はてな題詠「短歌の目」9月の感想と振り返り(前)

数が多いため一部だけなんとなくピックアップ。感想っていうか今回は返歌してみました。

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9. 飽き

飽き性の私を君は不安がる 君は毎日驚かすのに

よく人に飽きられるからわかるけど、そう思うのも最初だけだよ。

5.葉

終電の座席の上に所在なく 置いていかれた本は葉隠

丸坊主、詰め襟、メガネ、背が高く痩せた男はテロリストかな?

7.転

空高く日は短くなる なにもない昼の歩道で転倒をした

俺、それを横で見ていた。何食わぬ顔で素通りしかけて転けた。

5.葉

葉脈が光と化してつつましく羊歯のピアスがゆれるゆられる

その漢字読めなくて、歯の形したピアスを耳に想像してた。

2.おい

あなたの手足に唇耳の裏爪の先まで全部おいしい

台無しなイメージ思い浮かべたわ…『人肉マニア!変態博士!』

8.舌

いつだって火傷している猫舌は熱々とろとろ我慢できない

あれさ、舌以外の部分でも火傷する温度だと思うんだけど。

8.舌

「正直も度を越したなら毒です」と 二枚目の舌処方されたの

知っててもどうにもならない性分で、いつまでたっても口下手なまま

2.おい

「おい!」なんて呼んでも返事しませんよ。あとね「オマエ」もあまり良くない…

知り合いの人は、兄貴を呼ぶ時に「あいつ」呼ばわり。親の前でも。

めんどくさくなってきたので前編終了。

感想

水なし一錠多すぎやろ。そんなにメジャーなの?薬あまり飲まないから知らなかった。自転車も意外と多かった。

振り返り

1.一錠

一回分一錠飲んだ。効かなくてもう二錠飲み足が震えた。

最初瓶底の一錠をイメージしていたけれど語呂が悪くて過剰摂取にしてみた。

2.おい

怖いから逃げるのに、おいかけてくる犬の習性なんとかならない?

これは手抜き。すごく雑な感想。子供の頃は犬恐怖症でした。基本的に動物嫌いです。

3.ウーパールーパー

神妙に手を合わせる子。板の文字“ウーパールーパー”名前つけろよ。

これは最初からイメージ思い浮かんでいたけれど墓標の文字とかそういうの考えていたら無理だった。ウーパールーパー8文字の時点で無理がある。

4.マッチ

「ライターは持ってないけど」点けられたマッチ「ほら、この匂いが好きで」

語呂合わせとしては今回一番頑張ったで賞。日雇いバイトしている時に実際にこういう人が居たのを思い出して詠んだ。ガスライター嫌いなんだって。

5.葉

公園の一人遊びと言うけれど、葉を踏みしめているだけだよね

これもちょっと手抜きというか雑。「言うけれど」とか「いるだけだよね」で文字数稼ぐと中身が伴わない。最初は枯れ葉を踏む音がなんとかとか考えていたけれど上手く落とし込めなかった。

6.月

いつも夜ベランダにいて月ばかり写真撮ってる(帰りたいのか?)

ストレートに月を使おうと思ったら最近自分が月の写真を撮っていたのを思い出して採用した。私はルナリアンではないです。

7.転

きみの手を強くつかまえ転けそうになったところで引き戻される

これ、大人と子供が手をつないでいて子供がはしゃいで転けそうになった時に大人に引き上げられている状況、伝わります?

8.舌

「舌痛い。よく見て?」と口開けて待つ無邪気な人の傷を味わう。

これも実話。最後の方は実話ではない。大学生の時にバイト先にいた女の子が「舌癌かもしれない、見てくれない?」って舌をべーっと出してきてたじろいだ。

9.飽き

いつまでも飽きずに同じことばかり続ける人のコツが知りたい。

「いつまでも」とか「ばかり」とか使って文字数稼ぐのはあまりよろしくない。なんとなく手抜き歌。普段から飽き性な自分は飽きって意外と思いつかない。

10.【枕詞】うつせみの

うつせみの侘びしさを身に携えて面に出さぬ人の多さよ

空蝉のって意味知らなかったから調べたよ。そこからは即興。「たずさえる」とか「多さよ」が現代語でマッチしていない。

今回の歌はここで喋った内容を意識して詠んでみた。4.マッチとか。

返歌は気が向いたら中編後編と続きを詠んでいきたい。