読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

短編小説の集い「のべらっくす」第6回:感想編

僕ごときが他人の文章を評価するなんておこがましいのですが、ブクマに感想を書きまくってます。それをまとめただけの今回は手抜きでいかせてもらいます。感想は一読者として思ったことを率直に書いているため、全然的はずれな内容も多いかと思います。執筆者の中で不快に思われたらどうぞ消してください。

この第6回で個人的に大賞だった、つまり一番面白かったのを2つ挙げたいと思います。

スポンサードリンク  

Letter from Kyoto大賞

桜の嘘 (第6回 短編小説の集い 参加作) - ライティング・ハイ

レベル高え…。流行や日常を取り入れているのにも関わらず、普遍的な時間の経過に対するやるせない思いと変わらない心。過去は変えられないんですよね。現在はもう変わってしまったんです。泣けるわ。

2015/04/01 07:51

ライティング・ハイさんの「桜の嘘」です。いや本当に僕なんかが評価するのもおこがましいのですが(2回目)、これはすごかった。僕が思ったのは夏目漱石の本みたいに、読んでいく途中からだんだんと本題が出てくる様子とか、日常の雰囲気の中で核心に迫れば迫るほど重くなってくる空気とか、話に入り込んでいく様子が楽しかった。テンポが変わるんですよね。過去を思い馳せるというテーマも良かった。

「花闇」 (第6回短編小説の集い 参加作) - 菅野樹のよもやま

時代物って言葉遣いだけじゃなく、その雰囲気を書くのが非常に難しい。時代物特有の境遇と行き場の無さを違和感なく表現しているあたりがすげえ。自分には絶対書けない。造詣が深いな。得意分野?

2015/04/02 13:35

これを大賞の2作目としましょう。これは単純に技巧としてすごいなと思った。書けないこれ本当に。太宰治とか芥川龍之介とか昔の文豪はみんなだいたいこういう作品を残している。今の作家は僕が読んでいないだけか。平野啓一郎とかも書いてたっけ。とにかく現代を生きる僕らがこういう生きなかった時代を違和感なく書くってすごく難しくて、バガボンドとかもどこか現代人が書いている違和感というのを感じさせるんだけど、これにはなかった。ストーリーも面白かったけどそこが一番印象的でした。

感想

みんな上手すぎるよ。話が面白い、つまらない以前にこうちゃんと相手に伝わるように文章を書けているかどうかっていうところがまず重要で、せっかく書かれている内容が良くても、それを上手く伝えきれていないとやはりどうしても「惜しい」と思ってしまう。ブログの文章とかにはよく有りがち。今回読んでいて、みなさん本当読みやすい文章を書くんだなあすげーなーとずっと思ってました。また文章が一部読みにくかったとしても内容でカバーされ圧倒されて結果作品としてすごいものもあったり、自分の書いた物を同じ棚に並べて公開するのが恥ずかしかったです。それでは各作品の感想ブコメを貼って終わりたいと思います。

神様のバカ - 金田んち

ミステリ的な要素も面白かったし、軽快な雰囲気も読みやすい。なるほど出版シリーズとして書いて欲しいぐらい。続きというよりは別の章も読みたい。

2015/04/01 06:54
マドレーヌのように ―【第6回】短編小説の集い― - 本の覚書

この何とも言えない感じ。意味とかは僕には全然わからなかったけれど、その話の流れと雰囲気を楽しんだ。後日解説が書かれるとしたら読んでみたい。

2015/04/01 06:56
【創作】桜の季節に舞う粉は──のべらっくす第6回 - ちーさんのイイネあつめ

途中までずっと桜のことを忘れていたぐらい話に引き込まれていた。オチがあるんだろうなと思わせつつも先の展開が全然読めない。それが読み進めていくうちに開けていく、まるで鈴子本人の気持ちで読めて爽快だった。

2015/04/01 06:57
『桜の花』 - バンビのあくび

伏線の回収というほど露骨ではない形で自然に謎が明らかになっていく導入と過程があり、それが子供の視点に合致していて良かった。子供ならではの純真無垢さも心地良い。どうでもいいけど正直名前が読めなかった。

2015/04/01 08:26
卒業 —【第6回】短編小説の集い— - 書くよ。

すげえ、ドキュメンタリーみたいだ。内心のパニック感、気の動転してる様子と、外側の冷静に見える淡々とした態度が両立しているあたり、各所で自然に表現されていて、実にリアリティがある。

2015/04/01 09:00
桜の木の下の世界 - 平熱オフビート

この怖さはホラーというより狂気の怖さ。前後関係、背景、顛末、いろいろなことが気になるけれどここでは語られず、想像することさえ野暮で、完結している。詩だな。言葉を用いた旋律、楽曲のようだ。

2015/04/01 23:30
第6回短編小説の集い「ブルーミンシンドローム」 - nerumae

正直蓮コラを思い出してグロテスクだなあと思っていました。でもそういう空気は全く流れていない。少しづつ暖かくなる季節と、それに抗うように先に満開になってしまう桜。現実から目を背けたい季節です。

2015/04/02 06:54
「願い桜」(第6回短編小説の集い 参加作) - 空想少年通信

失踪を扱ったテーマが個人的に好きだったりする。安部公房の燃え尽きた地図のようであり、村上春樹のスプートニクの恋人のようでもある。でもこの作品では他の誰もが気付いていない。残された手紙と叶えられた願い。

2015/04/02 13:10 
桜の咲く季節にわたしは噛むということ――のべらっくす【第6回】短編小説の集い - 日々我れ

ハムスターを飼ったことがない僕にも伝わる日常的なハムスター的視点と特性、できあがった世界観が面白い。頬袋って一時収納だったんだ。ずっと貯めこむと思っていた。円盤?円盤って何だ!

2015/04/02 23:22
『桜の少女』 - さらさら録

あまりにも自分の世界から遠すぎて感情移入は無理だったものの、遠くから眺めている感じでした。ああ、世の中にはこういう世界もあるんだろうなあと思いつつ。それにしても遠い、普通の人達。

2015/04/02 23:57
『桜の花になれなかった人のために』 - K Diary

とにかくロックだ!!僕の頭の中には何故か着流し姿でギターを掻き鳴らす和製パンカーが桜の下で歌っている歌詞のようにさえ聞こえた。幻in my blood!

2015/04/03 00:19
第六回短編小説の集い 出品作品「秘密の場所」桜の物語です。 - 池波正太郎をめざして

非日常的な桜の下で、日常的な男女のすれ違いが繰り広げられている。NHKのドラマにありそうなシーンで、何時の世も、どこにいたってお互いの思惑というのはうまく一致しないもんだなあ。

2015/04/03 06:25
蕾 - 【第6回】短編小説の集い - このはなブログ

ほのぼのとした風景の中に潜む感情が、表に出ずとも確実に二人を蝕んでいる。あと少しだけ、今までみたいにこうやってられたらいいのになあ。ひた隠しにしつつも諸行無常を感じざるを得ない。

2015/04/03 06:37
祝♡初☆短編小説投稿作品! - 女生徒亭日常

もちろん僕には共感できなかったけれど、若さゆえの万能感と共存する無知、苛立ち、内側では膨れ上がっている感情がどこにも踏み出せない様子を瑞々しく感じました。

2015/04/03 06:29
のべらっくす【第4回】短編小説の集い サクラの散る日 - ファンタジー頭へようこそ!

これもある種の時代物と言えます。各所にそのヒントが伺えるように書かれている。西の都と言っているあたり、大政奉還前だろうか。時代特有の価値観とそれに翻弄され、悩む人々を見事に表現されている。

2015/04/04 23:33
桜の木の闇の奥 - あざなえるなわのごとし

今回のお題で死体ネタは一番多かったんじゃないでしょうか。みんな死体大好きですね。同じ死体を扱うにしたって皆さんの個性でバラバラの話になっています。こちらは花見中の雑談、小話的なエピソード。

2015/04/05 01:13
刹那に散りゆく定めと知りて - OK 余裕

数少ないコメディの一作。流れるような話の展開と各所に挟み込まれた小ネタの数々。「走らなあかん、夜明けまで」という映画を思い出します。続きが読みたい。

2015/04/05 01:23
『女子校生三人が鴨川で花見』/ 第6回短編小説の集い - お天気ぶらぶら

3人が出てくるマンガあるんですよね。この話もイントロダクションみたいで今までやこれからの展開があるんだろうなと思います。3人組の女子高生が気になったらwebマンガの方へ!

2015/04/05 01:34 
菩薩桜 ― 【第6回】短編小説の集い 投稿作品 - ごくまトリックス

意外と多かった時代物3作目です。こちらも日本昔ばなしを彷彿とさせる語り口調と話の展開。桜は女性の象徴なのか、それも儚い幸薄の女性がいつも登場するように思います。そんな夢物語。

2015/04/05 02:05
鉄板の上の花見 -短編小説の集い宣伝- - 無要の葉

SFだ!SF作品はこれ以外に見当たりませんでした。幾度の世界大戦を乗り越え、ロボットが実用化されている時代、文化の保存を目的として行事のような花見が行われている傍ら、屋台で焼きそばを売る元軍人

2015/04/05 02:11

第6回に関してはこれで全て網羅しているはずですが、抜けがあって、もし僕の感想がほしいなんて人がいたら声かけてください。一応自分が書いたのはこれです。