crazyとweirdについて

crazyな人は世の中を見渡せばたくさんいる。「ぶっ飛んだ」とか形容される人はまさにクレイジーだ。大体がそう。crazyは英語表現でも「かっこいい」という意味で使われがちだ。sickとかもそう。肯定的に用いられることが多い。日本語だと「ヤバイ」に該当するのか。ヤバイはかなり古い言葉だが、現代日本語としても通用するのだろうか。世の大抵の変わった人とか、おもしろい人を指すときにcrazyな意味合いであることが多い。日本でも外国でも、crazyな人はたくさん見てきた。

英語のボキャブラリーのクラスで、「変」が話題になったことがある。「自分は変だって言われるんだ」みたいなことを言うときに僕がcreepyを使ったら、先生から「それは"変"っていうか"変態"だよ。君は変態なの?」と言われた。一応その場では否定しておいたが、そうすると先生は「different(違っている)を使えばいいよ」というような模範解答をくれた。different、オブラートに包んだ良い言葉だ。

しかし実際のところ、自分が英語圏で一番よく言われたのはweirdだった。変、である。日本語的に訳せば"奇妙な"になるらしい。crazyのような明るさはなく、不気味な感じが漂う。世に言う変な人はやっぱりcrazyな人が多い。crazyさは、言ってしまえばもはや有り触れている。そして僕が探し求めているのはweirdなんじゃないかと思う。自分もどちらかというとweirdでありたいと思うし、crazyな人よりはweirdな人をおもしろがる傾向がある。いずれも"変"ではあるが、趣が異なる。