疲れた日記

旅行記があと3日分残っているけれど、ひとまず日記。旅行は既に終わっており、その後オーストラリアに戻ってきている。旅行が終わってからというもの、これはいわゆる燃え尽き症候群であり、なにもする気が起こらない。去年から今年の2月にかけて5ヶ月間オーストラリアの農場で働いていたのも全てこの前の20日間ばかりの旅行のためだと言っても過言ではなく、それが終わってしまった今、新たに何かする目標がない。希望がない。生きる目的がない。しかたなくダラダラとしていたらほんの数日でA$1,000ばかり溶かしてしまった。このままではなけなしの貯金があっという間にゼロになってしまう。カナダでもそうだったが、会社員を辞めてからというものただ金を溶かすだけの人生と化している。残っているうちはまだいいとしても、そろそろ限界ギリギリだなあ。しかし何もする気が起こらない。何も。

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オーストラリア国内を少しばかり転々として、今はシドニーに来てしまった。ちょっと移動して気づいたことは、自分にはやはり都会の方が気が紛れるということ。リゾート地や田舎に立ち寄ってみたが、何もやることがない。都会にいたところでやることがないのは同じで、しかも何もやりたくなくてただじっとしているんだったらどこにいたって同じなんだけど、なんだろう、例えば狭くて何も無いところ、少し移動するにもバスに乗ったり歩いて30分ぐらいかかったりするようなところで毎日過ごすというのはなかなか不便であり、景色も人も何も変わらない山の中や海の近くでただじっとしているのは結構な苦痛であった。心が洗われたり落ち着いたりするのは最初の数日だけで、あとはただひたすら飽きる。都会については利便性という点だけにおいて優る。田舎であればアクセスのいいところは宿泊費が高かったりする。安くても高くても変わらないからだろう。しかもネット環境が悪かったり有料だったりするから驚いた。都会の競争の激しい場所の方が便利で安い。あと基本的に、明るくて陽気な土地というのがやはり自分が住む世界ではないと感じる。

観光地めぐりについては後でまとめて書くとして、今はシドニーにいる。オーストラリアは4ヶ所か5ヶ所ぐらい(少ない)見て回ったが、都会と言えたのはシドニーだけだった。シドニーが気に入ったというわけではないけれど、シドニーの印象について少し書こう。経済の規模は知らないが、ここはカナダで一番都会だと言われていたトロントよりも発展しているように思える。人の数、高層ビル、店の数、活気、これらの指数で見て、ここ最近旅行先も含め見た街の中では一番大きかった。何も都会として発展していることが街の価値を決めるわけではない。実際にオーストラリアに来てシドニーが嫌いだという人の話を何度も聞いた。そういう人たちは街の中で生まれ育って、自分のいた環境と何も変わらないと感じたか、もしくは田舎育ちが身に沁みついており都会が肌に合わないかのどちらかではないだろうか。もう一つ、シドニーに来て驚いたことはその人種の混在具合だ。来る前から「アジア人が多い」とは聞いていたが、来てみた実感としては5割ぐらいアジア人のように感じる。これだけ西洋人(白人オージー)とアジア人が混ざっている例というのはあまり見たことがない。アジア人のほとんどは中華系移民、韓国人も多い、日本人は少ない。他にタイ人など東南アジア系、インドっぽい人たちも多い。タイストリートみたいなところもあった。特に労働者にアジア系が多い。オーストラリアに来て散々「オージーは働かない」なんていう話を聞いていたが、アジア人たちが働いて多額の税金をおさめ、それがオージーに回ってきて働かなくて済むようになっているのだろうか。もしくは地主、オーナー業などの雇う側にオージーが立ち、アジア人は労働者としてあくせく働いているのだろうか。そのような印象を受けた。アジア人といえばトロントにもアジア系は多かったがここまでではなかったように思う。バンクーバーは行ってないから知らない。ひとまずシドニーの印象はこれぐらいにしておこう。

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これからやらないといけないことは、生活費を抑えるために住むところを探す。今は旅行者用の宿に泊まっており高くつく。旅行記をあと3日分ぐらい書いて終わらせる、観光地めぐりの日記を書く、読んだ本の感想を書く。これらはやらないといけないことではないが、そのうち終わるだろう。タックスリターンの手続きをする。まだビザは残っているけれど早目にとりかかっておきたい。最後に、やる気が起きたら仕事を探す。タックスリターンがあるとはいえ、農場生活での貯金を全て溶かしてしまってはさすがにもったいない。あーやることがない。何もしたくない。疲れた。これからどうしよう、何も思い浮かばない。