ブログを書く人、書かない人、その理由

先日web屋のイマイさんという人と話をしていて、ある人が

「イマイさんもブログやったらいいじゃないですか?」

と言っていた。これに対してイマイさんは

「僕は何か書いてもすぐ消しちゃうんですよ。SNSとかもそうなんですけど、これ誰が読むんだ?って思って。」

ブログは自己満足なんだから誰が読むとか考えなくていいんじゃないかなという風に返したら、だったら尚更公開しなくていい、ただの日記帳に書くかevernoteにでも書いていればいい、オープンでやる意味がわからないと返ってきた。そういう考えの人だった。彼にとってwebは仕事の場であり、プライベートの場ではないということなんだろうか。

オープン?非公開?

僕はこの手の内容に関する自分の意見を既に書いていて、自分なりの結論は出ているんだけど、もしかしたら人はその、公開することに対して意外と抵抗があるのかもしれない。僕は公開すること、人に見られる形式を取ることによって、レポートやスピーチなんかと同じで文章の体裁を整える意味があるとか、モチベーションの維持だとかそういう意味を見出している。匿名だから公開には特に抵抗はない。「だったら日記帳に書けばいい」と思う人は、公開を恐れているのだろうか?単に意味が見出せないだけなのか?

書くということ

その前に大前提として、書くことに意味を見出しているかどうかというのがある。僕は公開するしない以前に、文章を書きたいと思っている。そしてそれが非公開だと続かないからブログという形態を利用している。ブログを始めたい!webで自己表現したい!というのが始まりではない。だから、文章の体裁が整えられてモチベーションが続くならば、非公開でも書き続けるだろう。しかし、ブログを書いていない人というのはそもそも何かを書きたいなどと思っているのだろうか?思っていないんじゃないだろうか?もしかしたらブログを書いている人の中でも「何かを書きたい」という前提の元で書いている人は少ないんじゃないだろうか?

誰がブログを始めるのか

では僕のような、何かを書きたい、書き残したいと思っている人以外の人というのは何故ブログを書いているのだろうか。仮にイマイさんがブログを始める事になりそうな要素というのは、どういったものが考えられるのだろうか。
一部では、コミュニケーションツールとしてブログを始めたり用いている人がいることを知っている。SNSにも書かないイマイさんには考えられないだろう。では他にどういう人がいるのだろうか?アフィリエイトもあるだろうし、自己表現だってあるだろう、僕はイマイさんにどうしてもブログを書かせたいわけではないけれど、自分なりの意見がある人は、もしよかったら教えて下さい。

余談:恩返し

僕は自分の記憶を書き残しておきたいという理由以外に、恩返しというのが一つあった。僕がネットで何か困った時に、検索して答えが出てきて助かった経験というのは腐るほどある。その多くが公式サイトのヘルプやYahoo!知恵袋、人力検索はてななどではなく、ブログの記事であった。彼らは自らの経験談や失敗談、調べた記録などを残しているだけにも関わらず、それは僕の助けになったんだ。こんなにありがたいことはない。その恩返しとして、僕は自分が何かを解決した記録をブログに載っけることがある。