今まで出会った外国人の印象をまとめてみた

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いくつかの国を旅行して色々な人と出会った。全く新しい印象を持ったり、聞いていた通りの印象だったり、思っていたのと違う印象もあった。そこで、それぞれの国の人達に対して抱いた印象を書き残しておきたい。これはもちろん僕個人の経験に基づいた見解であり、普遍性はない。個人差も大きくあるだろうし、同じ国でも地域によって全然違うと思う。新たな出会いで印象が変わることもあるだろう。また、ほとんどの国では「日本人」の事を全然知らず、僕らに対して何の印象も持っていないのが現実だった。

 

欧米+オーストラリア

アメリカ人

アメリカ人の友人や知り合いというのはおらず、薄い印象しかない。ニューヨークの人は忙しく、話すのも速くやや押し付けがましかったような気がする。日本のことは知っているが、特に気にしていないという印象を受けた。ちなみにアメリカのことは大体どこでもUSと言っていた。アメリカっていう言葉はあまり聞かなかった。

カナダ人

カナダは長くいたため印象が強い。基本的に親切な人が多く、それは日本人に対しても同じだった。日本文化に関心のある人がいたりするあたり、僕の中でカナダ人は親日寄りである。日本に行ったことがあるという人にもたくさん会った。ただまあ、カナダ人は誰に対しても優しい。あとカナダは移民の国であり、自分がカナダ人っていうアイデンティティはあまり持っておらず、イギリス系のとかポーランド系のとか家系の出自にこだわる印象があった。ケベックは美人が多かった。

フランス人

フランスに行ったことはないが、フランス人とは色々な場所で会った。カナダでもオーストラリアでも当然会ったし、ボスニア・ヘルツェゴヴィナでも会った。他にもフランス語を耳にしたことは山程あり、まず「どこにでもいる」というのが第一印象だ。フランス人は普段落ち着いているが、実はファンキーというかクレイジーな人が多かった。思っていたよりも明るく個性的で、というのはフランスではなく外国で会ったから抱いた印象かもしれない。何故かフランス人とはどこでも仲良くなれる。

ドイツ人

ドイツ人とはオーストラリア、ボスニア・ヘルツェゴヴィナで会った。とにかく落ち着いている印象がある。Skypeで話したドイツ人は「ドイツのテレビはユーモアがなくてつまらないからアメリカのテレビ番組ばかり見ている」と言っていた。スウェーデン人も映画について似たようなことを言ってた気がする。サッカー好きが多い印象。ドイツ訛りの英語が怖いと言われることを気にしていた。

イタリア人

イタリア人とはオーストラリアで会った。一番衝撃的だったのは「イタリア人が働かないっていうのはただのステレオタイプな印象だよ」って言われたことだった。1日の間に仕事掛け持ちとかして10時間以上働いたりするのも珍しくないと言っていた。さすがに日本みたいに残業代が出ないとかは無いみたいだが。女好きっていうのは聞いていた通りの感じでオープンだった。

ポーランド人

僕が出会った人は皆優しくて穏やかで落ち着いてた。メタルが好きって言っていた人もいたから極端なのかもしれない。ポーランド人にはかなり良くしてもらった。日本語を学んでいる人も多く、日本文化へ関心を持っている人たちも他に比べて多かったように思う。所得が低いらしく、みんなかなり必死になって働いていた。

スウェーデン人

スウェーデン人はまず見た目の印象が強かった。ブロンドの女性は本当に多く、外国のネットゲームに出てくる女戦士の挿絵に使われそうな感じの女性ばかりだった。男性はゴツくてバイキングみたいな印象が強い。あまり感情の起伏を表さない人が多かったが、皆親切だった。ストックホルムの街を歩くとみんなヘッドフォンをしている。スウェーデン人はそのままスウェディッシュと呼ぶ。

ボスニア人

言い方は悪いが、少し遅れているような印象があった。服装や価値観など、どことなく野暮ったい。歴史的な背景もあり、どうしても明るい感じは見受けられなかった。サッカー好きが多い。

ロシア人

ロシア人は含みがあるというか、特に女の人はトゲのある人が多かった。男の人はザ・ロシア人というような感じの静かな人だった(一人しか知らない)。

オーストラリア人

オーストラリアの人については又聞きの話が多い。楽天的だとか働かないとかそういうことをよく聞いた。自営業が多いらしい。また、オーストラリアの対日感情がこんなに悪いとは思わなかった。戦争で戦った相手というのが大きいのか、日本人というだけで罵られた友人や、終戦の日か何かに「お前は日本人だろ?なんでバスに乗ってるんだ?」みたいな事を言われた友人もいる。日本に対して悪い印象を持っていない人もいるが、特に良い印象を持っているわけでもなかった。オーストラリア人は有名だけどオージーと呼ぶ。

中南米

キューバ人

キューバ人は穏やかというかゆったりしていた印象がある。あまりギスギスはしていない。一人の公務員が日本のことを知っており、いつか行きたいと言っていた。キューバでは情報を得る手段も少なく、外国へ渡航することも難しいだろうからほとんどの人は日本なんて知らないと思う。ちなみにキューバ人のことはクバーナって言うらしい。

ブラジル人

ブラジル人はカナダでしか会ったことがないが、基本的に明るくてよく喋る。自己主張も強い。フレンドリーな人も多い。そして本当にサッカー好きだらけだった。何故かみんな文字を筆記体で書く。

中東

アラブ人

アラブ人と一括りにしていいかわからないが、国ごとで言うと僕が出会ってきたアラブ諸国の人はサウジアラビア、リビア、ヨルダン、モロッコの人になる。フランクで底抜けに明るく、本当によく喋る。イスラム愛が強い。サウジの人がやはり一番自信にあふれており、ヨルダンの人はどちらかというと穏やかで、モロッコ人はややハングリーだった。タバコを吸う人が多い。

イスラエル人

イスラエル以外でイスラエル人には会ったことがない(ユダヤ人には会った)。イスラエルの人も笑顔を向けてくれたり道を教えてくれたりと、とにかく穏やかで親切だった印象だ。国境や空港などにおける軍人のピリピリした感じはあったが悪い印象は受けなかった。イスラエル人のことはラエリーと呼ぶそうだ。

アジア

台湾人

台湾人とそれほど接点はなかったが、カナダではとにかく日本人に対していつも笑顔で好意的だった。女の人は自己主張が強いというか、物事をハッキリ言っていたような印象がある。それが悪い感じはしなかった。

タイ人

タイ人とあまり密なコミュニケーションを取ったことはない。通りがかりの人や話しかけてる人など穏やかで親切だった。一人カナダにいたタイ人の女の子は少ししか喋らなかったが、かなり落ち着いていて優しい印象だった。タイの王様は確か、日本と仲良かったんじゃなかったっけ。

ベトナム人

ベトナム人はなんとなくドライな印象がある。ビジネスとか経済とか、実利が絡んだ連帯は緊密だ。経済発展に勤しんでいるからかもしれない。日本語を話す人もいた。誰もがどことなくホーチミン愛を感じさせる。

インド人

カナダやオーストラリアで会ったインド人は明るくてよく喋り、垢抜けている印象だった。あと、女に惚れやすい。インドにいた人たちは暗くてあまりやる気がない雰囲気が漂っていた。

韓国人

日本嫌いの韓国人にはあまり会ったことがなく、彼らの方から親しんでくれることが多かった。ただ性格にトゲがあるというか、好き嫌いが強かったように思う。自国愛が強く、自国の話題に敏感で携帯はみんなサムソンだった。人から聞く話では汚いとかマナーの概念を持っていないとか、女が絡むと最悪だとか。韓国人嫌いの外国人も多く、いろいろ悪い評判は聞いた。

そもそも人と深く関わってこなかったため、あまり中身のない同じような印象ばかりになってしまった。とにかくテンション高いのはブラジル人とアラブ人、ヨーロピアンは比較的穏やか、アジア人は暗い。群れるとうるさいのはどこの国でも同じ。他にクロアチアやギリシャなんかに訪れたが、現地の人と接点がなかったためあまり印象がない。マレーシア人は英語が上手くムスリムが多かったというぐらい。メキシカンは何人も会っていい人ばかりだったが、メキシカンっぽさっていうのはよくわからなかった。トルコ人も同じ。訪れた国で会った地元の人と、同じ旅行者として会った人、長期滞在者として会った者同士の印象っていうのはそれぞれ全然変わってくると思う。最後に外国で見た日本人の印象としては、流されやすい。

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