スーツ着ないで仕事したい

スーツ。昔はそういう社会人的なものに憧れた時期もあった。大学生の時に日雇い派遣のバイトをしていて、日雇いたちを取りまとめるスーツ姿の社員を見て、「こっち側の方がいいかな」と思ったりした。日雇いは名実ともに底辺が多かったから。

でもやはりスーツは暑いし寒いし、着心地悪いし好きにはなれない。着たい人だけが着たらいいと思う。シャツは個人的に好きだが綿がいい。ネクタイとかウールのパンツとかジャケットは普段着でほとんど持っていない。楽な格好がいい。タンクトップ、ショートパンツ、サンダルが至高。冬はなんだろ。
スーツにこだわるわけではない。作業着でも軍服でもなんでも、制服めいたものが好きじゃない。形式ばったものが。 
でも今の会社機構、社会ではそういうのは許されない。一般的には。やりたいところではできるといった感じ。ある種のルールだからそれにどうこう言うつもりはない。
ただ、ドイツの公務員はTシャツで仕事をしていた。スーツは単なるルールでしかなく、それ以上の意味は無いと思う。 
このスーツ着たくないという話を、会社員の女の子にしたら
「メリハリとか、気を引き締めるのにスーツ必要じゃない?」
と言われた。
言われてみれば確かにそういう節はある。けれどそれは意識すれば変えられる。スーツを起点に気持ちの切り替えをしていた人は、意識的に気持ちの切り替えをすればいいだけの話だ。物に頼らないとできないなら、何か物に頼ってもいい。それがその子にとってスーツだったというだけで、時計でもサングラスでもハチマキでもなんでもいいんじゃないだろうか。僕は着たくないものを着て意識を切り替えようと思わない。
印象について気にするなら、やめた方がいいかもしれない。変な印象を与えるとか、雑な印象を持たれるとか。でも実際印象なんか意味はなくて、印象にこだわっているうちは本質が見えなくてそんなのを相手にするのは無駄。
そもそも仕事したくないという前提は今回省いております。