Amazonで電子書籍を売るにあたって

3年前に一度Amazonで電子書籍を出してみた。写真を集めたもので、今回もまた写真なんだけど3年ぶりに出してみた。長い期間が空いたことでもう完全に勝手がわからなくなっており、さらに当時から現在に至るまでの間に仕様変更がある。

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50MBから650MBに増量

2014年頃に、Kindle本一冊あたりの容量が大幅に増えた。当時は容量が少なすぎてカラー写真や画像ファイルを利用したマンガの出版が難しかったが、増量して650MBもあればほとんどカバーできるようになった。

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アメリカでの免税手続きが不要になった

当時は免税処置を受けるための書類を書いてアメリカにFAXを送らないといけなかったが、これも何やら手続きが不要になったことらしい。アメリカ国内(Amazon.com)での販売が見込めるなら引き続きやった方がいい。

Amazon.com (米国の Kindle ストア) で獲得したロイヤリティの米国での支払いから、この税率分が差し引かれます。 この税率は、オーストラリア、ブラジル、カナダ、ドイツ、スペイン、フランス、インド、イタリア、日本、メキシコ、オランダ、英国の Kindle ストアで獲得したロイヤリティの支払いには適用されません。

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epub2から3へ

電子書籍の元となるデータはだいたいこのepubで作成されるのが当時から主流だった。そのepubの標準規格が変わった。詳しくは見てないけれどepub3からhtml5、css3を基準とした仕様になって今までよりも表現の幅が広がったらしい。ナビゲーションやあとがきといったフォーマットも変更されている。

ここまで何言ってるのか訳わからない人へ

ここまでに書いたことは3年ぶりにKindleダイレクトパブリッシングを触った雑感であり、電子書籍出版に触れたことがない人にとってはよくわからない話だろう。Amazonで電子書籍を出版するにあたっては、まずKindleダイレクトパブリッシングのアカウントを取り、次にepub形式で本のデータを作成して、最後にアップロードするという3段階がある。アカウントの取得は誰でもできる。本の中身は自分で用意しなければならない。問題はepubだ。epubとは電子書籍の標準的な規格であり、用意した本の中身をepubの書式へ変換する必要がある。基本的にはhtmlとcssで記述するため、web制作をかじったことがあれば簡単にできる。ただそれでもepub独自の仕様であったり文法的な部分は把握しておく必要がある。

今回は3年前にやった方法を思い出しながら手を付けてみた。そのためsigilを利用したepub2で作成している。epub3については今のところ全く手を付けておらず何も知らない状態。これからはsigilとepub2のことを忘れてepub3を一から勉強したほうが早いそうだ。このあたりが参考になりそう。

|| EPUB3テンプレートの使い方(電書協仕様準拠版) ||

本も出ている。

EPUB 3 電子書籍制作の教科書

EPUB 3 電子書籍制作の教科書

 

epub3の本はいずれも発売が古いため、最新のことはwebで勉強したほうがいいかもしれない。

記録カナダ・トロント

記録カナダ・トロント

 

※無料でサンプルも見られるようになっていた