ニコニコ動画の思い出

ニコニコ動画を見なくなって4年ほど経った。

僕が見ていた頃はランキングがメインで、ニコ生はまだ無く、運営主催の番組もほとんどなかった。そして誰も見なかった。当然、プレミアム会員も少なかった。

「おもいではおっくせんまん」とか「エアーマンが倒せない」とかの歌とパフォーマンスを合わせた動画が流行っていた。今見ても面白い。

「ビビりバイオハザード」とかのプレイ動画が出だした頃だった。当時ゲームセンターCXに触発されてか、その手のものがたくさん出てきた。自作ステージの激ムズマリオで孔明の罠とか言われていた。

初音ミクが発売されて、「なんかすごいぞ」ってことで音楽に強いネット民が買い漁り、こぞってニコニコ動画にアップし出したのもこの時だった。今からすれば、ニコニコ動画のために出てきたソフトのようなもんだ。これほど場とツールがマッチするとは。そしてまさか初音ミクで作られた曲をコンビニで聞く日がくるとは思わなかった。

 BM98の懐かしいのがアップされたり、運営の大規模削除に抗議する動画が作られたり。運営は当時まだ遠いところにいて、ユーザーの敵のような存在だった。サーバーを提供するのは運営だが、作った動画はユーザーのもので、そこで築きあげたアクセスや盛り上がりや文化はユーザーが、自らの力でそこまで持ち上げたのであって、それを運営が好きに扱っていいはずがないという抗議だった。

ニコニコ削除戦争の歴史なんかを見ても面白い。僕はRC世代なのでもろかぶりなのだ。

懐古厨のようだ。