匿名のコメンターたち

おそらく、どのブログにも時々見かける匿名のコメンターたち。匿名というのは、名乗ってはいるけれどトレースできない、facebookやブログ、Twitter等に辿ることのできない匿名という意味です。懐かしい言葉を使うと「捨てハン」(使い捨てハンドルネーム)。

そういう匿名のコメントたちに、時に傷つき、時に励まされ、時には新たな気づきをもたらされたり。最近ではクソリプ、クソ米と話題になっておりますが、僕自身は注目されたり叩かれることもないため、この匿名のコメントが好きだったりします。もちろんはてブやスター、Twitterで言及されるのもうれしい。しかし匿名コメンターによる匿名のコメント、彼らは皆、自分が誰であるかを語ることもなければ、何かを宣伝することもなく、コメントのみで語る。それが実によく読んでくれたことが分かる。一体誰なんだろう?どういう人なんだろう?このブログにも過去から数人の匿名コメンターがいたため、少しだけピックアップしてみたいと思う。

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純粋な質問コメント

僕のブログは専門的な内容ではないため、知識を共有する機会が少ない。大抵は誰でも知っているようなどこにでも書いてあることしか書いていない。だから、純粋な質問が来ることというのはとても少ない。僕の返答はちゃんと彼に届いたのだろうか。

john doe
ご質問させていただきます。
三島の「昭和45年、大学でのティーチ・イン」での発言は具体的にどの
大学でのことで、それはテープなり活字になっているのでしょうか。
不躾ですみません。お教え頂けたら幸いです。 

思わずこぼれ出た嘆き

これは多分嘘じゃないと思う。嘘でこんなコメントをする意味がない。ただ言う機会がなかったのだろう。そして僕の日記というのが、その言う機会に当てはまったのだろう。別に日記に対して何か意見をしなくたって全然いいんです。コメントなんてそんなもの。


会社をクビになった
もう働きたくない 

ただ好意を示す

過去のHTMLインターネットには、キリ番やBBS、足跡帳といった文化があった。むしろそれこそがウェブ上における交流文化の走りであり、今のSNSといったものの礎となった。そういう名残が匿名コメントで垣間見える時もあります。


はじめまして、たまたま流れ着いた者です
読んでてなんというか安心します(笑)(^^)
読者を意識してない自然体なブログの方が好きです(*^^)  

君誰?

親しげにコメントを頂けることもあります。見返すとちょうど2年前頃に、日記を書く度に何度かコメントを頂き「これ誰?」と思っていました。フランクにコメント頂くこと自体喜ばしいことなんだけど、僕の知っている人なのかそうではないのか、気になる!

yk
そうだね。確かアシュトン何とかって俳優。
昨夜チャリの前にゴキブリが飛び出してきて危うく轢くところだった。
奴を見る度に夏が来たんだなぁと思う。

共感する人たち

僕は普段ブログなりを読んだ際に、意見や共感があるとなるべくブコメを残すようにしているんだけど、こういったコメントという形で残して頂ける人もいる。見ただけで分かる「書かずにいられなかった感」がとても嬉しい。

共感できる部分がいーっぱいあって、コメントしました!
特に楽しむとゆうコトに関して。
自分は楽しめない人間なんじゃないかって、考えるコトもあったんで。  

1001
ある部分が、まるで自分の気持ちみたいで 読んでいたら、胸がグッとなりました。

2年ほど前は時折こういうコメントを頂いていたけれど去年は少なく、最近また頂く機会があり、昨日も頂いたために嬉しくなり今日思い返すことになった。実際は批判とかもあるけれど全然気にならなくて。誰か読む人がいるということは、日記を公開している上で非常に重要になってくる部分だったりする。誰も読んでいないならウェブに書く必要はない。手帳に書けばいい。こんなただの個人ブログを読んで頂き、意見頂けるということは、形はどうあれ非常に喜ばしいことだ。これからもまだまだお待ちしております。もしくは「それ俺」っていうのがあれば教えて下さい。もちろんTwitterなどで頂いている匿名ではない意見や交流も楽しんでおります。どうぞお気軽に。