自分が書いた日記とか、書いている時は勢いに任せて書いているけれど、後で読み返してみると「なんでこんなクサいこと書いてるんだ」とか「なんでこんな気持ち悪いことかいているんだ」って思うことが多い。なんていうか、自分のやっていることというのは大抵がその気色悪いことだという自覚がある。名前を隠し、普段外じゃ言わないような日常的に思い抱いていることをインターネットという公の場にバラ撒いて、その内容が気持ち悪いとなると良い趣味ではない。あまり人に言えた趣味ではない。
「ブログを少々」
「どんな事を書かれているのですか？」
「愚痴だったり、弱音だったり、」
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ただ僕は、自分のブログを見てそう思うという事は尊重したく思う。だから気持ち悪いからといって文章を消したりせず、どうどうと気持ち悪がっている。僕の文章を読んで気持ち悪いと思う人とは共感し合えると思う。なんでそういう気持ち悪いことをするのかなあって不思議に思う。なんだろう、それはある種のかっこつけなんだろうか。だとしたら見事に失敗していると思う。ついてないから。アピールの仕方がおかしい。一体誰に好かれたいのか知らないけれど、もっと自然に、変な人のふりをするのは早くやめた方がいい。
ただ言うなれば、大半のブログの文章なんて気持ち悪いものだろう。全くそんなことはないと自信を持って言える人はいるだろうか。むしろ僕は、ある種の気持ち悪さを持ち合わせた物であってほしいと思う。ここだけの話、ネットでなければ言えないような話、そこはちょっと表の世界で公にするには後ろめたい、そういう話をweb上に載っけて欲しい。恥じらいのある話などがそれに該当するだろう。だから別にいいと思う。ただそれを僕も含め「気持ち悪っ！」って思うだけで、気持ち悪さはweb上において肯定されるべきであろう。だから僕が人の文章を見ても「気持悪りーこと書いてんなーこいつ」って思うし、僕もそう思われ続けるだろう。「え、どういう表情で書いているの？その時って、どういうつもりで書いているの？真顔なの？」って、嬉々として気持ち悪い文章を書いている姿というのはさぞや圧巻だろう。いや、なんていうかやっぱ冷静に気持ち悪いって。プロとアマの違いがあるとすれば、気持ち悪くないのがプロで、アマの間は何やっても気持ち悪いんだと思う。アマなのに？っていう気持ち悪さがやはりつきまとう。
だから僕はやはり実名でドメインとかとったりしてブログやっている人すごいと思うし、そりゃあだって人生オープンオン・ザウェブですよ。まさに。一昔前の日本では考えられなかったですよ。まあとにかく、ブログ書きのみなさんにはもっと気持ち悪い文章をたくさん書いてほしいと思います。気持ち悪い文章ほど待ち望まれている。そして僕らはそれを「まじきめー」と思いながら読む。そういうのの繰り返し。マジうざ、とか。キメーよコイツっていう、そういう文章ばかりであってほしいと思う。
