テラスハウスの雄大くんマジヤバイ

Netflixでやってるテラスハウスがヤバイということで、今シーズン放送分を全て見ました。テラスハウスって、恋愛脳の連中を集めたテレビ的な寒いショーだと思ってたんですね。あいのりとか見たことなかったし、テラスハウスもおすすめされるまで興味なかった。そんな期待を見事に裏切ってくれた雄大くん、マジヤバイ。

最初のうちは彼、19歳だから子供なんだろうって許されてたんですよね、スタジオメンバーからも同居人からも。でも次第に本領発揮するに従って、ただのヤバイやつに昇格、もう誰もついていけない。では、何がどう具体的にヤバイのか。メンヘラだとかヤクザだとかそういうんじゃない。ただのサイコパスでした。

※以下ネタバレ含む
※番組を視聴する際は副音声+日本語字幕が最強

序盤から片鱗を見せる

初っ端でテラスハウスにパンダのぬいぐるみ二つ持参、一つだけ名前つけてる、理想の女性は「全部面倒見てくれる人」など軽いジャブを打ってきました。このあたりは軽いジャブなんですよ本当に。2話では料理人志望なのに無味無臭のスープを作り、ほぼ初対面のみんなから「薄い」と言われましたが、そんなのはもう全く大したことありません。

4話では女子大生あみちゃんを泣かしてしまうものの、他のメンバー(特に男性陣)と打ち解けてうまい具合に進んでいくんだろーなーつまんねーなーと思ってました。しかしそこは期待を裏切らない雄大くん。5,6,7話は怒涛の展開でした。

クズであることが徐々に明らかに

父親のクレジットカードでブランド物を買い漁った経験のある雄大くん、アウトレットに出かけるも手持ち金は二千円。そのことを指摘されると「パピーのカードがあるから」との返事。しかも帰りにはデートに誘うという恐るべきメンタルの強さ。恥ずかしいとは特に思っていないようだ。

帰宅後には酔っぱらいの同居人みずきに父親のクレジットカードの件を非難されるが、

「お金はちゃんと返す計算してる」
「だってほしいんだもん」
「個人の価値観にケチつけるな」

という自らのご意見を主張。紛うことなきクズですね。彼は序盤から何度も「自立したい」とのたまいながら、自立とは何か理解していないご様子。そもそも自立を目指している人間が「全部やってくれる彼女が理想」なんて言うわけがない。おそらく周りから「そろそろ自立しろ」と言われた言葉をそのままリピートしているだろう。意味もわからずに。

一応料理人を目指していることになっている雄大。「親の金使ってる暇があったら自分の夢に向けてもっと努力しろ」とみずきにさんざんたしなめられ「明日はキッチンにこもる。レシピとか考えたいし」と発言。しかし翌日雄大は昼を過ぎても目を覚まさず、そのままキッチンにこもることはなかった。

次第に狂気を見せ始める

その後なぜか念願のデートが叶い、同居人女子大生あみとアスレチックへ向かいます。一見順調そうですが、何故か冬の雪山でアスレチック、片道一時間の移動を運転初心者の女子大生に任せるという、なんだろこれ、なぜ成立するんだろこのデート。着いたら案の定、シーズンオフでアスレチックはやっていない。

女子大生の運転でデート帰宅後、食事の用意シーンに入るが雄大くんはなにやらご機嫌斜めのご様子。デートが惨憺たるものだったからかなーと思いきや、付き添った女子大生あみは

「帰ってくるまでは楽しかった」

見ている人全員が「嘘つけ!」と突っ込むが、話の要点はそこではない。帰宅後に一悶着あったそうな。食後に「一体雄大は何を怒ってるんだ?」という会議になる。雄大は怒ってないと主張するが、中村さんが事情を伺うと、どうやら雄大は帰宅後二人だけで買い物したかったらしい。しかし女子大生あみはもう運転したくなかった。そこであみが中村さんに(運転してくれるように)声をかけると、雄大はふてくされ買い物に付き添わず、食事の用意も手伝わなかった。

不毛なアスレチックデートに付き合わされ、運転もさせられ、わけのわからない怒りを向けられ散々だった女子大生あみは、雄大を無視するようになる。

This is サイコパス

自分の思い通りにいかないことでイラつく雄大に対して、大人の中村さんは相手に期待しすぎていると、大人げないと、行動を改めるように注意をほのめかす。

しかしあみのくつろぐプレイルームへと割って入る雄大。当然ながらあみは部屋から出ていく。

「まだ来るべきじゃなかった」と告げる中村さんに対し、

「ここに来れるぐらいのスタンスなんだっていうことはアピールできましたね」

と謎の自信満々発言を繰り出す雄大。何この思考回路「俺はまだあきらめていない」ということを主張したかったのだろうか。あきらめるもなにも、言動を改めるよう注意されているのに「俺はまだあきらめない!」という逆の路線を行く。彼には何も伝わっていない。

他の住民からも、食器を片付けろと注意しても片付けない、ゴミを捨てろと言っても捨てない、それどころか言い訳してきて、その言い訳が何言ってるのかわからない、もう話が通じないという意見が続出する。

住人たちはあきれ、もう雄大のことが理解できなくなり、テラスハウスはサイコパスと同居するホラーハウスと化していった。この展開は今までのシーズンにもなかった展開らしいです。

雄大を分析してみる

この雄大くんのヤバさに同居人だけでなくスタジオメンバーも真っ青、南海キャンディーズ山里は「サイコパスだ!」と連呼している。そんな雄大くんのことを少し真面目に考えてみよう。

雄大くんの理想の女性は「全部やってくれる人」と述べているように、雄大くんが求めているのは彼女ではなく完全に母親だ。全てを許してくれる母親、無償の愛を求めている。彼はこれまでそういった母親の愛を知らずに育ったのではないか。事実雄大は父親と祖母の元で育っている。別々に暮らしている母親は番組にも登場したが、他人行儀でどこかよそよそしい。

雄大は母親の愛を知らず、人から承認されることなしに育ってきたのだろう。自分のことは常に全肯定、自分が常に正しい、自分を疑うことも省みることもない。それは人に愛されたり認められたことがないからだ。自分を唯一認めてくれる存在が自分だけだった。全面的な愛情不足、承認不足から今の自分が常に正しいと思いこんでいる雄大ができあがっている。

最近見ていたドラマ「マインドハンター」では、幼少期の経験からサイコパスとして覚醒した連続殺人者をテーマに取り扱っている。Netflixつながりで雄大と非常に近いものを感じる。雄大はある意味かわいそうな存在であるようにも見えるが、南海キャンディーズ山里は言う。

「ここは更生施設じゃない」

片親でも愛情を受けなくても立派に育っている人はいくらでもいる。雄大が今の雄大なのは、半分は彼の資質であり、半分は運が悪かったのだ。

テラスハウス史上初のサイコパスを抱えた軽井沢編は、シーズン1の7話まで来ました。2/27からはシーズン2の放送が予定されています。手に負えなくなった雄大をめぐり、他の住人たちは途方にくれています。果たして今後ホラーハウスは一体どうなるのか!?殺人事件に発展するのか?まだまだ続きそうなので期待しています。

テラスハウス OPENING NEW DOORS

雄大くんみたいなやつ、前に身近にいたんだよなー…。