ネットニュースで振り返る2016年

2016年も残り少なくなってきました。前回の岡田斗司夫ゼミを見ていると「私が選ぶ2016年10大ニュース」という内容をやっており、真似しようと思いました。自分の場合はネットから気になったものを、10大と言わず1月から順にさかのぼって振り返ってみようと思います。全てがニュースというわけではなく、ネットで話題になったトピックを取り上げる形になるため、あれが入ってないこれが入ってない、何でこれが入っているのか、という個人の嗜好満載になります。では早速見ていきましょう。

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1月

東京証券取引所マザーズ市場への新規上場承認に関するお知らせ - プレスリリース - 株式会社はてな

はてな上場しましたね。上場して何が変わったかというのは、ユーザーからはあまりよくわかりません。アプリ上の広告枠や、その他広告はやたら増えた気もします。新しいサービスは、鳴かず飛ばずですね。ただ今年はアフィリエイト収益目当てのはてなブログ新規参入層が激増したお陰で、はてなは儲かっているでしょうがはてブは荒れ放題です。もはや新着は見る価値なくなりました。同時に本屋に行けばアフィ収益推進本もアホほど出ています。

Chromebookを買って変わったこと: 極東ブログ

Chromebookに限らず、安くて簡易なラップトップ及び、タブレットと兼用できる2in1というタイプが躍進した年でした。マイクロソフトのSurfaceも評判いいですね。値段が高すぎるMacBook系列の牙城はもはや崩れ気味にあります。などといいつつ僕は今年MacBook買ってしまったんですけど。

Tripdeltaは「秘密の」安いフライトを見つけてくれる | ライフハッカー[日本版]

これは安い航空券を見つけるサイトなんですけど、今年はスカイスキャナーの使い勝手が悪くなり、しまいには中華系企業に買われてしまいました。Tripdeltaはもう名前が変わってしまいましたが、スカイスキャナーに出てこないような安いチケットも見られた気がします。広告が多いのが難点ではありますが、今後さらに使いやすいサイトは出てくるのか、スカイピックスだったっけ、日系のあれは微妙です。

2月

旅行していてネットをあまり見ていません。

3月

お金で価値が測れないディストピア | ベネズエラで起きていること

今年世界で一番危険な都市として、ベネズエラのカラカスが騒がれていました。バックパッカーでさえ旅行は控えるようにという注意が出ていましたが、今の情勢はどうなっているのでしょう。

インターネット上で写真を公開している場 - K Diary

個人がネットで写真を公開したり、売り出す場を集めた記事です。今年はブログ界隈でもストックフォトなどの撮った写真の商業利用がもてはやされましたが、ここで紹介されている場所は本気で写真を評価にかけるところなので、商材として売るためのものとは全然方向性が違います。

週給2000ドルの僕がオーストラリアにお金を稼ぎに行く人に伝えたい。〜出稼ぎワーホリの人が肝に銘じてほしい10個の心得〜 | FREESTYLE TRAVELER

僕は今年ワーキングホリデーでオーストラリアに行ってたんですが、この記事の人は炭鉱でガチ労働してめちゃくちゃお金を稼いでいました。一歩進んだワーホリ労働事情といったところ。

4月

北条かやとは何なのか:ロマン優光連載55 - ブッチNEWS

これを機にネット界隈ではあまり見かけなくなりましたが、テレビ等のメディアで今も活躍されている北条かや氏の炎上騒動が話題になりました。炎上ニュースについてはここ数年増えも減りもせずといったところでしょうか。

Google Keepにも“後で読む”機能追加 ラベルでの分類も可能に - ITmedia ニュース

ポストEvernoteとして注目しているGoogleKeepの記事。今年はEvernoteの経営不振が騒がれ、サービスも改悪されました。代替できるサービスは他にマイクロソフトのOneNoteなどもありますが、個人的にもGoogleKeepを最近よく使っています。 日本のweb広告はいい加減「どうやったら間違えて押すか」をやめろ!→みんな同じ事思ってた! - Togetterまとめ

これは最近騒がれるようになった、キュレーションメディアの無断転載にも通じるものがあります。それは何かというと、行き過ぎた商業主義が利用者の迷惑にしかなっていないという点。誤クリックを誘発するweb広告については今のところ、改善の兆しを見せていません。

烏賀陽弘道(報道記者)「私は30年間記者をやっていますが「取材費」を払ったことはないです。(中略)そんな無知だから無職なんですよ」 - Togetterまとめ

これは単純にひどかったおもしろ記事。Togetterまとめを他にも取り上げましたが、Togetter有能になったなーという印象。

欧米諸国が歴史的に犯した「二つの誤り」〜だからテロリストは今日も生まれる(内山 節) | 現代ビジネス | 講談社(1/4)

この記事とは直接関係ありませんが、今年はイギリスがEU離脱を決定した年でした。昨年度にはフランスのパリでテロがあり、ヨーロッパでもアメリカでも移民の問題が取り上げられています。そんな欧州前線の移民事情です。日本はこれから労働力として移民受け入れを検討しているという、今後起こるわかりきった問題を目の前にして時代錯誤なことを言ってましたが、どうなることでしょう。

号泣議員・野々村容疑者はなぜ選挙で当選できたのか?|DOL特別レポート|ダイヤモンド・オンライン

彼の事件そのものは少し前ですが、懲役3年の刑が確定したのが今年の4月だったようです。学生時代は「発作(ほっさ)マン」と呼ばれた彼がどのようにして議員になったのか、気になる人も多いんじゃないでしょうか。今後彼のような議員を当選させないためにも。個人的にはザコシショウがやる彼のモノマネが好きです。

5月

村上春樹はいかにして「世界のムラカミ」になったのか 初期翻訳者は語る

村上春樹が海外でヒットした背景、ポイントなどを訳者の視点からまとめられています。村上春樹の小説を読んだ多くの日本人も、それが海外小説的な表現だということを認めています。ちなみに海外で最も人気のある村上春樹作品は「ねじまき鳥クロニクル」であり、日本語版とは結末が違うそうです。この小説では善悪をはっきり描いているところも印象的かもしれません。友人のカナダ人も「ねじまき鳥クロニクル」がベストだと言っており、他のカナダ人も同じことを言ってました。

6月

ベーシックインカムという優れた制度が日本で実現しない訳|山崎元のマルチスコープ|ダイヤモンド・オンライン

今年はベーシックインカムという制度がようやくメディアでも取り上げられる年でした。その背景にはやはり、スイスでこの制度が否決されたことが大きいです。しかし、スイスにはスイスの特殊な社会があり、これを日本やその他の国と直接結びつけることはできません。日本のこれからを考えるにあたり、ベーシックインカムは現在の年金制度や生活保護などよりも社会に適した制度であると感じますが、それを阻む日本の事情について、この記事で解説されています。感情論よりもいわゆる既得権益との対立が重要になってくるでしょう。 世界最古のアナログコンピューターと言われる「アンティキティラ島の機械」の秘密が明らかに - GIGAZINE

「唯一本物のオーパーツ」と言われる「アンティキティラ島の機械」が今年一部で話題になりました。これが展示されている博物館を今年の3月に訪れているのですが、そのときはこの存在を知らずに、残念ながら拝むことなく帰ってしまいました。どうやら天体観測の機械だったようです。

ヒトが車の運転をやめる日 | TechCrunch Japan

未来の車として、電気自動車でも水素自動車でもなく「自動走行車」が取り上げられた年でした。関連してAIの躍進が今年は大きく取り上げられました。自動走行車についてはそれほど先の未来でもなく、5年から10年で実用化されると言われております。アメリカではAIが既に免許を取得しており、自動走行車のタクシーも一部の州で走行しています。今年は高齢者の運転事故も話題になりましたが、自動走行車によって解決される未来もそう遠くないかもしれません。

7月

Spotify>YouTube―音楽ストリーミングが音楽ビデオを追い越した | TechCrunch Japan

この何ヶ月か後にSpotifyは日本でもサービスを開始しました。音楽のマーケットはCD販売からweb配信に移り変わり、今ではこういった定額配信サービスが主流になっております。日本ではまだまだそういった環境の変化に追いついておらず、音楽業界の不振として手をこまねいている状況ですが、今後はそういった主流に侵食される日も近いかもしれません。

僕の一票で何かが変わるとは到底思えないので選挙には行かなかった | WhiteStyle

7月は参議院選挙がありました。若者の投票率が低いということが昔から問題とされておりましたが、今回の選挙にあたってはその理由であったり、投票が意味を成さないことから選挙に行かないことを肯定するような意見をいくつか目にしました。議員が逮捕されたりイギリスのEU離脱派が嘘をついていたり、この平気で嘘をつく人たちに投票する価値はあるのか、嘘をついても罰せられることなくまかり通る社会に対しての、政治不信が背景にあると考えられます。 トルコのクーデターはなぜ失敗したのか : 地政学を英国で学んだ

今年の夏はトルコが大変でした。空港や首都におけるテロが相次ぎ、政権はイスラム組織に偏り、この記事のようなクーデーター失敗もありました。その後トルコはどうなっているでしょう。あれからニュースを追っかけていないので気になるところでもあります。

ポケモンをやらなかった30歳女が、ポケモンGOを想う理由 - おっさんアラサー女の欲まみれの戯言集

ポケモンGOが一世を風靡した年でした。アメリカで始まり、そのブームが日本でこれほど拡がると誰が予想したでしょう。現在ではそのブームもおさまっていますが、金銀に対応した大型アップデートもささやかれております。また、ポケモンを目の敵にしたポケモン報道も印象的でした。他のアプリでも同様に起きていたはずの問題について、ポケモンという一アプリが名指しで批判された背景には、ポケモンの流行によって損害を被るパチンコ業界や他のアプリ業者といった、TVCMをバンバン打っている大型スポンサーの陰謀があると噂されております。

8月

「ゲイだ」とばらされ苦悩の末の死 学生遺族が一橋大と同級生を提訴

アウティング、という言葉をこの事件まで知りませんでした。社会における同性愛者への対応については後のトランプ選挙でも大きな問題になりました。世の中は同性愛者やマイノリティを包括する方向に少しずつ進んでいたはずですが、その後事態は急展開しております。

待望のダニー・ボイル監督による『トレインスポッティング』続編の新たなトレイラーが公開 | THE FASHION POST

前作から20年ぶりに、トレインスポッティングの続編が制作されています。監督ダニー・ボイルや主演のユアン・マクレガー等主要メンバーは前作と同じ。前作が公開されたのは僕が中学生の頃で、ドラッグや汚物の描写などドギツイ印象を受けたのを覚えています。2017年1月公開予定ということで、どんな作品になるのか期待。

もうすぐ絶滅するという開かれたウェブについて - WirelessWire News(ワイヤレスワイヤーニュース)

webは自由な場ではなく、型にはめられてしまったという意味の内容になります。型とはGoogle(子会社のYouTube等含む)やfacebook(子会社のInstagram、whatsapp含む)といったプラットフォーム企業の意に沿う形です。そこから外れるとwebでは見向きもされなくなり、存在すら見つけてもらえなくなりました。ブログでもウェブサイトでもSEOが至上の命題になり、一般人がwebを見るようになり企業が参入してそれまでのオープンウェブに生きていた人たちは肩身が狭くなりました。日本ではLINEが躍進しており、ニュースもゲームもLINEからというように日本のwebプラットフォームを牛耳ろうとしています。

9月

特になかった。

10月

「日本発のノーベル賞は減っていく……」 科学界に不安が広がる理由

今年は日本人のノーベル賞受賞者が例年に比べ少なく、これからいなくなるだろうと言われております。その背景には研究費の削減や、今その場で役に立ったり金になる研究だけが求められる風潮、視野の狭さから、日本の優秀な研究者が海外にスカウトされる流れが止まらない状況に起因しています。短期的なビジネス視点で評価され、基礎研究が軽視される日本にこれ以上留まって研究するメリットがない。このあたり研究が充実する国ではどういったシステムになっているのか気になるところです。誰が、どのように評価して、予算配分をしているのか。日本でも参考にしてほしいところですが、おそらく評価できる人材が不足しているのか、もしくはそういった人たちが評価する立場に立てない人気投票的な権力構造に問題があるのでしょう。

【電通過労死事件】被害者のツイートから浮かび上がる電通の体質 – メンヘラ.jp

電通過労死事件は当初その圧力によって揉み消されるかと思いましたが、結局日本中に広がりました。その後労働環境を改善しようという素振りを見せたり、現在も対策に取り組んでいるように見えますが、日本の労働環境が変わる兆しはあるのでしょうか。この企業に限らず日本の労働問題は、その企業体質と法律とのギャップにあると感じます。コンプライアンスとか法令遵守とか、どの口が言ってるんだろう。労働時間の超過に限らず残業代の不払い問題など、もっと訴訟が起きて法律と実態の解離をなくしていくことが、最低賃金なんかを議論するよりも先決のような気がします。

AIが高度に発達することが確定した今、高校生が英語を学ぶ意味はあるのか? - shi3zの長文日記

AIによる翻訳の最前線です。外国語を学ばなくていい時代が来たらどれほど世の中が変わるだろう。マイノリティ言語を話す我々日本人にとって言語の壁は非常に高く、お互いの声がAIによって同時通訳のようにリアルタイム翻訳されることになったら、便利なことこの上ないです。そういう未来を10年以内に予感させる記事でした。言語学習を通じて文化的背景や歴史などを学ぶこともあるため、言葉だけ通じるようになったとしても新たな壁が立ちはだかることは目に見えていますが。

会社員には「長時間労働をする自由」など必要ない - 脱社畜ブログ

残業、長時間労働について、電通事件をきっかけに話題が大きく拡がりました。この記事は「自ら望んで長時間労働したい」という人への反論です。世の中には残業代を稼ぎたいという人や、長時間労働してでも仕事を終わらせたい、前に進めたい、納期に間に合わせたいという人が跡を絶ちません。そういった「長時間労働をする自由」を主張する人たちに対してどのような反論があるのか。決められた枠の外で仕事をしたいなら、自営でやれ、趣味でやれ、といった意見にとどまらない、会社組織やマネジメントの問題と絡めた、労働時間についての意見です。

11月

貴族だったトランプがアジテーターに転向した理由  WEDGE Infinity(ウェッジ)

11月にはドナルド・トランプが大統領選挙に当選し、トランプ旋風と呼ばれました。この記事はそんなトランプ氏がどうやって民衆の心を掴んだのか、どのようにしてドナルド・トランプというキャラクターを作り上げていったのか、そのキーとなる過去の出来事、出会った人物などを踏まえ解説されています。エスタブリッシュメントであるはずのトランプ氏が、選挙に当選するためだけに作り上げたキャラクターを演じ、その戦略で見事に当選してしまったわけですが、今後そのキャラクターはどうなってしまうのか、トランプの本音とは一体どうなのか、注目していきたいところです。 和歌山毒カレー事件の真相は、林家同様ヒ素を保持していた近所の一家の... - Yahoo!知恵袋

この内容はネット上で突如話題になりました。読めば読むほど信憑性が高く、驚くと同時に恐ろしい話です。死刑判決を受け、現在も収監中の林真須美氏が、冤罪であるという内容。犯人ではない根拠や、物証がないままの死刑判決という刑事訴訟の問題点など、いつ自分が冤罪で死刑判決を受けるかわからないという怖さを感じます。そこには誰がやったか、何をやったかではなくという明確な根拠を基準に判断するのではなく「疑われる方が悪い」という空気が人を犯罪者に仕立て上げ、魔女狩りのように葬られている現実が垣間見えます。真犯人の可能性についても触れています。

12月

「恋愛結婚が当たり前」だった時代の終焉と、これから - シロクマの屑籠

若者の「恋人欲しいと思わない」という意識調査の比率が高かったり、恋愛や結婚のあり方について見直される意見が多く出た年でした。この記事では日本の結婚において圧倒的主流だった「恋愛結婚」の時代が終わりつつあると述べられています。同時に世の中に蔓延する恋愛至上主義からの解放も提示されています。この記事そのものは「逃げ恥」というテレビドラマに端を発しておりますが、統計などから考えると、世の中の空気がこういったドラマを世に出すことに影響を与え、結果それが当たっていたため支持されているという見方が強いです。

逃げ切り? DeNAパクリサービスを生んだ土壌は、あの韓国企業の再挑戦

どのような契機かわかりませんが、DeNAのパクリサイトが話題になりました。そこから波及してサイバーエージェントやNAVERまとめも現在槍玉に挙げられています。問題の概要は、DeNAという会社がキュレーションメディアの名のもとに、既存のサイトから画像や文章の無断転載を繰り返し、SEO上位に食い込んでwebを席巻し、アクセスや広告費を荒稼ぎしていたことが批判されたということになります。DeNAが雇った戦犯と言われる元BuzzNews(BuzzFeedではない)の社員であったり、前々から批判のあった話ではあるのですが、今回また何故このタイミングでパクリメディアの話題が、ここまで大きくなったのかはよくわかりません。

発端となったのはwelqという医療情報を載せたサイトで、医療デマが心身に直接危害を及ぼす害悪情報だったという部分が大きかったのでしょうか。予想ですが、こういったキュレーションメディアも今は叩かれて一時避難しておりますが、時間が経てば忘れられて、何事もなかったように復活すると思います。なので徹底的な追求が望まれます。

SlackとGoogleが戦略的連携を発表―SlackとGoogleドライブが緊密化する | TechCrunch Japan

Slackが話題になりました。既存のビジネス内における活用にとどまらず、プライベートな場でも活躍するような使い方が、たくさん紹介された年だったと思います。Slackはエンジニアのチームが情報共有を行うために用いられているグループチャットのシステムであり、この記事にあるようにGoogle Driveなど様々なサービスと連携が可能なことが特徴とされています。最近では非エンジニアも含めたグループでの活用事例や、最近では家庭内や飲み会グループで用いる例なども見受けられるようになりました。「クローズドなツイッター」と呼ばれるSlackが、今後一般層を交えてさらにプライベートな場でも活躍する日は来るのでしょうか。

どの話題が気になった?

知らなかったこと、忘れていたこと、経過を追いかけたいことなど、様々なニュースがあったと思います。今回直接触れていない重大なニュースとしては他に、イギリスのEU離脱やカストロの死去、天皇陛下の生前退位問題、Twitterの身売り、ドローンやUberの躍進、「君の名は。」が200億円の興行収入、などなど、なにかと話題の多い年でした。ご自身の思う今年の10大ニュースがあれば教えてください。

私個人の2016年は既に振り返ったので興味があればどうぞ。 関連