この鬱屈を説明できない

説明できないものを何とか書き出そうとしている。気分がすぐれない。今日は休日で、明日も休みで、仕事がどうとかそういう理由ではないだろう。孤独で塞ぎこんでいるとか、逆に人間関係に疲れたとかそういうのも思いつかない。そういう外からの要因ではないと思われる。もしかすると、外で起こった出来事の何かが無意識に気分に悪影響を及ぼしている可能性はある。自覚や心あたりがないだけで。今日何があったかというと、朝からパリの騒動のニュースを見ており、気温は37℃で暑すぎてクーラーをつけ、同居人と会話をしたり、昼間から寝たりビールを飲んだり、近隣一体で停電があったり、どれもこれも気分を著しく低下させるほどのことではない。病は気からというが、その逆も大いにある。気は病から。どこか悪いのだろうか。どこか見えないところが悪いというのは有り得るものの、今のところ見当たらない。少し風邪気味だけどその程度のことは日常的にある。

内面的な何かが原因かもしれない。不安だろうか。無能感だろうか。無常観だろうか。そういうものは今までにもずっと抱き続けてきたはずだ。どれもこれも、ずっと前から自分の中に大切にしてきたものだ。今の自分を形作っているものと言える。それで今更鬱屈するなんてことは、あるとも言えるし無いとも言える。僕は変化に弱いけど、何かさしあたって大きな変化があったかというと、それも無い。何もない。何もないのが原因だろうか。何一つ得ること無く、学ぶことも無く、見つかることも無く、時間だけが刻々と過ぎている。そういうものが重なり合い、自らをより下へ下へと落としているのだろうか。

一体どうしたというのだろう。今に始まったことではないとも言えるし、同時に今絶頂を迎えているとも言える。何か、溜まりに溜まったものが具体的に出てきているのだろうか。そういうこともあるかもしれない。そういうこともあるかもしれないと言ってしまえばきりがない。これだけ色々浮かべてみても、これといった心当たりがない。全てが原因だとも言えるし、全てが無関係だとも言える。原因を探り、取り除けば解決できるという類のものでもないかもしれない。そう思ってこの気分を言葉で表そうとしてみても、うまくいかない。