現代では、三島由紀夫と言っても通じないことがあり
特に同世代やそれ以下の人と話していても
「何読むの?」
「三島とか」
「誰それ」
となることもしばしばあり、それは単に
俺の付き合いが偏ってるせいかもしれませんが
認知度としては下がって来たことを実感いたします。
そんな中、本日早朝の会話で、
映画の話をしておりまして、ワタクシが
最近見た映画を聞かれてもいないのに、
「春の雪見た」
と申し上げましたところ、
「三島由紀夫やろ」
という返答があったときには、若干の驚嘆と
ささやかな涼やかな潤いを感じいたしまして、
それも「如何にも」な人からではなく、
そのような言葉が出たことを喜ばしく思い、
そこで食いついたら負けと思って流しました。