許せない話

僕はあまり人を誘うっていうことをしないんだけど、それは誘うからにはそれなりの責任が伴うと思っているからであり、プランを組んだり段取り整えたりとまあ大変だと思う。僕は前の会社で働いていた時に同僚を海外旅行に誘った時は僕が全部やった。何もかも全て。現地で僕さえいればどうにかなるという状態だった。そんな大それた話ではなくても、食事に誘うにしたって場所と時間と予約とかしないといけないし、それは誘う側がやるべきだと思う。相手が男か女かとかは関係なく、企画立案者は本件の最高責任者であり、誰かに指示をすることはあったとしてもとにかく場所と時間ぐらいは用意すべきだと思う。それは自分が誘って相手が来ているんだから持て成せとまでは言わなくても、都合に付き合ってくれている準備ぐらいしてはいいんじゃないかって気持ちだ。別にそこまでして来てほしくないって思うなら自分から誘わなければいい。僕は大体そうだ。

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本題はここからだ。誘っておきながら本人が来ないやつ、いるよな。お前が言い出したんだろう、というやつ。もうその時点で最高責任者がいないからその会合はお流れだ。それでも開くというのであれば誰かが最高責任者を引き継がなければならない。その気がないなら言うな!!と言いたい。言い出しっぺの重宝人が来ないのは許せないどころではないけれど、最高責任者を引き継ぐ覚悟なしに引き継いだやつ、お前はどうする?

誘っておきながらプランが無いやつ。プランが物足りないとか、全然クソつまらないとかは本人次第だからしょうがない。シャレになる程度の文句しか言わない。用意してないやつ、もうその時点で最高責任者が責務を果たしていないんだからその会合は解散だ。大抵はその場しのぎで急遽プランBが用意される。そういうのに長けたやつが一人ぐらいはいる。そして大体プランを用意していなかった最高責任者は、その急ごしらえのプランBに対して文句を言う。お前だけは言うな。

そこまで許せない話ではないんだけど、最近あった軽い例を挙げていこう。最近と言っても年末ぐらいだけど、以前同居していた人と偶然Bloorストリートで擦れ違った。この人とはfacebook等でもごくたまに連絡を取っており、また飲みに行こうと言われた。僕はキューバに行く予定があったから、年を開けると前半しかトロントにいませんよって話をしていた。連絡するから、と言われていまだに連絡来ていない。もう3月だ。この人は以前にも飲みに行きたいと言われてそれっきりだった。しかも今回に関しては、忙しいし安いから宅飲みでいいだろうって話になり、休日とか平日とかも気にしなくていいからって言われたのにいまだ連絡なし。なんなの一体。何がしたいの?僕が飲みに行きたくて「また飲みに行きましょう」って言ったら、まあその気がなくても100%絶対一回は誘う。自分から言っておきながら連絡もしてこないってなんなんだ一体?いや、これ相手男だよ?男同士の話だよ?別にさ、行きたくないならそれでいいんだけどさ、誘う必要なくね?ていうか誘うならちゃんと誘えよ。せめて誘うつもりだったけど無理になったって断れよ。

これは夏の話。夏にレンタカーを借りて、アルゴンキンパークへ行こうという話が出ていた。来週行こうという話になり「こっちで免許取りましたから」と言う同居人が全部準備してくれるということで話が進んでいた。前日になると、その同居人は「明日食べる分」ということで熱心に弁当なんかを作っていた。で、当日。僕は家に車が来るのを待っていたら「レンタカー屋に行く」ということだった。あれ、取りに行くのか、と思ったら、なんと予約してなかった。レンタカー屋の住所だけ調べてあり、そこまで全員で電車で行くということだ。もうこの時点でダメだと思った。目当てのレンタカー屋まで2駅ほど地下鉄に乗り着きました。開いてません。店に電話します。誰も出ません。中には誰もいません。幸いその辺りにはレンタカー屋がたくさんあったから、ハーツに入って借りようとした。「クレジットカードが無いと借りれないよ」同居人はクレジットカードを持っていなかった。日本に置いてきたそうだ。僕はカードはあるけれど国際免許証がなかった。近くにあったバジェットカーでも同じことを言われた。結局彼はこっちで$200ぐらい払って5年使える免許証を取ったにも関わらず、今に至るまで一度もレンタカーを借りれていない。むかつくを通り越してこいつバカじゃねえの?って思ったけど、そういうことは言わなかった。アルゴンキンパークにも行ってない。ちなみにその元同居人がカナダの銀行へ行ってクレジットカードを作ろうとしたら、バイトだからカードは作れないと言われたそうだ。