読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

風呂で本を読む習慣

風呂で本を読む習慣がある。昔からではなく、つい最近の話だ。なぜ風呂で本を読むようになったか。風呂に入ると暇で、すぐにあがってしまう。そして脱衣所に出ると寒い。銭湯や温泉に行ったときは、外が寒いぐらいであっても涼しく感じる。それは体が温まっている証拠だ。自宅の風呂からあがり、脱衣所ごときで寒いようなら、それは体が温まっていない証拠だ。もっと長くつからないといけない。しかし風呂場は暇である。何もやることがない。そんなところでじっとしていられるのはせいぜい数分で、すぐに限界が来る。何か考えようものなら、調べたりメモを取りたくて居てもたってもいられなくなる。

風呂場の暇を解消するために、テレビなんかを置く人もいると思う。しかし僕はテレビを見ないし、そのために買おうとは思わない。スマートフォンを持ち込む人もいるだろうが、僕のスマートフォンは防水ではないから濡れると壊れる。それで本を持ち込むことにした。本も濡れると読めなくなるが、スマートフォンほどの損失ではない。そして余程のことがない限り濡らしたりしない。浴槽の上にフタをして、ハンドタオルを置いてその上で読むからだ。

風呂場で本を読むのはいい。他にやることがないから、読書に集中できる。参考書や勉強の本を持ち込んでもはかどる。湯あたりしやすい人は、思考が働かなくなるのでご注意を。おすすめなのは、風呂に入って体や頭を洗って、他にやることがない状態にしてから湯船につかり、じっくり本を読むことだ。先に体や頭を洗ってしまわないと、本を読んだ後ではぐったり疲れて億劫になる。先に頭を洗っていると、濡れた頭が外気によって冷やされ、湯あたりしにくい。そうやって1時間ばかり湯船で本を読む生活をしている。

ひとつ困ったことは、最近電子書籍の購入が増えたことだ。Kindleやスマートフォンを風呂場に持ち込むのはリスクが高い。だから風呂場で読むのはどうしても紙の本になってしまう。だったら全部紙の本で買ってしまえばいい、という風にはならない。電子書籍には電子書籍の利点がある。例えば夜、電気を消してから布団の中で読むことができる。僕は寝付きが悪いほうで、電気をつけたまま寝ることができない。そして、眠くなってから電気を消そうと布団から出てしまえば、目が覚めてしまう。電気のスイッチまでは歩かないといけない。読書灯のようなものもあるにはあるが、角度によって光が当たらないため、読書灯で本は読みづらい。結局、電気を消した状態で本が読めるKindleは便利なのだ。

風呂場で読む紙の本と、ベッドで読む電子書籍に分ければいい。そりゃあそうだ。しかし僕は、基本的には一冊ずつしか本を読めない。同時進行で紙の本を2冊読んだり、紙の本と電子書籍を交互に読んだりできないのだ(今は例外的に紙の本を2冊読んでいるが)。だから、紙の本であれば紙の本、電子書籍であれば電子書籍、そのときに読んでいる本を読み終えるまで切り替えることができない。めんどくさいやつだ。そういうわけで、ちょうど電子書籍を読んでいたときに一度、Kindleを風呂場へ持ち込んだことがある。ビニール袋に入れて密閉し、水や水蒸気が入らないようにした。その上からフリック操作できるかも確かめた。いざ、風呂場Kindle。

結果、包んだ袋がよれて文字がはっきり読めなかった。無理して読むことはできたが、目が疲れる。これはナシ。おそらく防水キットなんかを探せば売っているんだろうけど、そんなものを買うほどのことでもない。風呂場の電子書籍はあきらめよう。これ、スマートフォンだったらダメなんです。なぜかというと、スマートフォンはいろんなことができるから、風呂場に持ち込んだところで読書に集中できない。初めは風呂場の暇を解消するための手段だったのが、いつのまにか快適な読書環境を風呂場で実現しようとしている。

お題「ひとりの時間の過ごし方」