地下足袋、サンダル、ペラペラで走るムーブメント

トレイルランニングの練習になぜか参加することになり、ジョギング周りの話題になった。メンバーに一人ランニング強者がおり、いろいろ教えてもらった。トレイルランニングにおすすめの靴はアルトラとホカオネオネというブランドらしいです。

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ペラペラブーム

その人は普段のジョギングを、杵屋のランニング足袋という地下足袋で行っているそうだ。夏場はルナサンダルというビブラムソールのサンダルだとか。

地下足袋なんて、なぜそんなペラペラの靴で走っているのか。夏場に至ってはサンダルである。ジョギングと言えばクッション性の高い靴で走るのが一般的だと思っていたが、今の潮流は「素足に近い感覚で走る」というものらしい。

その人曰く、「人間はもともと裸足で走ってきたから、体もそのようにできている。なるべく裸足に近い状態で走ったほうが体に負担がかからずタイムも良くなる」というものだった。さらに「足の裏で地面の感触を楽しむ」「多少痛みを感じるぐらいのほうがいい」とまで言っていた。

ペラペラブームのはしり

その言葉を聞いて思い出したのが、NHKでやっていたメキシコの山岳民族「ララムリ」のドキュメンタリーだった。彼らは「走る民族」と呼ばれ、90年代からアメリカのトレイルランニングの大会で優勝したりと話題になっていたらしい。

その番組の話をすると「ルナサンダルはまさにララムリのワラーチを参考に作られたんだよ」と教えてもらった。ララムリはタイヤを切り取っただけのゾウリを「ワラーチ」と呼び、それを履いて山中を走り回っている。我々日本人の先祖だって、もともとは草鞋で日本全国の野山を闊歩していた。

タラフマラ族 - Wikipedia

マス・ロコス(狂人ども)が集う、地の果てのトレイルランニングレース|WIRED.jp

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商品化されたルナサンダル。ペラペラ

ララムリとトレイルランニングを紹介した本

ルナサンダルは1万超えとけっこう高い。そこでワラーチを自作している人がいるそうだ。ネットで検索したらたくさん見つかると教えてもらった。ビブラムシートとヒモとを使って3000〜4000円で作れるみたいだ。

格安でワラーチを作る方法&ヒモの結び方&2足目を自作する時のポイント | RUNBAKA(ランバカ) 新潟県南魚沼市のド素人ランニング集団

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走る地下足袋

ゾウリで山を走るのはさすがに難易度が高く、普段のジョギングにおけるペラペラブームの話に移ろう。僕はジョギングの最中が退屈過ぎて、Podcastを聞いてたりしていた。それもすぐネタがなくなり長続きしなかった。しかし、「素足に近い感覚で走ったら刺激があって楽しい」と言われ、ランニング足袋を検討しようかと思った。

杵屋のランニング足袋は「陸王」という池井戸潤の小説に登場し、テレビ東京「ガイアの夜明け」でも紹介されて注文が殺到しているようだ。生産が追いつかなくなっているらしい。もともと話題になったのが無敵というランニング足袋で、それを新しく改良したToe-Biという商品も出ている。「陸王」のドラマ化にあたり、他メーカーからも類似製品が出ているようだ。

2017年11月28日放送 "陸の王者"を目指せ!|日経スペシャル ガイアの夜明け : テレビ東京

小説「陸王」で注目! きねや足袋の“ランニング足袋”「MUTEKI」を履いて走ってみた - 価格.comマガジン

Toe-Bi

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Amazonにはいくつか出ていた

バークレイマラソンのドキュメンタリーはめっちゃおもしろかった。こっちはトレランだけど真似したくなる。

https://www.netflix.com/title/80076413