題詠 5首
1.クリーム
心臓のリズムに沿った足音をクリーム色のシャツがむかえた
2.溝
昨日から右手に残る感触が溝の底よりあふれでている
3.万緑
どこかしらつづく万緑どこまでも見上げてもそう、深く吸い込む
4.雨
雨の味、あまくてからい通り雨。なまぐさい飴、一部噛み切る
5.きみ
ふところのきみのかたさをもてあそぶ 明日の朝まで十年後まで
テーマ「衣服」
袖通すこの日のためにあつらえた素材が肌をしっかり刻む
1.クリーム
心臓のリズムに沿った足音をクリーム色のシャツがむかえた
2.溝
昨日から右手に残る感触が溝の底よりあふれでている
3.万緑
どこかしらつづく万緑どこまでも見上げてもそう、深く吸い込む
4.雨
雨の味、あまくてからい通り雨。なまぐさい飴、一部噛み切る
5.きみ
ふところのきみのかたさをもてあそぶ 明日の朝まで十年後まで
袖通すこの日のためにあつらえた素材が肌をしっかり刻む