後ろ向きな理由から日本を出た人は、その後ろめたさからあまり声を大にしないのではないか?

そもそも僕はあまり人のブログを読んでおらず、どちらかと言うとはてブや増田を見ていることのほうが多いため、後ろ向きな発言の多くはそこで目にしているのだろう。日本語情報を取得するためにネットを検索すると、外国に関する情報、僕が探していたりする情報を得る際にあまり暗い意見を目にしない。問題やトラブル、注意喚起というのはあったとしても、精神的にはやたらと前向きであったり積極的であったり明るかったり、そういうのをよく見かける。そこには僕が普段見ているwebの世界との差を感じてしまう。皆が皆、明るく元気で前向き、住む世界が違う。webに限って言えば、僕はずっと逆の姿を見てきた。鬱、孤独、自殺の三拍子揃っているのが僕にとってのネット界隈でありオンラインだった。僕自身もいまだにそのあたりを漂っているが、外国関連に至ってはそういった後ろ向きな姿を見かけることがまずない。

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観測範囲が狭いことは間違いないと思う。探せばそんな人だっていくらでもいるだろう。インターネットといえば社会の闇だった時代はもう遠い昔だということも知っている。もしかすると単にそういう人が目立っていないだけだろうか。でもはてブなんかだと暗い文章はやたらとピックアップされている。目立ってもいいものだ。だったらやはり、絶対数が少ないんじゃないかと思えてきた。果たして、日本を出ている人は皆、世界に羽ばたいているのだろうか。生きることや世の中に対して明るく元気で前向きなのだろうか。僕のように国外にいながらも陰鬱で落ち込んで絶望している人は、あまりいないのか。絶対数が少ないというのは人としての数ではなく、web上で公開している人の数が少ないんじゃないか。さて、どうなのだろう。

後ろ向きな理由でわざわざ日本を出て、それでも何も得られなかった人が、webで一体何を発信するのだとも思える。「やっぱりどこ行ってもダメなもんはダメ」って言う人がいてもいいとは思うんだけど、それをあえて発言する意味はないとも言える。みんな本当に上手くいっているのだろうか。それとも後ろめたくて口に出せないだけなのだろうか。しかしワーキングホリデーに関して言えば、ただ1年間遊んだだけで何も得られずに何の成果も出せずに帰ってきた、という人の方がどちらかというと大多数で一般的だったりする。主観的にも客観的にも。僕なんか初めから目標も目的もなく、強いて言えば永住権なんかは早々に諦め、他に旅行ぐらいしかすることがなかったから何も得られなくて当然で、今までにない経験というのは確かにあったけれど特別楽しかったということもなく、カナダという地に在住しながらろくでもない日々を送っていた。夢も希望もない話だがそれが現実だ。

例えば、これはニューヨークに住んでいた友人の話だけど、ニューヨークにいた日本人はその大半がろくでもなかったと言う。アメリカは就労ビザを取ることが難しく、そこにいた日本人はほぼみな違法で働いていた。違法就労はアメリカに限らずどこでもすごく簡単なのだそうだ。夢を持ってニューヨークに来たのか、それとも何かから逃げてきたのか知らないけれど、長く留まっていればいるほど、だいたいがろくでもない人だったらしい。まだ日本にいる人の方がましだと言っていた。そういう現実っていうのは僕は全然知らず、彼もニューヨークに住むまで知らなかったそうだ。そういう話っていうのは検索なんかすればたくさん出てくるんだろうけれど、あえて調べないと目につかない話だったりするのだろう。やはり目につく多くの海外在住者は、明るく前向きで、夢を語っているか、もしくは成功への道を歩んでいる。そして大多数の現実はその裏側に隠れている。