年号から振り返る 1985年

1985年

1985年は今から約30年前となる。1985年と聞いて真っ先に思い浮かぶのが、バック・トゥ・ザ・フューチャーのタイムスリップする元の年だ。バック・トゥ・ザ・フューチャー1では1985年から1955年へ、2では2015年へとタイムスリップしている。つまり1985年が現代として描かれており、来年2015年は未来として描かれていた映画となる。

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1985年のできごと

このままバック・トゥ・ザ・フューチャーで引っ張ってもよかったが、1985年をWikipediaで振り返ってみる。

  • ロナルド・レーガン2期目
  • スティーブ・ウォズニアックがアップルを辞める
  • 男女雇用機会均等法
  • 豊田商事の会長が刺される
  • 初の日本人宇宙飛行士
  • シートベルトの義務化
  • 桑田・清原PL学園が甲子園優勝
  • 夏目雅子死去
  • スーパーマリオ発売
  • プラザ合意
  • 阪神優勝 

結構な激動の年だ。いろいろな分野においてある意味歴史の転換期だったと言ってもいいんじゃないだろうか。そんな中で僕の目に止まったのは、とんねるずの歌だった。

レコードからCDへ

1985年にはとんねるずが「雨の西麻布」「青年の主張」という曲を出している。この頃はちょうどレコードからCDへの移行期だったみたいだ。これら2曲はレコードで発売されている。今ではアナログ盤が好きな人や、音楽好き、DJにとってレコードを購入することは珍しくないものの、やはり一般的には馴染みがない。僕は本物のレコードを2回ぐらいしか見たことがない(レコード屋で並んでいる物やクラブなどでかかっていたのはカウントしない)。当時はCDが珍しく、レコードが当たり前だった。今はまたCDが珍しくなっている。もはやCDを買う層というのは限られているだろう。

ゴールデン☆ベスト とんねるず

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とんねるずが歌を出していた

とんねるずの話に戻ろう。最近ではいいとも最終回でダウンタウンと共演することが話題になったが、当時のとんねるずは歌を出していた。毎年出して、それが結構売れていた。作詞は秋元康。僕が物心ついた頃もとんねるずはまだCDを出していた。「一気」とかはさすがに知らないけれど「ガラガラヘビがやってくる」とかはテレビで見ていた。

当時のとんねるずほど若くて売れている芸人というのは、今はいない。当時もいなかったんじゃないだろうか。もっと前にはたくさんいた。さんまとかもかなり若い段階でかなり売れていたと思う。ダウンタウンはとんねるずとだいたい同年代だが、大阪からのスタートということもあってか全国的に売れるのはとんねるずよりずっと後だ。ごっつをやりだしたぐらいだと思うから、そうなると10年ぐらい後じゃないかな。とんねるずはかなり早い段階から売れていた。その勢いで歌も出していたのだろう。

今お笑い芸人で歌を出す、それも毎年出す人などいない。当時と今とでは景気も音楽業界の状況も違うから単純に比べても意味ないけれど、今から思えば変な話だ。
とんねるずは歌手じゃないけれど人気があったからコンスタントにオリコン上位に入ったりしていた。歌もその、お笑い芸人が歌うようなギャグの歌から「情けねえ」みたいなシリアスな歌まで歌っている。歌のコンサートとかもやっている。

とんねるずの思い出

僕はかなり小さい頃から「みなさんのおかげです」を見ていた。子供だったから仮面ノリダーが好きだった。ただ放送時間帯が遅いことや、暴力振るったり過激なネタが多かったこともあり親に「とんねるずは見るな」と言われていた。確かにとんねるずの番組は小学校に上る前の子供が見るようなものではなく、中高生や若者向けに作られていた。
「生ダラ」に関しては夜10時以降の放送だったため2回ぐらいしか見たことがない。僕は9時に寝ろと言われていた。「ねるとん」に関しては一度も見たことがない。だから僕が幼い頃の記憶にあるとんねるずは「おかげです」しかない。「おかげです」は9時からだったけれど特別に見させてもらっていた。

「おかげです」でやっていたのは仮面ノリダー以外にも流行の映画をパロディーにしたコントや、アイドルを呼んで学園コントをやったりしていた。宮沢りえとか工藤静香がよく出ていたのは覚えている。チェッカーズもよく出ていた気がする。
北の国からのパロディーで象が突撃したりとか、他に素人の人がクイズを答え、すべり台が上がっていき落ちるというコーナーがあった。あの松葉とかリアルタイムで見ていた。他に保毛尾田保毛男とか宜保タカ子とかあったけれどあれはかなり後のほうだったと思う。岸田今日子が保毛尾田保毛男の母親役で出てたなそういえば。

その後「おかげです」が終了し、一時期ラスタとんねるずという番組がやっていた。僕はもう小学生になっていた。ラスタとんねるずは全然毛色の違う番組だったけれど面白かった。僕はK-1ブームの発端がラスタとんねるずにあると思っている。佐竹なんかはもっと前から知っていたが、アンディ・フグやサム・グレコなどはあの番組で初めて知った。

今もやっている「おかげでした」になってからは全然見ていない。塾などで忙しくなったか他の番組を見ていたかゲームしていたかどれかだと思う。番組としてはその後の方が長いんだけど見ていないから、僕にとってとんねるずの思い出というのは、まさに幼き日の印象のまま強く残っている。「みたいな」とかはいまだに使ってしまう。とんねるずは今52歳だそうだ。1985年が30年前ということは、22歳の時は既にスターだったのだ。

1985年から大きく逸れましたが、とんねるずの思い出で今回は終わりたいと思います。