大人のワーキングホリデー

僕は6年以上会社に勤め、退職してからワーホリビザを取った。ワーホリビザの年齢制限は申請時に30歳以下であること(一部の国を除く)なので、期限が終わる前ギリギリに利用してみたという形になる。

ワーキングホリデーを利用する人の多くは大学生だ。1年間休学して外国で過ごしている人がほとんどである。しかし僕のように一度社会に出て、仕事を辞めて来ているという人が意外にも多かった。僕の知っている人、たった4ヶ月の間に知り合った日本人の中だけでも5人いる。日本でエージェントに通っていた時も、25、6歳という人は何人もいた。

大学生に比べれば圧倒的に少ないが、それにしても仕事を辞めてワーホリに行くというのが意外とメジャーなことに驚いた。 彼らのうち、大抵の人は英語を身につけて帰国後の仕事に活かしたいとか、英語の勉強メインで来ている。中には渡航先の大学に進学してそっちで就職しようと考えている人もいるが、だいたいが日本で就職するにあたり有利な条件を得ようと努力している。傾向としては、大学生よりもまじめな人が多い。特に語学学校ではその傾向が強い。

僕自身はそのどれでもなく、ただ仕事辞めてやることないから来ているだけで、一番愚かというか、不真面目で自殺行為だろう。目的は、外国に住んでみたかったというだけ。 僕のことは置いといて、「ワーキングホリデーは大学生のもの」という固定観念に縛られて選択肢から除外している人がいたとしたら、そんなことはないと断言できる。「いい年して仕事辞めて外国で遊んでいるのはどうか」というのは人によって様々な捉え方があると思うしオススメしようなどとは思わないが、何が言いたいかというと、

  • 30手前でも仲間がいる
  • 30手前だからといって特別ではない

この両面に尽きる。ちなみに日本人以外にも30前後は普通にいる。彼らは年齢のことなど気にせずに若い人たちに混ざっている。
大学生が大人じゃないかというと全然そんなことはないが、30手前のワーキングホリデーと書くよりピンとくるかと思って。
関連:あなたがもし30歳以下ならば - Letter from Kyoto

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