再びナイアガラへ

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先日、再びナイアガラへ行くことになった。今回はカジノがメインだということで、カジノで一山当てたいメンバーが集った。前回もカジノには寄ったものの、特に遊ぶわけでもなくスルーして帰ってきた。

  • バス停から滝まで徒歩は少し遠い
  • 免税店の利用の仕方に注意
  • 滝に向かう船はアメリカ側が空いているかも
  • バス停までのバスは最終が早いかも

トロントからバスでナイアガラへ

今回はバスで行くことになり、朝の8時半集合となった。トロントからナイアガラへはバスで約2時間だ。当日バスに乗り込む直前に切符を買ったため、バス代は往復$38。バス停はお馴染みのBay x Dundasにあるバスディーポだ。

最近僕は寝る時間が不安定であり、前日に寝た時間も3時で8時半集合はかなり厳しかった。目覚ましをかけて無理矢理起き、眠いまま集合場所に向かった。一人しかいない。今回集まる予定の人数は5人で、そして一人。僕合わせて二人。そうこうしているうちに一人遅れてきた。僕が既に15分ぐらい遅れていたにも関わらずこの集まりよう。結局最後の2人は30分遅れた。地下鉄が緊急で止まっていたという仕方のない事情があった。

無事全員集まるとバス停へ向かい、9時のバスに乗った。ギリギリ間に合ったというより、既に時間は過ぎていたがバスは発車していなかった。今回はいつものメガバスではなくグレイハウンドに初めて乗った。グレイハウンドは座席などもいいと聞いていたがそんなに大したことなく、なぜかネットも使えなかった。着くまでの2時間、車内で寝ようとしたがとても寝れる環境ではなかった。

ナイアガラのバス停に着くと、滝まで歩いて行った。バス停から滝までは少し距離があり、バスが出ているものの$7する。3人以上だとタクシーの方が安い。また、トロントからカジノバスというカジノに直行するバスもあるらしいが今回遅刻等がありカジノバスを選んで乗る余裕がなかったため、その場にいた9時出発のバスに乗り込んだ。

ナイアガラで国境を渡る

今回の予定として、何故かアメリカ側に渡ることになっていた。ナイアガラへ行ったことがない人は知らないかもしれないが、ナイアガラの滝というのはカナダとアメリカの国境になっている。滝を挟んでこちら側がカナダ、あちら側がアメリカ、という具合に。そして滝の手前にある崖に橋がかかっており、橋を渡れば国境を跨ぎ、アメリカに入国できる。このように、アメリカへ陸路で国境を渡るには$7かかる。空路だとESTAというのがあり確か$14だったと思う。

ちなみに、ここで我々一行は既に一つ失敗を犯していた。免税店だ。もしカナダ側の免税店で買い物をしたければ、アメリカに入国する前に国境前の免税店で買い物を済ませておかないといけなかった。僕らはタバコとか買うつもりだったのに素通りしてしまった。
これは空港の免税店とは少し違い、いわば出国の際に、パスポートチェックなどの税関を通る前に免税店があるような感じだ。先に買って入国しなければいけなかった。

まだここで失敗したとしても、アメリカを出てカナダへ渡る際に同様に、出国前に免税店で買い物をすればいい。しかし我々一行がアメリカ側で免税店に寄ると「車で出国する人以外には売っていない」と言われた。もしかしたら他の免税店で買えたのかもしれない。

アメリカ側からナイアガラの滝へ

さて、この時点ですでに昼の12時だった。カナダからアメリカに渡るために払う$7を米ドルに両替するためにうろうろしていたため時間を食った。その辺にあるおみやげ屋兼喫茶店みたいなところでサンドウィッチを食べて、ある場所へ向かった。船着場だ。

今回ナイアガラでは、滝壺へと向かう船に乗ってみようという案が出ていた。正直は僕はそのことも知らなかったんだけど、成り行き上船に乗ることになった。
アメリカ側の乗船料は$17、入場すると崖の上から滝を眺めることができる。その横にあるエレベーターで崖の下まで降り、そこから船に乗って滝へと向かう。滝は水しぶきがすごいため、簡易のゴミ袋のようなカッパをくれる。

これ、全く同じサービスをカナダ側でもやっている。おそらく全く同じ会社が経営しており、船も全く同じだ。ただカッパの色だけが違う。アメリカ側から船に乗り、同じく向かい側から来るカナダの船を見てみれば、なんと船上が満員なのだ。アメリカ側、つまり僕らが乗っている船というのは、9月に入り気温も下がったド平日の昼間ということもあってか、結構空いていた。しかしカナダ側は満員だったのだ。

「なんで向こうの船はあんなに人が多いんだろう?」

という話をしていたら、同行者の一人が

「カナダはビザが緩くて色んな国から人が来てるんだよ。だからあんなに満員なんだ。ほら、以前一緒に住んでいたロハンやルーカスなんかはビザの関係でアメリカに渡れないって言ってただろ?」

なるほど。カナダもアメリカも同じ移民国家ではあるが、ことビザのゆるさに関してはカナダの方が圧倒的だ。アメリカはワーホリも無ければ永住権も厳しい。カナダの永住権取得難易度は、アメリカの20年前の基準と同じだと言われている。そういうわけで、アメリカ側から滝に向かう船に乗れば空いているかもしれません。

滝でずぶ濡れに

船は迂回し、船着場に戻ってきた。船着場まで着く途中に船上から見えた階段があり、船着場から滝の方に続いていた。この階段を登ってみようということになった。この階段は滝のすぐ真横にあり、その水しぶきの量が尋常でないのは見えていたが、船乗る前にもらったカッパもあることだし挑戦してみようということになった。

結果、全身ずぶ濡れになった。特にカッパからはみ出ていたズボンと靴と靴下あたりは絞ればガンガン水が出てくるぐらい水浸しになった。正直なところやりすぎだった。
船着場を後にすると、雨が降ってきたので案内所のようなところに避難した。その後も雨はものすごい勢いになり、船着場でカッパを捨てていたため歩くこともできず一時そこで休憩することになった。一行はピザを食ったりアイスを食ったりしていた。

雨が上がると再び国境を渡り、カナダへ戻った。正直アメリカには何をしにきたのかわからない。おみやげ屋などを見回りながらも当初の目的だったカジノへ向かった。

カジノで遊ぶ

この時点でもう夕方だったと思う。やっとカジノへ来た。カジノと言っても香港やマカオ、モナコやラスベガスにあるようなカジノではなく、ナイアガラのカジノというのはパチンコ点のようなゲーセンのようなしょぼい作りだ。温泉旅館にあるでかいゲーセンを想像してもらったらいい。それか、ラウンドワンのようなあんな感じだ。ただ違うところは、その場で現金を支払い、その結果はそのまま現金で返ってくるというところだけ。

遊べるゲームは、主にスロットがフロアの半分以上を占め、残ったスペースにポーカー、ルーレット、ブラックジャック、などのテーブルが並んでいる。また、テーブルよりもレートの低い、デジタルのルーレットやブラックジャックなどもあった。中央にはバーテンがあり、お酒もそれほど高くない。各テーブルでは飲みながらプレイができる。

僕はずっとデジタルのルーレットをやっていた。これは$2から賭けることができ、1箇所に最低¢25から張ることができた。最初$5を投入して遊んでいたが、増えたり減ったりしても$10前後だ。段々退屈になってきて$20投入し、一箇所に$5などを賭けていると一瞬でなくなった。多い時で$50ぐらいまでにしかなっていなかった。

しかしそれでも終わった時間は夜9時だ。各自戦績を聞いてみると、なんと全員負け!!一番多い人で$100負けていたが、彼は浮き沈み激しく最初$20でスロットをやったりルーレットをしている中$300ぐらい勝っていたのに最終的には$-100となった。他の人もスロットやブラックジャックで$50ぐらい負けていた。一人だけ$50ぐらい負けていたがイーブンにまで戻してやめた人もいた。

さようならナイアガラ。

夜9時半になり、カジノを後にしてバス停へ向かった。バス停へは距離があったので$7のバスに乗ろうということになり、ナイアガラの滝沿いにバス停へ向かうバスに乗るバス停へ向かった。ちょうど夜ということもあって、ナイアガラの滝は虹色にライトアップされていた。写真は取っていないので拝借するがこんな感じだ。

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photo by `James Wheeler

途中おみやげ屋に寄ろうとしたが閉まっていた。大きいところでもだいたい9時閉店だった。バス停に着いて時刻表を見ると、9月2日からバスの時刻が変わっており、夜はその長距離バスに乗るバス停へ向かうバスが終わっていた。最終は6時ぐらいだったと思う。仕方なくタクシーを拾い、5人だったが乗せてもらった。

バス停でバスを待ち、乗ったら案の定バスは寒かった。僕は裏起毛のパーカを着ていたからマシだったものの、長距離バスはどこでも寒いということを認識しておいた方がいい。トロントに着いたのは夜12時。今回はかなり歩いたため疲れており、そのまま帰路についた。以上が二度目のナイアガラでした。さすがにもう来ることはないだろう。