土曜の日記

写真を撮っていて話しかけられたこと

前の会社の同期の結婚式などで、僕もカメラを持参して写真を撮っていた。その時は調子に乗ってプロの結婚披露宴写真屋に並んで「こっちおねがいしまーす」とか言って笑われてたから目立っていたのかもしれない。二次会で披露宴に来ていた全然知らない人に話しかけられた。

「そのカメラかわいいですね。一眼ですよね?加工とかできるんですか?」

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「これですか、一眼じゃないですよ。加工はできないです。RAWで撮っているから後で現像するんです」

「私今一眼欲しくて、加工とかできるの何かいいのありませんか?詳しいですよね?それみたいなかわいいのが欲しいんですけど」

「さあ、Penでいいんじゃないですか」

話終わりました。こいつ何がしたかったんだ。こういうの他にも2回ぐらいあった。「はぁ?知るかよ!」って言わなかっただけ僕は丸くなったと思う。ああでも「え?」とかは言ってたかもしれない。俺に何を期待してんだよ。「どういったものをお探しですか?」とか言うわけないだろ、ビックカメラ行けよビックカメラ。ヨドバシでもいいよ。絶対俺より詳しいから。コミュ障の俺に聞いたってそんな返ししかしないよ。そもそも俺一眼持ったことないから何も知らないし、加工とか全部Lightroomでやるからカメラで加工とか昔持ってたPenしか知らないんで。

俺のカメラが気になったのなら「それなんていうカメラなんですか?どこのカメラですか?写りはどんな感じですか?」ぐらい聞いてみろよ。結局テメーはテメーがカメラ購入にあたって欲しいお得便利情報を赤の他人である俺からヨドバシの店員に尋ねるかのごとく得ようとしていただけだろうが、あいにく俺はカメラ屋の店員じゃねえんだよ、自分で調べやがれ。とは言わなかった。そんなに怒っていたわけじゃないから。

ていうかさ、カメラだけじゃなくてパソコンとかスマートフォンとか、何でもそうだけど買う前に自分で調べろよ。その程度の事も知らないまま買うなって。いや、買ってもいいんだけどさ。俺だって初めてPenLite買った時は何も知らずにただ「白いから」っていう理由だけで買ったし、でもすぐ質問とか壊れたとか言うのやめよ?冷蔵庫や洗濯機じゃないんだからさ。自分が欲しくて買ってるんでしょ?もうガラケーでいいじゃんガラケーで。日本人だけITに疎すぎてガラケー回帰っていう世界でも稀に見る珍現象が起こってるらしいからさ、自分も認めちゃいなよ。その枠に収まるって。話が逸れました。

カメラは入門編としてとりあえず見た目からPenとか買っときゃいいと思います。どうせ貴様らみたいな連中はオリンパスの不正なんてどうでもいいでしょ?俺は絶対に忘れない。オリンパスのような社会悪の利益になるようなことは絶対にしない。

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イタリア人の話

同室のイタリア人がオーストラリアでアスファルトの工事のバイトをやっていた時、30分置きぐらいでタバコ休憩をする同僚や"take it easy"(気楽に行こうぜ)が口癖のボスなどに囲まれて、仕事はクソだったけどすごく楽な職場だったという話をしていた。それを聞いて僕は

「それってまるでイタリア人みたいだな」

と言ったら、反論された。

「それは違う。それはステレオタイプであって事実ではない。僕たちイタリア人は実際残業するし終わるまで帰ることができない。収入が少ないから掛け持ちで働いたりもする。」

それを聞いて僕が思ったのは、

「まるで日本人みたいだな」

という言葉だった。彼も

「そうだな、その通りだ」

と答えていた。ちなみに彼はヴェネツィアの近く出身だそうだ。地域によって多少差はあるだろう。彼は毎朝5時に起きて職場に向かい、夜7時頃に帰ってくる。土日働いていることも多い。僕はまだバイト探し中で毎日ダラダラしている。ステレオタイプのイタリア人と日本人、現実は全く逆だ。ただ女好きっぽいのはステレオタイプ通りだった。

大学の先生にイタリア人の講師がいて、彼はムッソリーニの本を出したりもしていたんだけど彼いわく

「イタリアの大学生は真面目で日本の大学生はクソ」

こんな求人を見たい

求める人材

  • 良識のある人
  • 落ち着きのある人
  • 理性的な人
  • マナーを守れる人
  • 時間を守れる人

求めない人材

  • 元気で体力のある人
  • やる気のある人
  • コミュニケーション能力の高い人

他に何があるだろう?求人で絶対見かけない言葉。面白い人たちが集まりそう。バイトレベルの文言だけど、基本的に世の中ではこの逆のケースで人が求められている。僕にはそれがあまり理解し難い。おそらく大多数の人が明るく元気でハキハキして優しくて愛想が良くて親しみやすい人に心を許すから、商売する上でそのほうが有利となり求められるのだろう。特に短時間の表面的な付き合いが重要になってくる場面において、そういう上辺だけの親しみやすさがかなり有効になってくる。

よく、服屋の店員ウザいっていう意見があるけれど、おそらく大多数の消費者たちはそんなことを気にしない。声をかけられ、流行りものを勧められ、「お似合いですよー」と褒められ、手軽に気持ちよくありきたりの物を購入することを望んでいる。挙句の果てに常連になって店員と友達になったり飲みに行ったりまでする始末。「服屋の店員ウザい」は一部の声が集まっただけであり、そんなことを気にしない大多数が購買層としてのターゲットであって、一部の人にとってウザい販売手法が決して失敗しているわけではない。一部の人があの手法にどう感じようと、そもそもマーケットの対象外だ。

自分は外面がいい人を警戒するから、明らかにマーケットの対象外側の人間だと言える。明るく元気でフレンドリーで中身スッカラカンの人より、感情の起伏が乏しく物静かで落ち着いて受け答えもコミュニケーションも曖昧だけど、嘘偽り手抜きのない仕事を期日までにする人の方がやはり信頼できる。そこに個性や面白味がなかったとしても。これは何も上から目線の話ではなく、共同で何かをする時だったり物事を決める時だったり、人との付き合い方において共通する。ここが食い違ったり装ったり偽ったりすると、関係を築くのに時間が掛かる。もしくはその前に潰えてしまう。僕はあの、接客で用いられる嘘の笑顔ほど嫌いなものはない。ネガティブであろうが無愛想であろうが、自分に正直であってくれる人に好感を抱く。ただうるさい人が苦手とかそういうのはあるけど。あと、僕の親類や友人には体育会系の人が多いから、育った環境はあまり関係ない。