おとつい

おとつい。

寝る時間が遅かったため、目を覚ますと8時55分。青ざめました。とりあえず電話。
「すみません、今目を覚ましました。」
「なにしてんの!おかしいと思ったわ〜今日はもう休んだら?休みたまってるから消化してください」
「あ、わかりました。すみません。」
ということで急遽休日。しかしこの後ろめたさ。今日行わなければならない特別な予定も無かったため休むに支障はないんですけど、寝坊が休みとなった後ろめたさ。

暑い外は暑い。とりあえず更に寝た。何も学んでいない。だってやることないんだもの。そして、休みでないと出来ない事、掃除洗濯クリーニング屋を済ませると、5丁目にあるというアンダーカバー名古屋店に一度足を運びたかったので行ってみた。外は汚物暑い。Tシャツ帽子短パンサンダルで向かった。

無駄に高いと噂のアンダーカバー。ワタクシが予備校生だったころ、予備校の近所にあって、いつも前を通っていたものの、貧しかった上に、服を買う感覚がまだなかったため、立ち寄った事は無かった。いつの間にか店が移転した。といってもすぐ近くに引越しただけ。そして大学生の頃、その移転先の前を、バイト帰りに
何度か通ったものの、バイトが終わるのは夜10時頃だったため開いているはずも無く、ついに地元では行く事が無かった。思えば京都はそのあたりの店がとても豊富だったなあ。知らず知らずに認識できていたぐらい。

栄5丁目に来た。こんなところかというような、人通りの少ないマンションの1階のテナントに入っていた。外からは何の店かわからず、窓からは暗くて見えない。ドアに「UNDER COVER」と書いてあるだけ。中に入った。ワタクシが予備校生だった頃に流行った裏原系とかいうその類いの店らしいんだけど、当時はとても入りにくかった。今や年の功。店員も多分年下だ。

中は暗い。内装が全体的に黒。マネキンというのかなんというか、2体あってそれぞれ男性もの、女性ものに包まれている。店員は金髪でレザーのベストを着て、その下はワンピースかなんか。客は一人。平日の午前中だからそんなもんだろう。客は至って普通の男性。見た目も服装も年齢も。

Tシャツ、シャツ、ポロシャツ、チェックのベスト、クロップドパンツ、ジャケット、上下、その他、思ったよりシンプルだった。

「暑いですよね、こう暑いと服装も大変ですよね。重ね着が嫌いなんでどうしてもTシャツとかシャツ1枚になってしまうんですけど、なんかもうそれも嫌で
けど暑いほうが嫌すぎて汗かくとか肌が荒れるし気持ち悪いし今着てるそれも結構暑いんじゃないですか?この時期でもここはエアコンかかってるけど外だと暑いでしょ?」

「私どちらかというと寒がりで、1年通して半袖着る事って滅多にないんです。汗もかかなくて。」

その店員が着ていたレザーのベスト値段聞いたら10万円だった。