読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

3日目 コルドバへ

前回の続き

グラナダからコルドバまではバスで4時間ぐらいかかる。僕らが乗ったバスはALSAという会社のもので、スペイン全土を走っている。グラナダ、コルドバ間は€7からと安いが、バスの時間によって値段が違ったり満席になったりすることもあるため、乗るなら事前にネットで予約しておいたほうがいいかもしれない。当日券を買う客も多かった。グラナダのバスターミナルは1日目の日記に書いたEstación de autobuses de Granadaという場所であり、市街地からは少し離れているためバスターミナルへは市内のバスで向かった。時間にして15分ほど、値段は€1.2。北へ向かうSN1かSN2に乗ればバスターミナルへ行くことができる。

f:id:kkzy9:20160306020608j:plain

SN1のバス

f:id:kkzy9:20160306020642j:plain

Estación de autobuses de Granada

f:id:kkzy9:20160306020703j:plain

長距離バスの当日券を買う人たち

http://www.transportesrober.com/images/planos/planolc.jpg

グラナダ市街地、バスの路線図

スポンサードリンク  

コルドバへ向かうバスは11時発だった。僕らはホステルの近くにある昨日行ったのとは違ったカフェテリアで朝食をとり、ホステルをチェックアウトしたあとバスターミナルへ向かった。バスのチケットはネットで買っていたから予約票を印刷して用意していた。長距離バスだからトイレがついていた。あまりきれいではなく、トイレ近くのシートに座ると少し臭った。このバスは自由席だったが、同じALSAのバスでも指定席の場合がある。バスに揺られて4時間、ひたすらコルドバへと向かった。外の景色はひたすらオリーブ畑、見渡すかぎりの大農園、プランテーションみたいだ。労働者の姿は見かけない。冬だからか。

https://www.instagram.com/p/BClC2cbhvEN/

コルドバに着いたのは午後3時過ぎ、バスに酔って少し気持ち悪くなっていた。ホステルへは現地のバスで向かう。コルドバについてはグラナダと違い、Googleマップのルート検索が使えてバスの時間や番号、ルートまで事前に調べることができた。僕らが泊まる場所はメスキータのすぐ近く。コルドバへ来た目的はメスキータだけ。バスターミナルからホステルまで15分ほどだった。コルドバのバスターミナルは電車の駅に併設しておりわかりやすい場所にある。明日もここからバスに乗ってアルヘシラスへ向かう。

f:id:kkzy9:20160306021039j:plain

コルドバの街はグラナダともまた少し違い、人も交通量も少なめの落ち着いた可愛らしい街だった。メスキータが何時に閉まるかわからないため、僕らはチェックインを済ませて早速向かった。外観は教会っぽくなく、城のようだ。入場料は€8。中庭にあるチケット売り場でチケットを買い、建物の入口で検札を済ませて中に入る。メスキータという建物はスペイン語でモスクを意味するらしく、現在の正式名称は聖マリア大聖堂という普通の教会の名前になっている。7世紀頃に教会として建てられ、アラブ圏になってからモスクとして改修され、レコンキスタによって再びキリスト教圏になり今の姿になったそうだ。天井のアーチが有名であり、アラブ色をはっきりと残している。それ以外にも外観や内装のいたるところにアラブ建築の装飾が残されたままになっている。同時に教会としての部分はおもいっきり教会で、なんとも変な建物だ。

f:id:kkzy9:20160306021134j:plain

有名な部分

f:id:kkzy9:20160306021159j:plain

教会部分

f:id:kkzy9:20160306021239j:plain

モスク部分

メスキータ - Wikipedia

メスキータを出ると、街を歩いた。このあたりは観光客ばかりが歩いており土産物屋しかない。メスキータの南へ行くと川があり、そこに橋がかかっていた。

f:id:kkzy9:20160306040248j:plain

f:id:kkzy9:20160306021628j:plain

橋から見たメスキータの外観

少しぐらいはテーマに触れておこう。コルドバにはシナゴーグがあった。スペインには3つしかないシナゴークのうちの一つらしく、1315年に建てられたものだそうだ。とても小さいが、€0.3で入れるから興味があればよってみてもいいと思う。近くにはベン=マイモーンという人の銅像があった。

Córdoba Synagogue - Wikipedia, the free encyclopedia

モーシェ・ベン=マイモーン - Wikipedia

地球の歩き方なんかを見ていればどこにでもユダヤ人街の記載があったりするのは何かの陰謀なのかな、なんて思ったりする。実際はどこにでもチャイナタウンの記載があることとそれほど変わりないだろう。どうでもいいけれどキューバにもチャイナタウンはあった。ユダヤ人街もチャイナタウンもどこにでもある。そしてユダヤ人街というのは、ここスペインにおいてひっそりとした場所であり、他ともそれほど区別がつかない。プラハやワルシャワなんかにもユダヤ人街というのはあったが、特別興味を持って訪れたりはしなかった。ユダヤ人はイスラエル建国後に移った人が多く、特に北アフリカや中東からはほとんど姿を消しているそうだ。ここスペインやヨーロッパはどうだろう。スペインは歴史上、15世紀頃の異端審問から逃げた人が多い。ドイツやポーランド、ロシアにおいてはポグロムやナチスの政策にてアメリカやイスラエルに渡った人が多い。

夕方の6時頃に食事をとる。このあたりは食事が遅いのか、レストランなんかはまだ用意していないところが多く店もガラガラだ。そのガラガラの店で僕はピザを食べ、チェコ好きさんはパスタを食べた。町の建築物や遺跡の一部にある模様を見て

「ラーメンマーク」

とチェコ好きさんは言っていた。写真は撮っていない。

コルドバは午後3時頃に着いて1泊だけして明日の朝8時半にはもうバスに乗る。もう1泊ぐらいしてもよかったと思える町だった。

コルドバの宿題 壁の鉢植

次回、4日目 ジブラルタル海峡を越えて