徒然日記

10月も半ばが過ぎた。最近何をしているかというと、何もしていないんだけど、しいて言えば、というところを日記としてつらつら書き残す。日本に帰ってきてだいたい4ヶ月経つ。まだ4ヶ月かと思いつつもすっかり日本の生活に馴染んでしまっている。めちゃくちゃ太った。日本を離れていたのはたった2年半という短い期間であり、もう思い出せない。その2年半だけ空白で、何事もなかったかのように抜け落ちてしまっている。生活費は、オーストラリアで貯めたお金と、Amazonやメルカリで身の回りの物を売ったりしてほそぼそと暮らしている。ただそれだけ。オーストラリアドルがだだ下がりで困っており、アメリカの選挙が終わってレートが変わったりしないかなーと願っているけれどあまり関係ない気もする。ワーキングホリデー関連のことは一通り終わった。税金の返金もされて(6,000ドル近くあった)、年金の返金手続きも終えて送られてくる小切手を待っている。

服の話

2年半外国で暮らして、身の回りの物が全然いらないことに気づいた。バックパック一つの生活をしていたから、服は夏と冬4日分を着まわし、靴はブーツとスニーカーの2足だった。それ以外はなくてもいいんじゃないか、ということで着ない服や靴を売り払っている。中には旅先に着ていけないようなもので、どうしても手放す気になれないものもあるけれど、そういうのも追々はどうにかしていきたいと思っている。デザイン性の高いものは旅行なんかに向いておらず、冬はハードシェル1着あればインナー次第でどうにでもなる。夏はタンクトップでいい。それ以外はシャツとジーンズかチノパンで過ごせる。靴は2,3足履きつぶしたから長くもつスニーカーが欲しいところ。うわさによるとエアフォースワンが長持ちするということだった。ネイビーかグレーならほしい。

これからの話

それ以外に何をやっているか。具体的に進めているのは一つだけで、青年海外協力隊に申し込んだ。元々3年前に会社を辞めたとき、ワーキングホリデーに行くか青年海外協力隊に行くか迷っていて、説明会にも行っていた。ワーキングホリデーの方が年齢制限が早く、青年海外協力隊に行ってしまうとその間に年齢制限に達して行けなくなるから先にワーキングホリデーに行った。そして帰ってきたから再度検討している。ワーキングホリデーは通常30歳までだが、つい先日オーストラリアが35歳までに延長された。青年海外協力隊は39歳までだったかな。今ちょうど募集しており締切は11月4日。

あまり知られていない青年海外協力隊の話

青年海外協力隊は、言うならば国営ボランティアで派遣期間が2年、渡航費や派遣期間中の生活費は国から出る。それ以外にもボランティア代というか、手当として2年間で合計200万円ぐらい支給される。他に意外と知られていないことは、派遣先を自分で選べること。「どこへ派遣されるかわからない」と思っている人が結構いて、そんなことはない。派遣先と職種が連動しており、この国のこの地域で、こうゆう職種の要請が出ている、というところに自分が応募していく形になる。選考の段階で「こっちへ行くなら採用する」と言われることはあるみたいだが、嫌だったら断ればいい。

応募するにあたっては、外国語のスコアと現地で活動するためのスキルが必要になる。教師や医者、看護師、技術者など主に実務経験や資格が問われる。それ以外にも職種としてはスポーツや行政で働いた経験、観光業、編集、マーケティング、写真など120種類以上あるみたいで、自分に該当するものがあるか、一度見てみても面白い。

職種別一覧|青年海外協力隊(JV)|JICA-ボランティア

それ以外にも特殊技能を問わない一般参加枠というものがある。こちらは行動力と情熱だけで切り抜けるいわゆるボランティア枠であり、実務経験も専門知識も問われない分だけ倍率が高い。人気のコミュニティ開発は10倍を超える。青少年活動も5倍近い。

必要な外国語のスコアについては、派遣先からの要請によって変わってくるが、英語で判断されることが多い。もちろん高ければ高いほどいいんだけど、足切りもある。応募の段階でスコアが必要であり、試験はいろいろ選べる。メジャーなTOEIC、TOEFL、IELTSもあれば、自宅のパソコンで受けられるようなものもある。僕は今まで英語の検定なんて受けたことなかったから、自宅のパソコンでわずか3,600円で受験できるCASECというものを受けた。試験時間もわずか50分程度。他にも自宅受験型でGTECというものが採用されており、こちらのほうが2千いくらで安かったんだけどMacに対応していなかったため断念した。はい、そしてここ最近ですが、このスコアをある程度取れるように少し勉強してました。とりあえず必要なスコアは取れた。

語学力審査について【20~39歳の方】 | JICAボランティア

この青年海外協力隊なんだけど、先程も述べた通り倍率が高い。職種によって倍率が全然違い、僕が申込んだのは3倍ぐらいかな、3分の2は落ちる。落ちる可能性の方が相当高い。もう応募はしてしまい、書類選考の結果発表が12月頭ということで、あとはただ結果を待つだけ。そうは言っても、もし受かったら二次選考が面接になるため、それに向けて専門知識の勉強をしておかないといけない。英語の勉強も続けておいたほうがいいだろう。結果発表まではそんな形で過ごし、仮に通れば二次選考は1月初旬だからまた1ヶ月間同じように過ごすことになる。書類選考で落ちたら(落ちる確率のほうが高いんだけど)それからどうするか考えよう。1ヶ月2ヶ月なんて一瞬で過ぎる。

なぜ青年海外協力隊か

ボランティア精神があるかというと、全くない。無償だったらまず行かない。青年海外協力隊に応募した理由は、海外に住めて仕事も与えられてお金がもらえるから。しかもアフリカや南米など個人で普通に行こうと思えば大変なところに行ける。ビザや航空券の手配など、めんどくさいことも全部やってくれる。こんなにいい制度はないじゃないか。そんな甘い考えでは選考に落ちるだろうし、通ったところで決してうまいこといかない。それはわかっているが、動機と言えばそれしかない。今更会社員もできないし、バイトで食いつなごうと思えば大変だ。やりたいことなんてないしなー。それよりかはやっぱり、知らないことをやったほうが面白いだろう。仮に受かっても2年だし、帰ってきたらまた同じ状況に直面する。年齢だけ重ねて。だから延命措置ですね。落ちたらどうするかなー落ちても2度3度受ける人は珍しくないらしい。ただそれまでの間がなー募集は年に2回しかやってないため、間が半年空きます。そのときにもう一度受けようって気になっているかどうか。