけれど、付き合う話限定で言わせてもらえば、公的な場で一緒に過ごす人とは私的な時間を持つことができない。これはこれ、それはそれ。境界がはっきりしている。まあ実際例外はあったんだけど。

基本的に、やはり性欲全開にされると気持ち悪い。女の子のイラストとか萌え絵とかはやはり、隠れて見て欲しいと思う。それは僕から見て「性欲全開なのか趣味なのか区別つかない」からだ。そして、コミケなどで売買される同人誌の多くであったり、一部のアニメ、ゲームについてははっきりと性欲の対象として描かれている。それをいくら趣味だと言われても、やはりどう見ても性欲全開で気持ち悪い。なぜそれを気持ち悪がるのか、と言われたところで、やはり他人が性欲全開な姿というのは気持ち悪いのだ。それはやっている人がデブでブサイクでメガネでモテなくて汚くて臭いから、ではない。横で男性がオナニーしていれば誰であろうと気持ち悪い。そうでなくても、横で男性がアニメを見ながら性的興奮していればやはり気持ち悪いんだ。そればかりはどうしようもないと思う。