海外で働くために必要なのは英語ではない

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今ワーキングホリデーでオーストラリアにいます。今回はワーキングホリデーを考えている人や海外で働きたいと思っている人が事前に知っておいた方がいいと思うことを書き残しておきます。オーストラリアでは多くの日本人がワーキングホリデーで働いています。そのうちの大多数が「ジャパレス(日系レストラン)」もしくは「ファーム(農場)」で働いています(僕自身もファームで5ヶ月働いていました)。その2つが悪いとは言いませんが、カフェでもアパレルでも多くのローカルジョブがある中で、何故こうも偏っているのか。疑問を持ったことはないでしょうか。英語ができないから?それもあるでしょう。しかしそれと同じぐらい重要になってくるのが経験です。未経験は雇われません。

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外国で仕事を探していると、どんな職種であれ経験が第一とされます。経験不問の仕事ってほとんどない。僕はワーキングホリデーでカナダとオーストラリアにいましたが、飲食店のバイトでも募集要項に何年以上の経験必須などと書かれていることがザラです。履歴書で一番見られるのも間違いなく経験の項目です。海外だとOJTなんていうのはまず存在しないと思ったほうがいいです。初めからできて当たり前、そういう環境に初日から突入しなければなりません。いわゆる即戦力ってやつで、戦力外だとそもそも採用されません。webデザインの会社に入った人は日本で十分に経験を積んでいました。また、日本で美容師をやっていた人もそのままオーストラリアの美容室で働いていました。日本でとび職だった人もオーストラリアの建設現場で働いています。これはバイトレベルでも同じです。バイトでは採用の前に大抵トライアル(無給の様子見期間)が1日から3日ほどあり、そこで雇うに値する水準かどうか判断されます。バイトでも未経験の仕事だと、まずうまくいきません。

どうやって手に職つけるか

「最初から経験のある人なんていない」「最初の経験はどうするのか」これについてはいくつかの答えがあります。まず、一つは日本で経験を積んでください。会社員として専門職につく、もしくは飲食店や掃除、建設現場のバイトであっても、日本で十分に経験を積んでいた方がいいです。外国へ突然行って何も教わらずにすぐ仕事ができるぐらいの水準でなければ採用はされません。そのためであれば、日本の低賃金飲食バイト経験でも馬鹿にできません。よほど他では通用しないような独自のやり方を採用している仕事でなければ、日本での経験を海外でも十分に活用できます。

手に職があったとしても「海外では別の仕事をしたい」という人も多いかと思います。もしくは日本で手に職つけてこなかった人には、学校かインターンシップという手段があります。大げさに思うかもしれませんが、技術系の職種に限らずホテルの受付やウェイター、ルームクリーニングといったホスピタリティの職種でも学校やインターンがあり、研修を受け即戦力になる必要があります。インターンは基本無給のことが多いです。また、学校で学ぶことなくインターンだけで就職できるような仕事というのは、その分専門性が低く給料が安いでしょう。そのために現地の人は大学へ行ったり専門学校へ行ったりしています。専門職を希望するのであればお金を払って学校へ通い→無給でインターンを受け→経験者として雇われるというコースが一般的でしょう。めんどくさくてお金も時間もかかりますが、もうそういうのが基本になっています。日本のように仕事ができない状態から新卒で就職して給料がもらえるなんてことはないです。この学校から就職までの流れというのは、よく考えれば当たり前の流れであり、日本の文系大学生からサラリーマンになる流れが特殊なのかもしれません。

未経験でもできる仕事

元々センスがあったり器用であったり体力があれば、未経験でも雇ってくれる職場はあります。しかし、海外で働けるほどの経験も手に職もなく、器用さもセンスもない、そういう人はどうすればいいでしょうか。そういう人でも雇ってもらえる職場がいくつかあります。それが冒頭に挙げたジャパレス(日系レストラン)かファーム(農場)です。日本人経営のレストラン等でOJTの意識がある職場であれば、未経験でも雇ってくれるケースが多いです。その代わり長期で働くことを求められるといった制約はあるかもしれません。ファームについては歩合制(contract rate、コントラと呼ばれます)の仕事がほとんどです。歩合であれば未経験で仕事ができなくても支払われる給料が少ないだけで、雇用主は経験を問う必要がありません。そうやってオーストラリアにおける日本人のバイトはファームやジャパレスに集中しています。こちらで働くにあたり、英語が不得意であることもさることながら、この未経験という部分が大きな足かせになっています。(ジャパレス、ファーム以外の未経験職だとホテルのハウスキーパーや食肉工場で働いていたという話を聞いたことがあります。また、オーストラリアのカフェで働くためバリスタの資格を取る人は多いですが、4時間$100で取れるような資格を取ったからといって未経験で採用されるかは疑問です。)

何をやりたいのか考える

漠然と「海外で働きたい」と思っていたとしても、未経験でいい仕事は見つかりません。「この仕事をしたい」と本気で思える仕事があれば、事前に日本で経験を積むか、海外に出てからでも学校、インターンを経て専門知識と経験を積み、海外で就職するというのが理想のコースだと思います。「既に経験はある」という人は、こちらでも同じ仕事ができるかもしれません。シェフや美容師、建設現場といった専門職に限らず、バーテンのバイトやレストランのウェイター、ホテルの受付をしていた経験など、直近で2年ほどやっていたとか得意であったり研修が必要ない水準であれば雇ってもらいやすいです。オーストラリアやカナダだと、バイトで十分お金を稼ぐことができます。僕のように日本で会社員をやっていた手に職無し、特別やりたい仕事があるわけでもない、そういう人間は雇ってくれるジャパレスを探すか、歩合制のファームを探すのが一番簡単でしょう。未経験ということもあり、仕事は大変だと思いますがそれでもオーストラリアであれば生活できるどころか貯金できるぐらいのお金は稼げます。ただお金が必要、お金が欲しい、というだけで仕事にこだわらないのであれば、ファームやジャパレスで働くという選択は十分理にかなっています。仕事の内容に重点を置いていないのであれば、他に重点を置けばいい。海外で何をやりたいのか、何に重点を置くか考えながら、自分に合った最善の仕事を選べば後悔のない海外生活を送ることができるでしょう。やりたいことを見据え、海外で真剣に働いている人たちのブログもたくさんありそういったものも大いに参考になるでしょう。

裏ワザ

未経験でも雇ってくれる楽な仕事、もしくは給料の良い仕事も世の中にはあります。海外でも同じです。これは正攻法と言うよりやや裏ワザに近いですが、そういった職場で働いている日本人も、実は結構います。カナダにいた時の日本人の知り合いで、暇なカフェでウェイトレスとして働いていた女の子がいました。英語も僕より下手であり、カフェも未経験でした。彼女がどうやってその仕事を見つけたかというと、店に直接履歴書を持って歩き回っていたそうです。それも同じ地域で2ヶ月ぐらいずっと探し続けていました(その間は僕と同じバイトだった)。これには運も必要ですが、何より根気が必要です。

他にそういう仕事を見つける手段としては、完全に情報戦です。建設現場でフロア掃除をするだけといった仕事を韓国人の女の子がやっていたり、ビルの清掃(ホテルの客室清掃はかなり大変らしくビル清掃が楽らしい)、レンガ職人のレンガを運ぶだけといった仕事をやっている人もいました。どれも未経験でできる簡単な仕事で、ファームやジャパレスより給料が良かったとのことです。こういった仕事をネットで募集しているのは見たことがありません。もしあったとしても、すぐに人が見つかり消えるでしょう。では、どこからそういう仕事の情報を得るか。人づてです。シェアハウスの同居人、バックパッカーズの宿泊者、友達の友達など、そういう話に詳しい人がいます。仲良くなれば紹介してくれるかもしれません。ビル清掃についてはビルから出てくる清掃人をとっ捕まえて派遣元の会社を聞いたと言ってました。そういうのが面倒であれば普通に働くしかないですね。

あしたはもっと遠くへいこう

いつも参考にしているオーストラリアワーホリブログ。現在はブロガーとして台湾にいらっしゃる

その人のツイッター経由で知ったこのブログ。かなりガチなハードワーカー