個人投資家と話した2

またまた2人の個人投資家と話す機会があった。彼らが口をそろえて言うのは「働くより投資のほうが儲かる」。今回はなかなか実践的な話を聞いたのでメモとして残しておこう。

ゴールを決める

投資を行うにあたっては、まずゴールを設定するのが基本だそうだ。ゴールというのはすなわち数値目標である。例えば1億円の資産を築くとか。そこから逆算して現実的なプランを練っていく。1億円を築くにはどのような投資を行い、何年かかるか計算していく。

年間100万円ずつの運用

仮に毎年100万円を投資に回すとする。一般的なサラリーマンだと年100万円貯金するのはそう難しくないだろう。それを全て投資に回し、年利20%で運用すると17年で1億円を超える。毎年100万円を17年貯金し続けても1700万円にしかならない。17年というと、25歳のときに始めれば42歳で億万長者だ。年利20%はリスキーだから7%ぐらいを目標に置くとすると、31年で1億円を超える。56歳で億万長者になる。

  • 元本:毎年100万円
  • 20%運用:17年後→1億593万円(貯金だと1700万円)
  • 7%運用:31年後→1億207万円(貯金だと3100万円)

年間20万円ずつの運用

「毎年100万円も用意できない」という人もいるだろうから、もっと手軽なところで20万円にしてみよう。年間20万円だったら僕にでも用意できる。毎年20万円を年利20%で運用すれば、26年で1億円を超える。25歳から毎年20万円ずつ投資に回すことで、51歳の頃には億万長者だ。35歳から始めても、61歳の頃には資産1億円を超えている計算になる。年金?なにそれ?という感じだ。

  • 元本:毎年20万円
  • 20%運用:26年後→1億1347万円(貯金だと520万円)

1億円を超える理由

このマジックのような資産運用を実現するのは、複利の力だと言う。利率を上げれば上げるほどリスクは上がるが、目標達成は早くなる。そしてもう一つは時間の力だそうだ。元手の資金が小さくとも、10年単位の長期運用によって億の金額に化ける。例えば元手を年間200万にしても、年利20%で1億達成するには14年かかる。元手100万とわずか3年しか違わない。毎年100万を200万に増やすのは大変だが、100万で3年待っていれば同じ結果になる。

年利20%?7%?

夢の世界だと思っていた億万長者が、現実的に感じてきたんじゃないだろうか。しかし、この年利20%とか7%って数字は一般的にはとんでもない数字だ。ただ、話した投資家の人からすれば特別難しい数字ではないらしい。彼らいわく、

「10倍銘柄だったらゴロゴロしている」

「僕のパフォーマンスは30%以上」

彼ら自身は20代から投資を始め、40代で早くもアガリ(働かなくても生きていける状態)を迎えている。その期間にはリーマンショックもあった。毎日100万単位で資産価格が目減りしても、決算書の中身で判断して株価が元の推移に戻ることを待ったそうだ。

高いパフォーマンスを保つには

では実際にどのようにして、年利20%だとか7%なんて数字を達成するのだろう。例えばS&P500ETFなんかを購入していれば、それだけで7%は達成するということだ。既に安定した大手企業の株を保有していても、7%だったら難しくない。

銘柄を判断する基準はやはり、決算書らしい。まず一番最初に見るのは、売上・利益の成長率。単純に考えて、会社の売上・利益が毎年20%成長していれば株価も推移し、運用利回りも20%達成するという話だ。市場の動きに応じて株価の変動があったとしても、会社が順調に成長していれば株価が戻ることが期待できる。

次に決算書を細かくチェックしていくが、この段階で99%銘柄が脱落するとのことだ。だから一人の人は、ポートフォリオが5銘柄を超えることはないらしい。国全体が衰退している日本の銘柄なんかは、まず長期の成長は見込めないということだった。また、実際の規模に対して株価が過剰に値上がりしていないかも計算する。割安のタイミングで購入すれば、期待以上のパフォーマンスも見込める。

銘柄選びの細かい話をしていると本一冊書けるということだったので、おすすめの本を教えてもらった。今回話した人の一人は、実際にこれらの本で勉強した。

株の原則 (光文社知恵の森文庫)

株の原則 (光文社知恵の森文庫)

億万長者をめざすバフェットの銘柄選択術

億万長者をめざすバフェットの銘柄選択術

  • 作者: メアリー・バフェット,デビッド・クラーク,井手正介,中熊靖和
  • 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
  • 発売日: 2002/05/20
  • メディア: 単行本
  • 購入: 6人 クリック: 110回
  • この商品を含むブログ (66件) を見る