web日記について

もう一度web日記を書こうかと思った。


特に意味や目的はない。ふとweb日記という存在が懐かしくて思い立った。

Twitterでええやんと思う反面、なんかちゃうねんなという気持ちがある。媒体、用途が違うんだから全然違う。でもおそらく内容はそんなに変わってこない。今日のツイートを一箇所にまとめたらこんな感じです、になるだろう。
でも僕はツイートをまとめられない。僕にとってツイートはフローであり、web日記はやはりログである。自分のツイートを見返すことがほとんどないのは、一つ一つが一言として完結していて後から見るにはあまりにまとまりが悪く、残しておく媒体としては適していないと感じるから。web日記については、たまに何年も遡って読み返すことがある。

思えば、web日記の歴史は長い。
僕自身は継続的に日記を書く事が出来ないから、たまに更新、止まっては更新、場を変えては再開、停止、その繰り返し。


・古くは高校生の時、html手打ちのいわゆる日記のページ、テーブルタグとフォントいじりに始まり
・さるさる日記といった日記サービスへ移行
・その後ウェブログというある種の定型が出来あがり、ムーバブルタイプを利用してみる
・メンテがめんどくさくなり、やがて企業に用意されたブログサービス、はてなダイアリーを使うようになる
・そのうち、今となっては古い形の日本型SNS、mixiが始まる。匿名アカウントにて日記はそこに引き継がれる。日記を基本としたSNSは当時普通だったけれど今となっては珍しくなった。

その後Twitterを使いFacebookを利用するようになり、tumblrでリブログの日々を過ごす頃には、web日記が綴られることはなくなった。はてなブログやWordPressは登録していたものの、ほとんど使っていない。

高校の頃から10年以上場所を変え途切れては続いていたweb日記は、媒体の変化、web文化の様変わりに釣られてか、身を潜めることになった。


それは僕に限らないことかもしれない。その昔メインコンテンツであった日記は、ウェブ上で見かけなくなった。ブログにて続けている人が一部残っているものの、ブログはどちらかというと日記より外に向けてのプレゼンテーションの場というか、発表の場という色が強くなったように思う。逆にTwitterは内向きな、ある意味日記的要素を持つツイートも一般的であるように思える。webの高速化に伴ったflickrやtumbrといった写真サービスの台頭、さらにその先にあるyoutubeやニコニコ動画といったムービーが簡単にアップロードできるようになり、テキストはかえって敷居が高くなったのかもしれない。
読み書きの媒体がパソコンからスマートフォンへシフトしていっていることも影響があるかもしれない。タブレットやスマートフォンはtwitterやメッセンジャーのような短文に向いている。長文を打つとなるとどうしてもキーボードが手放せない。


web日記には何を綴っていただろう。web日記は、オープンではあれど、明らかに日記である。外に向けたアピールや紹介ではなく、自らを綴ったものとなる。自らの考えや感情、できごと、個人の軌跡に過ぎない。web日記を綴ってみよう。もう一度。



ところではてなダイアリーからブログへログも含めて全面移行した人っているのだろうか。今のところ併用は見た事あるけどログ移転を見かけていない。辿ってないだけかもしれない。いたら教えてください。移して何か良い事があるかどうか。