モテたい人と、そうでもない人

先日「一生童貞であることは損か?」というQ&Aがあり、それを見ているときに自分でも考えていた。そこでの答えは、

むしろ無理なコストを支払って、期待していたほどのリターンが得られないほうが損だ。それに比べれば一生童貞であることのほうが割安である

という答えだった。まず、この質問者が童貞を捨てるにあたりコストがかからないのであれば、このような質問は出てこなかっただろう。そしてコストがかかればかかるほど、期待値も上がる。果たしてその期待値に見合うほどのリターンが得られるかというと、おそらくそうではない。だから、一生童貞でいることよりもコストを費やして童貞を捨てた方が利回りが悪く、損になるという結論だった。

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個人的な意見

僕自身は、別に一生童貞でも損じゃないなあと思った。それほどすごく期待もしていなかったし、「一生童貞であることは損か?」などという疑問も浮かばなかった。もしかするとそういうことを切実に考える時期があり得たかもしれないが、それでもせいぜい気の迷い程度で済まされただろう。それぐらい自分にとっては重要度が低い。多分「学歴を気にするか」と同じぐらいの程度にしか考えていない。低学歴は胸を張って言えることではないけれど、高学歴になるため無茶をしようとは思わない。だから、童貞云々であれこれ悩む人の気持ちはよくわからない。

「モテたい」人たち

それと同じで、本当に全く同じだと思うんだけど、「モテたい人」の気持ちがわからない。僕自身はモテない人間だが、あまり気にしていない方になる。だから、モテるための努力なんていうのはやったことがない。モテるために髪型や服装を工夫して雰囲気イケメンになろうとしたり、モテる趣味やモテる話し方とか、モテる態度などといったことにはタッチしたことがない。恋愛工学のようなモテ本に興味を持ったり手に取ったこともない。彼らがなぜそんなことに必死になって情熱を注ぐのか理解できない。そしておそらく、彼らは何故僕がそれをやらないのか理解できないのではないだろうか。むしろ自分と同じ基準でしか考えられず、強がりか何かと誤解してしまうんじゃないだろうかと思う。

それでは、彼らが何故モテたいのか、そこにどのようなインセンティブがあるのか考えてみよう。

  1. 本能型
  2. 承認欲求型
  3. 趣味型

これぐらいかなー他に何かあるかなー。ちなみにモテたい人には実際にモテる人とモテない人の両方がいる。モテる人はモテたくなくてもモテるし、いくら努力してもモテない人だっている。とりあえず順番に見ていこう。

1.本能型

本能とは、まあ快楽でもいい。感情でもいい。つまり性欲だ。抑えきれない性欲がモテたいという願望に結びついているパターン。これが一番主流だろう。だからモテたい願望は思春期の血気盛んな頃に爆発することが多い。性犯罪などに走らず、モテたいという方向に進むのは社会的に健全だと言える。

これはまあ分かりやすい。僕にはモテたい願望はなくても本能はあるから、理解できる。あとは程度の問題だ。冒頭にあったコストとリターンのせめぎあいの話みたいになる。僕の場合、本能に従ってモテようとするコストが高い。つまり、本能があるといってもそのためにモテようと努力するコストをかけたい、とまでは思わない。言い換えれば、低いコストで本能を満たせるならやっている。僕にとっては冒頭の彼と同じように「モテたい」と思うことやモテようとする努力のコストが高くて割に合わないと感じているから、関心を持てないということになる。

2.承認欲求型

承認欲求と分類したが、「モテる」ことによって満たされるためと言ってもいい。そこには自分自身が「モテる」ことで自信を得たり、満足することもあれば、「モテる」ことで周りに賞賛されて満たされることもある。自己承認他者承認というやつです。ナンパ師などは意外とこの分類型に属する人が多いみたいな話を、どこかのマンガで読んだ気がする。

これも一応は理解できる。モテたことはないけれど、人から好かれて嬉しいのと同じだろう。自分自身が求められて嬉しいというのもあるだろうし、好かれる自分が周りに対して誇らしいというのも理解できる。僕の場合はラッキーでそういうことがあれば嬉しいけれど、努力して得たいとは思わない。やはり「モテる」ための労力を考えると、リターンが小さすぎて割に合わない。だから承認欲求のためにモテたいとは思わない。

3.趣味型

これはゲーム感覚だったり、純粋に恋愛とかが好きでモテることやモテるための努力が趣味になっているケース。これに関しては本当に趣味の世界だから、僕はそういう趣味を持っていないというだけ。せいぜい本能の領域で、趣味にまでは達していない。この分類型は音楽でもマンガでもドラマでもなにかと恋愛事に持っていきがちな、女性に多いんじゃないだろうか。

そうでもない人

これら本能型、承認欲求型、趣味型の3要素はどれか一つだけに当てはまるというより、どのパラメータが高いかで傾向が分かれる。本能+趣味が同列にあるという人もいれば、全てが振り切っている人もいるだろう。そして、その総合値がコストを上回ったときに初めて「モテたい」という意識が自分の中で表面化する。

僕のような「そうでもない人」は、すべての数値が低いか、またはコストのハードルが高いかのどちらかになる。僕自身は両方。やる気がなくてめんどくさがりだから、「モテたい」などと言ってる人を見ると、なんでそんなめんどくさいことにやる気満々なんだろうと思ってしまう。

「モテたい」という気持ちは人類普遍の共通感情のように思われがちだが、よく考えてみるとこんな感じに分解できました。

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